貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol 180 店長の感情の起伏が激しくて、スタッフが疲弊して辞めてしまう問題(大型店のお悩みシリーズ)第1弾
店長の感情の起伏が激しいと、そのお店で働くスタッフは、いつも店長の顔色を伺いながら仕事をする‥という状態になりますよね。朝の営業前、スタッフ間の会話で、「今日の店長、やばそう!機嫌悪そう~」スタッフ間で店長の機嫌のチェックから入るサロンは、危険信号ですよね。
そこで働くスタッフは、店長の顔色を伺いながら仕事をして、楽しいはずがありませんよね。この状態で店長から理不尽な叱られ方をすると、最悪の場合、退社することになりまかねないですよね。スタッフが辞めてしまう‥という切実な問題に悩まされる経営者も少なくないと思います。
ところが、不思議ですが、多くのスタッフが辞めていっても、とうの店長本人は、『自分が原因で辞めている‥という認識がない』人もいます。「やる気が無く続かないスタッフ‥」という見方をしている人を多く見かけます。
『 そもそも、店長には向いていなかった‥』と、あとから嘆いても、代わりの店長もいなく、もしいたとしても、降格させた店長を部下として迎い入れるには、最初から荷が重すぎますよね。一見、手の打ちようもなく、そこで働くスタッフのフォローに入るしかないですよね。
この状態を根本的に解決する方法は、二つのどちらかですよね。
感情をコントロールできる店長に育てるか?もしくは、店長を降りてもらうか?のどちらかですよね。
一番ダメなのは、この状態を放置して、黙認することですよね。
どちらの方法をとったとしても、このことがきっかけで、店長本人が辞めてしまう可能性はあります。一番痛いところをつかれるわけですから‥。 最悪、辞めてしまうことを覚悟のうえで対処する必要があります。今まで黙認し続けて、退職者を増やし続けたことを考えると、会社のことより、スタッフを第一に考えるなら決断するべき案件だと思いますね。
早かれ遅かれ、スタッフが疲弊している事実を伝える必要がありますよね。伝えた時点で、部下を逆恨みしてしまい、スタッフへの風当たりが強くなる可能性もありますので、慎重かつ、毅然とした態度で伝えないといけませんよね。
真実を伝えた直後に、店長の心の中を聞いてみます。
「正直、どう思った?」「ショックだった?」「腹が立ってる?」「スタッフに悪いと思ってる?」「そんな自分を直したいと思ってる?」
心の中を確認した後で、『事実を受け入れて改めようと努力するのか?』それとも『店長を降りるのか?』のどちらを選択するのか?を聞いていきます。
事実を受け入れて、改める努力をしていきたいのであれば、そうなれるように全面的に協力とサポートをしていくことを約束していきます。
この問題を根本的に解決するための第一歩は、店長本人が素直に事実を受け入れて、そんな自分を変えていきたい‥と思ってもらう状態を作ることです。
そこが解決の出発点だと思います。
具体的な対処法は、第2弾でお伝えさせて頂きますね。