貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 122 『トップが変われば会社が変わる』というフレーズ、一度は耳にしたことはあるけど、トップの何が変われば会社が変わるのか?に、疑問を抱いたことってありませんか?part1
私にも血気盛んな若い時がありました。(笑)サロンワーク中、動きの悪いスタッフに、「ちょっと、裏へ来い!」と、控室に呼び出し、コンコンと説教をしていました。同じスタッフを一日に25回裏へ呼び出したギネスを持っています。(笑)当然、スタッフは、私の顔色を見ながら働いていましたので、いつもピリピリしたサロンでした。
そんな私を見兼ねて他業種の先輩から「トップが変わらんと、会社も変わらんぞ!」と、経営者を教育してくれるコンサルタントを紹介してくれました。紹介してくれたコンサルタントは、風貌はイケていないし、美容業界のことは全く知らない方でした。なのに、月に2回、月額20万+交通費、名古屋からグリーン車に乗って来られるので、トータル25万毎月かかりました。私にとっても、会社にとっても大金でした。
1回4時間の面談でした。最初の1時間は私の話をじっくり聞いてくださいました。私は、スタッフの動きの悪さでストレスが溜まっていたせいか、スタッフを一人づつ、そのデキの悪さを一生懸命伝えていました。1時間ほど経過すると、コンサルタントの方から、「スッキリされましたか?」と言われ、「はっ!」と我に返っていました。(笑)
また半月たち、同じように溜まっていたストレスを吐き出すかのようにスタッフのデキの悪さを訴えると、1時間経過してまた「スッキリされましたか?」と言われ、また「はっ!」と我に返っていました。
このやり取りが何回も続きました。しかしコンサルタントの方からは、何の指示もありません。疑問に思い出した頃、コンサルタントの方からある日「解決したいですか?」と質問されました。私は心の中で『何で?!』『解決したいから訴えているのに‥』と少し腹が立ちました。
心の声がコンサルタントに聞こえていたのか、こう私に言われました。『本当に解決したいのであれば、「動きの悪いスタッフがいるのですが、私はどう動けばそのスタッフの動きが良くなりますか?」という質問の仕方をしないのですか??』と‥貴方の話は、いつも「スタッフが悪い!」と訴えているだけで、自分ではなくスタッフに変わって欲しいと思っていませんか?』
図星でした。自分が悪いだなんて、これっぽっちも思っていませんでした。そのコンサルタントから、『因我精神』を教わりました。原因は全て我にあると‥。
伸びる会社は、何か問題や課題ができると、社員のせいにせず、
『教育』の問題
『仕組み』の問題
『トップの人望』の問題
この3つのどれかの問題として捉えていると教わりました。
つまり、大きくなる会社は、全て『会社の問題』か、『トップの人望』の問題‥という捉え方をするので、どんどん会社も成長していくと教えて頂きました。
つまり、トップの何が変わらなければならないのか?は、トップが『因我精神』を持つことだと教えて頂きました。
具体的な動き方については、part2でお伝えさせて頂きますね。
お楽しみに‥