見出し画像

初めて「他者にもWebライターを勧めたい」と感じた

去年の今頃、まさか本を出版することになるとは思っていませんでした。

1年前というと、ちょうど新型コロナウイルス感染症の専門家会議が、3つの条件(密閉・密集・密接)の重なりを避けるよう呼びかけ始めたころでしょうか。

健康面への懸念はもちろん、多くの人が「仕事がなくなるかも」と不安を抱くこととなった時期です。

初めて「他者にもWebライターを勧めたい」と感じた

私も一時的に収入が前年同月比70%減となり、大きな不安を覚えました。

(会社設立したばかりなのに……!)

ただ、これは一時の杞憂に終わりました。

パンデミックを受け、予算縮小を迫られた企業との取引は減りましたが、ポストコロナ(コロナにより変革した後の社会)に向けて、自社のWeb集客を強化しようと試みる企業の依頼相談が増えたからです。

契約から報酬支払までリモートで完結し、どんな場所、業種の企業とも取引できる〝Webライター〟が本業だったからこそ、翌々月には売上が元通りになりました。

このとき「Webで稼げることの強さ」を体感しました。

その実体験から、本日販売となる『「文章起業」で月100万円稼ぐ!』の前身となる電子書籍『文章だけで月100万円稼ぐ方法』が生まれることに。

● コロナに不安を感じる人の「収入源を増やす」をサポートしたい
● Web領域の仕事を「私でも挑戦できそうだ」と感じてもらいたい
● 無資格・未経験から、手堅くキャリアを積み上げていただきたい

昔から、私は「Webライターはノリと勢いで目指す職業ではない」と言ってきました。

文才や資格は要りませんが、基礎能力を身につけるまでに根気が必要だからです。挑戦することは簡単でも、稼ぎ続けることを簡単だと思ったことはありません。

ただ、此度のパンデミックは「どんな職業であっても稼ぎ続けられる保証はない」と証明してしまいました。

そして、思ったのです。

稼ぎ続けることが簡単ではないのは、Webライターに限ったことではなかったのだと。

なら、収入源を増やすためにWebライターに挑戦してみてはどうか......と勧めつつ、挑戦者のスタートダッシュを支援するような教本を用意できればと、心変わりがありました。

Webライター挫折経験

書籍の形とするなら、ざっと7~8万字の原稿が必要です。

正直、本業であるWebライターの仕事量を調整し、どのくらい買われるのか分からない書籍の原稿制作に「モチベーションが続かない」と感じたこともありました。

しかし、コロナに不安を感じる人の助けになりたいという思いと同時に、もう一つ書籍制作の燃料となる動機があったのです。

過去、私は「本業の収入が少ない」という理由から、本業と並行して副業Webライターとして活動を始めたのですが......

一度目、二度目の挑戦では月に数百~数千円ほどの収入しか得られませんでした。

軌道に乗った三度目の理由は書籍に解説を譲りますが、苦い思い出です。

その経験から、今後「Webライターに挑戦してみたら?」と勧めるのなら、勧めた相手にはできる限り順当に活動を軌道に乗せてほしい、という想いがありました。

結果が出るまでの道筋を広く公開し、挑戦したけど結果が出ずに挫折する人が、少しでも減れば良いなと思ったのです。

挫折するまえの自分に読ませたかった、Webライターの攻略本を作ろう

この志を燃料として、電子書籍を完成させました。

もっと広く知らせたい

電子書籍は3ヶ月のうちに6,000部相当がダウンロードされており、個人的には予想以上、大満足の結果です。

その後、複数の出版社様から「紙書籍化させていただけませんか」と問合せをいただいていたものの、以下をデメリットに感じるため渋っていました。

● 紙書籍販売にともない電子書籍の価格が上がる
● 原稿内容の添削・調整は出版社側の判断となる
● 場合によっては、電子書籍版が消える......等々

電子書籍単体であれば、著者である自身が好きな価格に設定できますが、紙書籍を販売するなら釣り合いをとるために価格をすり合わせなければなりません。

また、ライターである手前、自分の名前で公表される文章にはこだわりがありますから、原稿の添削・調整を編集者さんにお任せすることに不安がありました。

もちろん、編集者さんの文章力に疑いはありませんが、好みの文体や狙った言い回しというものがあります。

そんなこんなで葛藤があったものの、電子書籍の読者さんより「紙もあると良かった」という感想をいただいたり「紙だとさらに広まったのでは」という意見をいただいたりしたため、紙書籍化に踏み切りました。

いざ紙書籍化のプロジェクトが始まると、ワクワクしている自分がいました。

6,000人に届いた電子書籍を越え、より多くのまだ見知らぬ方々へ新たなキッカケを与えられるかも......

そう思うと、心が躍りました。



画像1

大和出版様と幾度ものやり取りを交わし、ようやっと〝紙書籍〟として生まれ変わった自著を見て、感慨深く思います。

電子書籍を手に取ってくださり、紙書籍化へ一歩踏み出すことへ勇気を与えてくださった読者の皆々様、ありがとうございました。この場をお借りして感謝申し上げます。

追伸

もしよろしければ、身近にいる副業を探している方へ「こんな本あるよ」とご紹介いただけますと幸いです。

なお、初版には数箇所の誤植がありますので、以下に正誤表を作成しております。

判読が必要となるほどの誤植は確認できておりませんが、もしも不自然な箇所がありましたらご一報いただけますと幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?