貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 194 チーム制が生かされない問題 第4弾(大型店の問題点)チーム制のデメリットをメリットに‥!?
チーム制のメリットのお話を3回に分けてお伝えさせて頂きました。メリットばかりお伝えしましたが、良いことばかりではありませんよね?チーム制のデメリットもありますので、その対処法も含めて、ご紹介したいと思います。
チーム制を上手に布けば、忙しければ忙しいほど、その効力を発揮致します。
アシスタントの動きが良くなったり、チームでセット面を固定化して効率よく作業ができたり、予約が取りやすくなったり、手の空いているスタイリストがフル稼働できたり、旬なお勧めスタイルをチームで共有できたり‥
ところが、チーム制のデメリットとして、全チームに満遍なく予約が入ればいいのですが、日によっては、忙しいチームと暇なチームに分かれることがあります。その際、チーム間同士の連携が悪いと、生産性が上がらないケースも出て参ります。
忙しいからといって、他のチームのアシスタントを勝手にヘルプ要員として使ったら、チームとチームの間に亀裂が入ることもあります。
また、アシスタントから、『別のチームに配属されたい‥』みたいなチーム内でのいざこざも、場合によっては出て参ります。
そんなことにならないための対策として、先ずはチームリーダーの人選の優先項目を間違えないようにする必要があります。
得てして、売上の多いスタイリストをチームリーダーに抜擢しがちだと思いますが、優先順位からすれば、売上を一番にするのは慎重にされる必要があります。
人選の優先度の一番は、『部下からの人望』だと思います。部下から慕われていて、なおかつ美容師としても部下から尊敬されてる人です。
例え売上が多くても、部下からの人望に欠けているのであれば、チームリーダーに抜擢するのは極力避けられた方がいいと思います。
基本的に、人望のある人がチームリーダーをすると、チームとチームの関係性が悪くなることは、ほとんどありません。
あとは、チーム間同士のアシスタントの貸し借りのルールを明確にされるといいと思います。
具体的には、勝手に他のチームのアシスタントを使うのは禁止にして、ヘルプ要員が欲しければ、借りたいチームのチームリーダーに許可をもらってから‥にされるといいと思います。
別のやり方ですが、朝の予約の段階で、チームリーダー間のミニミーティングを行います。
お互いのチームの予約状況を確認したうえで、手の空いているチームから、忙しいチームに、スタッフを派遣する段取りをしていきます。
その際、
アシスタントAが何時から何時まで○○チームに‥
アシスタントBが何時から何時まで○○チームに‥
スタイリストCが何時から何時まで○○チームに‥
と、派遣の段取りを朝の段階でしておけば、スムーズに効率よく稼働できると思います。
あとは臨機応変に、チームリーダー同士が上手に連携できれば、限りなくチーム制のメリットが生かされ、生産性も上がると思います。
如何でしょう?
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