地域包括ケアが目に見えない
はじめまして。
私は都内の総合病院で働く1年目看護師です。
今年の2月に看護師と保健師の国家試験に見事ダブル合格して、晴れて笑顔で大学卒業!
(ちなみに在学中は「私たちKAT‐TUNだから卍 テストも国試もギリギリで生きてる卍」
と言っていたほど底辺にいた時期もあったので4年で無事に卒業できてほんとに良かった)
そして晴れて4月からあこがれの看護師!キラキラライフ!
というはずだったけど、、、
働き始めてから4か月目に入った今、モヤモヤが止まらない。
なぜかというと、やりたいことをやれている感覚がないからだと思う。
私は大学時に看護師免許と同時に保健師免許を取得した。地域で住民の人生が輝くように行政で支える保健師の仕事にはとてもワクワクした。
大学二年までの私は看護学部での勉強にハマることができず自分の余暇を犠牲にして学ぶ意味を見出せなかった。しかし、大学3年次から保健師の授業を受けるようになってからは、自分の中でやりたいこととやるべきことが一致してきた感覚があった。気づけば夢中になって保健所や保健センターのインターンシップにエントリーしている自分がいた。募集のかかっていない地元の保健センターに駄目元でインターン希望の交渉をして、学校の友達や教授からも生き生きしてるね!って声をかけてもらうことも多かった。
それくらい地域が面白かった。
だから、就活のときに「自分にとっての正解は何か?」すごく悩んだ。
ストレートで保健師になるか、病棟看護師を経験してから保健師になるか。
保健師課程は選抜制なので、まわりの学部の友達は看護師になる人が大多数だ。半ば流されるように焦って私も病院の採用試験を受けた。なるべく地域との関わりが深そうな「地域包括ケアの実現」を掲げている病院を選んだ。それに、自分にとって、ストレートで保健師になる人よりも、病棟で命の重さを目の当たりにした人の方が説得力のある人間に感じられたから。
私は新卒で循環器病棟の看護師になった。
超高齢化社会や異常気象という社会背景も後押しして、私の病院は想像以上に忙しい。循環器疾患は生活習慣と深く関わっているから、患者の身体だけでなく生活を見ることができると思っていた。しかし、病棟では忙しくて十分に見ることなんてできない。(もちろん私がまだ未熟と言うのもその理由の一つであるが。)
患者に退院指導はする。でも、その時間は数分。その数分で彼らの生活を変えることができるのか?あまりにも限られた時間だと思った。彼らは既に病に侵されている。彼らにとっての目標は「これ以上悪くならないように」という現状維持だ。そのためには食生活など毎日の積み重ねが必要である。病院ではベッドにいれば管理栄養士によって調理された塩分制限食が運ばれてくる。しかし、退院したらそうはいかない。
入院中に栄養集団指導でグループダイナミクスを発揮、、、それもいい。すごくいいと思う。でも退院したら毎日健康のために頑張らなければならないその人たちを誰が支えるの???一生病と向き合っていかなければならない彼らを誰が応援するの????????病棟で「あれ?この間退院した〇〇さんですよね??」って言って入退院を繰り返す人を迎えるの違くない?????それ患者も看護師にとってもしんどいことじゃない??????地域包括ケアどこいった?????ってか病棟の看護師はやっぱり退院出してその人の支援終わり???切れ目のない支援こそが地域包括ケアなんじゃなかったけ??いやいや完全に病院と地域切れてない???やっぱり予防が大事だ~~~~~~~!?
というモヤモヤが止まらない。もっと長い時間を通してその人に関わりたい。その人生を長い目で見て支えたい。健康を支える人生の伴走者になりたい。
けど、どうしたらいいのか分からない!!!!!(笑)
保健師に転職すればいいか?でも自分のやりたい支援が明確でないうちに地域診断もせずにいきなりその世界に飛び込むのはいくらなんでもリスキーじゃない?
だから、このnoteを通して思考を言語化して整理できたらいいなあと。私は大学生のころからTwitterやネットで自分の興味と世界を広げてきたといっても過言じゃないくらいネットで情報収集する癖がある。最近ツイッターで面白そうな活動している人たちを見かける。ワクワクする。自分のワクワクすることって、きっとそれは自分のやりたいことだと思う。
ってことで、自分がワクワクする活動と記事を紹介するnote(勝手に)始めめま~す!!
創作意欲になります。!