貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 230 美容室の店長のお給料って、どのように決まられていますか?

 美容室の店長のお給料ってどのように決められていますか?『店長手当』という形で支給されているところが多いですよね。たまに、年俸制とかにされているところもありますが、どちらにしても、一般社員よりは、多めに支給されていますよね。
 一般社員より多めに支給する…ということは、一般社員とは違う仕事をしてもらう…ということですよね?
 例えば、店長手当が三万円だとしますと、三万円分の一般社員とは違く店長の仕事をして頂かないといけませんよね?
 ところが、店長の仕事が明確になっていないままに、店長に抜擢し、店長手当を支給されているサロンを見かけることがあります。

 昔、私の会社もそのような時期がありました。その結果、店長に抜擢したのはいいのですが、実際には店長としての動きができていないことが多々ありました。
 店長に就任したばかりの時は、モチベーションも高く、店長としての自覚も芽生えてはいましたが、一美容師としての努力止まりで、本来の店長の仕事は、ほとんどできていないかったように思います。
 私自身、店長に対するストレスを感じていたのを今でも覚えております。
 ただし、こうなるのは当たり前ですよね。抜擢された店長が悪いわけではありませんよね。
 私自身が店長の仕事を明確にしていないままに店長手当を支給していたからですよね。
 動きの悪い店長が悪いのではなく、経営者である私の問題ですよね。
  遡ってよくよく考えてみますと、店長に抜擢した時から順序が間違っていたと思います。

当時は?
店長に抜擢→②店長手当を支給→③店長の仕事が曖昧

お勧めは?
店長の仕事(ゴール)と報酬が明確→②適任者を抜擢→③成果に応じた報酬を支給

 店長抜擢の順序が、後者のお勧めの方で進めていくと、『店長の仕事ゴール』と『仕事の報酬』が明確な状態でスタートしますので、仕事の大きさによって報酬の大きさを決めることが可能になります。

 私の会社の店長の一番の仕事は、『部下を育ててサロンを伸ばすこと』としております。
 ですので、部下を育てるための育成目標(店長の仕事のゴール)と育成手当と達成報酬が明確になっています。
 その他、『管理職としての業務』も明確にして、店長は、何々管理する項目があるのか?を明確にして、その対価報酬を支給されるといいと思います。

 店長手当の中身を明確にすることによって、店長が本来の店長らしい動きをするようになるのだろうと思います。
 如何でしょうか?


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