貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 177 言ったらやるけど、言わないとやらない幹部の問題(大型店のお悩みシリーズ)指示待ち店長に育つのは、上司が原因?!第1弾
言われたことはやるけど、言わないとやらない幹部‥。ここでの『言わないとやらない』は、『ズボラ』な店長のことではなく、『指示待ち』店長のことです。上から指示を出さない限りは、じっと指示を待っている店長のことですね。
若い頃の私は、心の中で、『何で自分で考えて動かないんだろう?』と、いつも業を煮やしていました。(笑)あまりにも指示待ちが酷いので、先輩に相談したことすらあります。
私「うちの店長たち、いつも指示を待っていて、自分で考えようとしないんです‥どうしたらいいですか?」
先輩「店長が指示待ちに育つのは、お前が口出しをし過ぎてるんじゃない?」
私「えっ?!放っておくと動かなかないし、考えてきたと思ったら大した案ではないから、ついつい口出ししてしまいます‥」
先輩「それが原因じゃない?」(笑)
先輩から言わせると、『店長が指示待ちに育つのは、店長ではなく、上司に原因がある』とのことでした。
自分で考えて行動しないのは、普段から自分で考えて判断をさせていないから‥だということです。
昔は、店長からいつもこういう連絡が入っていました。
「社長、この件ですが、どうしましょう?」
「社長、こんな問題がおきているんですが、どうしましょう?」
昔の私は、「こうしておいてくれ!」と、間髪入れずに即答していました。その積み重ねが、自分で判断できない店長を育てていたことに、全く気づきませんでした。では、どうすればいいのか?と言いますと、
先ずは、店長からの質問を質問で返すことをお勧めいたします。
店長から質問があれば、すかさず「自分ならどうする?」と質問を質問で返していきます。
店長「社長、この件ですが、どうしましょう?」
上司「自分ならどうする?」
店長「うーん、私ならこう対処します」
上司「では、そうしておいてくれ!」
このやり取りを意識して続けていくと、店長に変化が出てきます。あらかじめ考えてから質問してくるようになります。最終的には下記のこういう質問の仕方になればベストです。
「社長、この件ですが、私的にはこうするのがよいと思うのですが、如何でしょう?」
こういう状態に育てるためには、幹部に対する3つの口癖をご紹介します。
「君ならどうする?」
「やり方は任せるよ!」
「責任は俺が取るから‥」
お試しください。
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