貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 220 サロンが何となく『ゆる~い』感じなっていて、締まりがないことが気になるリーダー必読!
経営者から見て、何となくサロンの上下関係がなーなーになっていたり、何となくゆる~い感が出ていたり、何となくスタッフ同士の私語が目立っていたり、締まりのない職場に感じたときに、一番に気になるのが、店長の普段の動きではないでしょうか?店長によって、サロンの雰囲気は変わりますよね。
優しいのは良いけれど、𠮟るべきときに叱ることのできない店長って、経営者から見て、何か物足りなさを感じますよね。若い時の私でしたら、「たるんどるぞ!」と一喝して、空気を凍りつかせていたかも知れませんね。昭和の経営者の代表みたいですね。(笑)
下手に叱ると、ピリピリした空気になりますし、放っておくとぬる~いサロンになりそうですし、難しいですよね。
ベストは、楽しい雰囲気を壊さないままで、適度な規律のあるチームを作りたいですよね。
簡単そうで意外と難しいですよね。一番ベストなやり方かどうかは分かりませんが、対処法をご紹介いたします。
ゆる~く感じる時って、お客様が少ない日で、落ち着いているときに起こることが多いと思いませんか?
暇で、時間を弄んでいるスタッフに起こる現象だと思います。まさか、忙しい時には起こらないと思いますが…(笑)
ですので、お客様が少なく暇なときに、スタッフまで暇にさせないようにさえすれば、ゆる~い空気感は減ってくると思います。
かと言って、暇になる度に、先輩上司が「何かすることないの?」と叱責してしまったのでは、楽しい雰囲気は壊れてしまいますよね。
ですので、暇になってからやることを探すのではなく、暇になる前に、暇な時に何をするのか?を綿密に打合せして決めておかれるといいと思います。手が空くタイムごとにやるべきことを決めていきます。
30分手が空いたら…何をするのか?
1時間手が空いたら…何をするのか?
2時間手が空いたら…何をすきとんと
3時間手が空いたら…何をするのか?
……
を綿密にリストアップしておきます。
私どもはこれを『暇なときリスト』と呼んでいます。
例えば、暇なときリストに、2時間手が空いたら…『換気扇の掃除をする』と決めておけば、普段なかなかできない掃除もできるようになりますよね。
また、暇なときリストをきちんと稼働させるコツとして、朝礼の段階で、その日の予約状況が分かっていますので、長い時間手が空いているスタッフは、朝礼時に宣告してもらいます。
『今日、○○時~○○時の2時間手が空きますので、カルテの整理をします!』と宣言し、ホワイトボードの時間軸に記入する仕組みを作っておけば、うまく稼働すると思います。
ここで気をつけたいことは、暇なときに、きとんと動けたスタッフを終礼か、次の日の朝礼で褒めてあげ、業務内容によっては「ありがとう!」の言葉をかけてあげることによって、暇なときにも、きとんと仕事をする風土が出来上がってくると思います。
それによって、ぬる~いダルダルの雰囲気は払しょくされると思います。
お試しください。