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放課後等デイサービスでの英語レッスン


今日は徳島県にある放課後等デイサービス(以下「放デイ」)ギフテッドにお邪魔させていただいた。

発達障がいのある子どもたちとたくさん遊んで話して、彼ら自身のこと、勉強面の現実と課題について知りたかったのだ。

さて、15時を過ぎると子どもたちがパラパラと放デイにやってくる。トランプ、サッカー、国語の宿題などを一緒にやってみた。うんうん、いい感じ。ちゃんと集中できているし頑張ってるな〜!サッカーでは熱くなり過ぎでしょ!笑

一番熱くなってるのはここにおるおばさんやけどな!笑

そしてこのおばさんはついに、英語を教える機会に恵まれた。中学一年生のAくんだ。Aくんは知的には5歳だということで、はてさて、おばさんに何ができるかしら・・・。

Aくんが英語の勉強をしている。ふむふむ。頑張ってシャーペンを走らせているな。あ、止まった。一生懸命考えている・・・。

おばさんはAくんの横に椅子を置き、隣に座って見守ることにした。おお、なるほどね〜。これはすごい。基本的な主語・述語・目的語の順番がわかってる。語彙もそこそこ頭に入ってる。あ、水族館って単語がわかんないんだな。5年生で出てくる単語だけど、英語から離れたら大人だってわからないよなぁ。笑

知的に弱い部分があるのにここまでくるなんてきっと相当努力したんだろう。めっちゃ頑張り屋さんなんやろな。

Aくんは、基本的な部分、例えばTheyとWeの違いや、This、That、Thereの使い分けを混同しているみたい。多分これでは今はテストの点数は良くないやろなぁ。

でも!!です。

彼の中で英語の知識がバラバラに存在している状態でうまく繋げられないし、しかもそれぞれのピースの中でも理解できてないものがあって、混乱の原因になっているよう。これを丁寧に整理整頓してあげる指導が必要だ。後はある程度の反復が必要そうだな(これは実際やってみての要確認)。そうすればきっと彼の英語力は飛躍的に伸びるはず。その環境があればきっと攻略できる。キラキラ光る原石を彼の中に見つけた気持ちだ。

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(彼が取り組んでいる問題に「I」と「You」が出てくる文章があり、それを1語で言い換えなさいというのが問題であった。回答となるTheyやweを間違えていた)

私:「I」と「You」だと登場人物は何人いる?

Aくん:二人

私:二人より多くって、自分がその中におったらWeやで。自分がおらんかったらTheyっていうねん。

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私:(思いっきり両手を伸ばして)手を広げるやん?それで、触れるものは「This」やねん。触られへんくらい遠いやつは「That」っていうねん。

Aくん:そうなんや〜!

(Aくんの帰る時間が迫っていて、私も若干焦ってしまい、落ち着いて教えてあげられなかった。もっとちゃんと向き合いたかったのだけど・・・残念!)

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彼は明日、クラスメートの前でスピーチを行うらしい。それが不安でたまらないということだったので、一緒にスピーチを考えた。すると、英語の発音が完全に日本語発音だったので、そこにもお宝発見。かっこいい英語の発音ができたら嬉しいんじゃないかな〜!

学校の英語授業時間に、外人の先生と対話する時間があったらしい。教科書に書いてあることをそのまま言うだけなのだけれど、それがうまくいったと喜んでいた。そうなの!そこやねん〜!!一番大事なのは!!できた時の嬉しい気持ち✨✨✨

彼は英語ができたら嬉しいんだ。学校で勉強ができることは彼には喜びで、自信の種になる可能性が大きいんだな。

彼は普段、どれくらい学校の授業をキャッチアップできているんだろう。

テストはどこをどう間違えたのかな?

親御さんのサポートはどんな感じなのかな?

彼に寄り添ったマンツーマンで英語レッスンをしてあげたい。きっと彼の力になれるし、もしかすると英語で仕事ができる、または仕事の足りない部分を英語力でカバーできるくらいになる可能性もある。

英語パワーが子供達を手助けしてくれるはず。食い扶持を稼ぐのも、それにつながると考える親が多い受験も。

問題は費用だ。マンツーマンだとそれなりにお金をかけてもらうことになるし、そうしないと私も食ってけないし、何より多くの子どもたちに関わるには企業の血であるお金が回っていく必要がある。その辺りは私の中で葛藤もあるし、このマンツーマンレッスンを受けたいと思ってもらってもその費用の捻出が苦しい家庭もあるだろう。

でも、できるところから始めるしかない。私はこれで子供達の力になる。

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