貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol245 男性スタッフ、女性スタッフ、どちらが多いですか?それぞれの良さを経営に活かすには?
美容室を経営されている皆さんの会社では、女性スタッフ、男性スタッフ、どちらが多いでしょうか?女性ばかりのスタッフで成功されているヘアサロンもあれば、男性ばかりのスタッフで成功されているヘアサロンもおありだと思います。
女性スタッフは女性スタッフの良いところがあれば、男性スタッフは男性スタッフの良いところがございますよね。
逆に、女性スタッフならではの問題、男性スタッフならではの問題で悩んだ経験もおありかも知れませんね。
私は、美容室を経営して30年以上になりますが、不思議なことに、男女比率はいつの時代もだいたい半々ぐらいでした。
ですので、男性スタッフ、女性スタッフのどちらの良い点も、どちらの問題点も、多く経験させてもらいました。
私の感じた女性スタッフの良い点ですが、
やはり一番は、女性特有の細やかな接客や気遣いができることだと思います。
美容室は、女性のお客様が多い職種ですので、男性スタッフでは気づきにくい女性の心理を理解して対応できることだと思います。女性スタイリスト希望のお客様が一定数いらっしゃるのは、そのせいだと思いますね。
ですので、接客や接遇等の教育指導者は、女性スタッフの中から抜擢されることをお勧め致します。
また、店長等の幹部ですが、男性ばかりではなく、女性の幹部が混じれば、女性スタッフの仕事の価値観を理解できる会社へと成長できると思います。
特に私のような男性経営者は、女性スタッフの気持ちに疎いので、女性の働き方やキャリアプラン等には遅れがちでしたが、女性の幹部が増えますと、女性の定着率も変わるのだろうと思います。
逆に、女性に多い問題点ですが、女性特有の感情に、チームの輪が乱されることですかね。男性では理解できない感情の起伏に悩まされることがありました。女性スタッフばかりの美容室では、微妙な人間関係でサロンの空気が左右されやすいのだろうと思います。
その点、男性スタッフが適度にいると、女性スタッフと女性スタッフの間の緩和剤や潤滑油的な役割をしてくれていることがあります。男性の鈍感力が功を奏し、良い効果を生み出すこともあります。
男性スタッフは、人にもよりますが、美容師という仕事に対して前向きな方が多いので、そういう方がリーダーをすれば、みんなが感化され、チームに活気をもたらすことがあります。また、一生の職業だと腹をくくっている方だと、時間とエネルギーを会社に捧げてくれる方もいますよね。ありがたいですよね。
一方男性美容師の問題点ですが、
女性のお客様から敬遠される男性のタイプがいくつかあります。いくら技術が上手くても生理的に嫌われる男性のタイプです。
体育会系の『ゴツ男』(ガサツな美容師)
はっきりしない『モジ男』(ナヨナヨした美容師)
空気が読めない『チャラ男』(チャラチャラした軽い美容師)
この3タイプの美容師を売れる美容師に育てるのは、本当に大変で、時間とエネルギーが要りますよね。
男性美容師、女性美容師の良い点と問題点をいくつかご紹介いたしましたが、あくまでも私の主観ですので、当てはまらないスタッフも多いと思いますが、男性、女性の良いところを活かした経営をされるとよろしいかと思います。