AgilePBL祭り2024に参加したよ
こんばんは.ふじえもんです.
AgilePBL祭り2024に参加してきたので喋ったことや感想をつらつらと書きます.
去年も参加しました.会場は名古屋でしたね.名古屋飯美味しかった
去年は,AgileMiniCampでのチーム開発中のコミュニケーション関係の課題が起きて,それに対する工夫や試したことについて話しました.
登壇資料はこちらから.字幕がついています.
学生としてRSGT2024に参加して得られた学び
タイトルの通り,学生としてRSGT2024に参加して得られた学びについて3人で話しました!
タイトルは,RSGT2024と限定していますが,去年のRSGT2023での体験も含んでいます.
登壇資料はこちらから.字幕をつけています.
詳しくはスライドをみていただけるといいのですが,自分にとっては,縁や学びが多く得られました.
RSGT2024のページも貼っときます.
AgilePBL祭りに参加された方,とくに学生は参加してみるとめちゃくちゃたくさんの人と会える,いろんな話を聞ける,お弁当,コーヒーが美味しいのでオススメです.
一緒に行く人がいなくて心細かったら声かけてください.一緒にいきましょー
縁
「えん」とも「えにし」とも読みます.
人とのつながりですね.
RSGT2023では,縁があったからこそ始まった取り組みや参加したイベントがありました.
ORSC®や野良研究,スクフェスがそうです.
ORSC®はOrganization Relationship System Coachingの略で,組織と関係性のためのシステムコーチングです.詳細は後日書けたら書こうかなと思っています.
野良研究
野良研究は,ちえみ先生との研究のことです.
野良と呼んでいるのは,特別研究,いわゆる卒業研究は別のテーマで取り組んでいたからです.
「ろう・難聴者と聴者のグループ対話における理解度・参加度の高いコミュニケーションストラテジー」というタイトルでAAC-2023-23で話しました.
アブストは,下記の通りです.
詳細はこちらに書いたのでもしご興味があれば読んでください.
簡単に言うと,
Q.ろう・難聴者(聴覚障害者)と聴者で構成されたチームでの開発中のコミュニケーションってどうすればいいの?
A.セルフアドボカシーとコミュニケーションアグリーメントを最初にやろう!
セルフアドボカシーは,自分の障害やこうしてほしいということを話すことです.
コミュニケーションアグリーメントは,ワーキングアグリーメントと同様,その作業,今回はコミュニケーション,でどう進めるか,発信と受信をどうしようか話し合い同意を得る行為です.
そして,これはなにも聴覚障害があるなしにかかわらず大事なことだろうとは思っていて,音声中心のコミュニケーションが多い社会だからこそ,「ほんとうに音声だけでコミュニケーションとればいいんですか?それで互いに伝えられていますか?伝わっていますか?」と考えるべきではないでしょうか.
スクフェス福岡 | Scrum Fest Fukuoka | 2023
今年のスクフェス福岡は,先週開催されました.
参加,登壇したのは去年です.
こちらも,RSGTで話したことをベースに,後半は参加者との会話して,登壇後の行動,試行を探って,その場で〆のスライドを作りました.
参加したきっかけは,たしか「スクフェスというものがあって,直近のイベントは福岡でやるよ!」という案内をいただいて,その場のノリでプロポーザルを書いた覚えがあります.
こちらは,オンラインで話しました.
登壇資料です.
最後の方のスライド2枚はこちらです.p36,37
ここでワーキングアグリーメントが出てきていますが,これは先述の野良研究で試したことです.
自分たちのチームは全員が聴覚障害があって,聞こえ方も様々でコミュニケーションでどうするかがチーム開発する上で大きな存在でした.
自分たちに焦点を当てて課題解決してきましたが,たぶんコミュニケーションの問題って聴こえに依らず起きる問題なんだろうなあと思います.
発信,受信,心理的安全性,HRTとか様々なキーワードが出てくるなかで,互いに考えたことを伝えられるような発言環境をつくることをずっと考えるようになりました.
AgilePBL祭り2024での登壇
こちらは,RSGT2024で得た縁からでした.
学生として参加されていたはるかさんがこんなつぶやきをしていて,自分も似たようなことをnoteを書きながら思っていたのでリプを送ってみたのがきかっけです.
そして,いつも一緒に話しているはやとにも声をかけて3人で話すことに.
その後,とんとん拍子でMTG日程など決まり一回のMTGで1時間,計5時間かけてスライド作成まで進みました.
サクッと物事が進むメンバーで本当にありがたかったです.ありがとうございます.
こうした学生同士の交流,そして登壇など何かしらの行動に繋げられたのもRSGTという場があってこそです.もちろん今回のAgilePBL祭りもそうです.
こんな素敵な場を用意してくださる運営の方々も素敵で尊敬してます.本当にありがとうございます!
学び
書こうと思えば書ききれないぐらいたくさんあって,参加する度にnote記事にちまちまと残していますが,
なにより学生としての立場で最も言いたいのは,
「学びは学内だけじゃなくて学外にもあるんだぞ!」
という学びです.
大学で学んだことを何分か,何十分かの登壇としてアウトプットするのもそうだし,人に会いにいって話すこと,人脈やつながりをつくっていくこと,セッションを見に行くことなど様々な形で学びを得ることができます.
RSGTやスクフェス,AgilePBL祭りがほかの開発イベントと違うのは,Agileやスクラムに関すること,PBL型講義に関することの話を熱く聞けることです.
Agileやスクラムに関する講義を受けて,なにか気になったこと,もっと知りたいなと思ったことがあったら気軽に,ほんとに気軽に!RSGTやスクフェス,AgilePBL祭りなどに参加してみるといいかもです.知り合いがいたら一緒に誘って行けばいいし,いなかったら知り合いをつくりにいくことを目標に掲げて行ってみるのも良いです.
ちなみに,「ドン!」は,とあるメンバーのおふざけ要素で,元ネタは某太鼓ゲームのあれですドン!
Discordでドン,ドンつけてチャットしてるのを後で見返してフフッってなったドン!ありがとうドン!!なんとかなるドン!
おまけ
スライドに字幕を入れる取り組み
最近,登壇するときはスライドに字幕を入れるようにしています.
意図としては,発信者として音声に限らず文字でも発信することで,受信する人,つまり登壇を見てくれる人,聞いてくれる人がどの手段で情報を得るかを選べるようにするためです.
もちろん,音声認識や文字通訳,手話通訳などの手段もあります.
自分で(時間はかかるけど)事前に用意できて,確実に伝えられる形は何か?と考えたときに思いついたのが,スライドに字幕を入れることでした.
去年のRSGT2023では,自分とほか2名で話しましたが,手話で話すメンバーもいたので,手話がわからない方にも伝わるように字幕をすべてのスライドにつけていました.
字幕を入れると後からでもスライド単体を見ても,どういう流れでそういう話になったのか,よりわかりやすくなると思います.(スライドを見ただけで内容がわかるようにつくるのは大前提として.)
あと,カンペにもなるんで発信する側も安心して話せるメリットもあります.その場でのアドリブや質疑応答はスライドの字幕には反映できないですけど,一方的に話すことが多い場ならとくに問題はなさそうです.
ここら辺は,音声認識による自動文字起こしや通訳に頼るのがいいかも.ほかに方法があればそれも試してみたい.なにか思いついたら教えてください.
字幕作成はプログラム書けばサクッとできそうな気もします.そのうち気が向いたら遊んでみる.
発信する側がいろいろ用意することで受信側は好きなものを選べて互いにハッピーハッピーになれると思います.
あとは発信手段の用意にかかるコストをどれだけ下げられるかですね.
多分今後も人前で話すことはあると思うので,スライドに字幕をつける以外の方法も試行錯誤したい.自分が楽に,かつできるだけ多くの人に伝わるような発信手段,環境を作れたらいいなあ.
いろんな人にご挨拶
miholovesqさんやyudmoさん,RicohのYoshikoさんやちんもさん,おがさわらさんと話しました.
ほかの大学の学生も,ブースに遊びに来てくれてありがとうございました!
ORSCや野良研究,スクフェスなどのことを聞いていただきました.
それから,後輩や同期も遊びに来てくれました.来年は何か話してくれるかなと静かに期待してます.
ご飯
お昼は塚田農場のお弁当!タルタルチキンがほんとに美味しかった!!!!
終わった後は,大学のメンバーでお好み焼きを食べに行きました.
みんな開発サークルメンバーで,そういえば最近はご飯に行けてなかったなーと良い機会でした.楽しい話ばかりで楽しい時間でした.
ハイボール一杯飲んで,美味しいんだけどこれ以上はいいや…となったので,たぶん体力が落ちてそうだなと自覚.働く前にちゃんと休みをとろう.
折角AgilePBL祭りにきたので他の方ともご飯を食べたかった気持ちはありますが,結構人数が多いと聞き取りにくいし喋りにくいしで疲れちゃうので今回はパスしました.また今度.
2024-AAC-024での研究発表
この記事を書いている日の次の日,その次の日,つまり明日,明後日にAAC(アクセシビリティ研究会)があります.
野良研究の成果は前回のAACで発表しました.
今回のAACでは卒研としてやってきた研究の発表です.
2日目の朝一発目です.
「混合音声から抽出した難聴者の発話の聞き取りやすさ
に関する客観的および主観的な評価による検討」について話します.
専門は音声認識とか音源分離で,もともと自分の難聴(伝音声難聴,音が小さく聞こえる)でコミュニケーション,とくに騒がしい環境での聞き取りに困っていて始めた研究です.
学部の1年だけだととても時間が足りなくてまだまだやりたかったなあと,一年たって思っています.就活か院進かのタイミングで研究を続ける自信や気持ちがそこまで湧いてなかったのですが,1年やってみるとだいぶ心境に変化がありました.ひとまず一年前の自分の判断を信じて,しゃかいじんを経験してみようと思います.
論文はこちらから.
さて,今年度までは学生としてイベントに参加してきましたが,4月からは社会人として,最低限,今まで参加したものにはできる限り顔を出したいなーと思っています.引き続きよろしくお願いします.
ふじえもん.