
【マスターデュエル Season19】ビーステッド混合型スケアクロー MASTER1到達 備忘録
リリース当初からマスターデュエルをぼちぼちしてましたが、初めてマスター1に到達しました。
嬉しかったのでnoteに書きます。

今シーズンの環境の所感
今シーズンは【ティアラメンツ】、【スプライト】の二大筆頭を中心に、【烙印】、【春化精】、【P.U.N.K.】、【エクソシスター】、【メタビート】あたりが一定数入り混じる比較的バランスの良い環境に感じました。
これは完全に主観と私怨によるバイアスですが、
「壱世壊に奏でる哀唱」が制限になりティアラメンツの安定性が落ちた
「剣神官ムドラ」「宿神像ケルドウ」が制限になり墓地を肥やすデッキが多少は動きやすくなった
ビーステッドの登場によりティアラメンツに対して他デッキが対抗する手段が増えた
あたりがティアラ一強環境から移った理由かなと。
ムドラケルドウ、サリーク制限は個人的にかなりえらいと思います。
デッキについて
そろそろデッキの話をします。

スケアクローにビーステッドを組み込みました。
スケアクローを握った理由
元々スケアクローを持っており、ガンガンモンスターを展開して大型でリーサルを取る個人的に好きなデッキではあったのですが、
先攻で作れる妨害が少ないこと
増殖するG、灰流うららといった手札誘発に対する耐性が弱いこと
着地狩りという明確な弱点があること
リンクモンスターに対する耐性が皆無なこと(※肆世壊の双牙未実装のため)
から、環境には着いてこれないと判断してランクマッチでは使っていませんでした。
そのため今シーズンでは烙印ビーステッドを使っていたのですがダイヤ帯で燻り始め、ヤケになってスケアクローで遊び始めたところ想像以上に勝ててしまった、というのが本音です。
ガチで恥ずかしい理由ですみません。
基本的な勝ち方
基本的には「スケアクロー・トライヒハート」による3連続攻撃を通すのが勝ち筋になります。
トライヒハート+下級スケアクロー3体が完成すれば、「攻撃力3900」「守備貫通」「3回攻撃」の最強モンスターになります。
相手フィールドに守備表示のモンスターが残っていても、3900×3-8000=3700なので盤面の守備力の総計が3700点以下であれば削り切れます。
採用カード:メインデッキ
スケアクロー・ライヒハート:3枚
スケアクローの主力カードです。
下級スケアクローが手札にいた場合は1ドローの追加効果も狙えます。
これが手札にいるだけで盤面の伸びが変わるので3枚。
下級スケアクローモンスター:各2枚
「スケアクロー・アクロア」「スケアクロー・アストラ」「スケアクロー・ベロネア」の3ワンコ。
どれか1枚からトライヒハートが完成する初動カードです。
本当は各3枚あると1ターン目の安定性が更に上がるのですが、ビーステッドギミックを組み込む際にデッキ枠を他カードに譲ったため各2枚に。
ヴィサス・スタフロスト:1枚
みんな大好きヴィ様。
手札に既にライヒハートがある場合、肆世壊ライフォビアのサーチ候補になります。
余裕があればこのカードとライヒハートからフルール・ド・バロネスを作れます。
初動になり得ない事故札なので1枚。
肆世壊の新星:2枚
ターン1の無い最強蘇生カード。墓地効果でトライヒハートの破壊を1回防いでくれます。
3枚あってもいいと思いますが、始動札ではないので2枚としました。
肆世壊からの天跨:1枚
「スケアクロー」モンスターまたはヴィ様を対象とする効果を無効にする効果、打点の永続上昇のどちらかを選べる地味に強いカードです。
「壱世壊に奏でる哀唱」、「烙印の獣」、「深淵の獣ドルイドヴルム」といった対象を取るカードに対する保険として機能します。
肆世壊ライフォビア:2枚
発動時にスケアクローorヴィ様をサーチするフィールド魔法。
初動にもなれるので3枚でもいい気はしますが、下級スケアクロー→ライトハートからのサーチが容易であることから2枚に。
深淵の獣マグナムート:1枚
深淵の獣ドルイドヴルム:1枚
深淵の獣バルドレイク:1枚
深淵の獣ルベリオン:2枚
烙印の獣、復烙印:各1枚
ビーステッド出張セット。主な用途は
ティアラメンツへの妨害
トライヒハートの素材
盤面除去
あたりになります。
ルベリオンがいると烙印の獣もしくは復烙印が場に並ぶので、縦列に
トライヒハート〜モンスター〜烙印の獣or復烙印
のラインが形成されてティアマトンを出す仕込みが完成します。
ビーステッドギミックを先に動かすことで相手の手札誘発を釣ってから本命のスケアクローを通したりするのにも使います。
本来はルベリオン3枚、サロニール1枚が入っていましたが、スプライト、春化精といったデッキに対して刺さりが悪いので削りました。
鉄騎龍ティアマトン:2枚
フィールドの縦列にカードが3枚並んでいる場合に、手札から特殊召喚しつつ特殊召喚した縦列を破壊&封殺します。
ドラゴン族なのでマグナムートからサーチできますがあんまり使いません。
相手のリンクゾーン封じ、ペンデュラムゾーン封じ、盤面除去といった用途で使いつつ、トライヒハートの素材にもなれるカードです。
攻撃力2000、守備力0という心許ないステータスですが、トライヒハートが守ってくれます。
超融合:2枚
今シーズン最強の盤面除去札です。
モンスター効果の発動を許さないのがとてもえらい。
このカードから
同属性同種族2枚→共鳴の翼ガルーラ
同属性2枚→沼地のドロゴン
マスカレーナ+リンク→アースゴーレム@イグニスター
融合+闇属性→捕食植物ドラゴスタペリア
が生まれます。
三戦の才:2枚
好きなカードなので2枚入れてます。
スケアクローが手札誘発ホイホイ、ライトハート、ライヒハートがビーステッドホイホイなので結構使える場面は多いです。
採用カード:エクストラデッキ
スケアクロー・トライヒハート:3枚
本デッキのエースです。
守備表示のモンスターに対する耐性を持つので、氷剣竜ミラジェイドの除外、スプライト・レッドによる妨害などを受け付けませんが、今さら間違える人はいません。
また、トライヒハートの効果である下級スケアクローの蘇生は名称ターン1が付いていないので、
トライヒハートAの効果でスケアクローAを蘇生&スケアクローBをサーチ
スケアクローBを特殊召喚
トライヒハートA、スケアクローA、スケアクローBでトライヒハートBをリンク召喚
トライヒハートBの効果でスケアクローBを蘇生&スケアクローCをサーチ
といった使い方ができます。このため採用枚数は3枚。
主な死因ですが、
超融合
深淵の獣ドルイドヴルムの墓地効果
スプライト・スマッシャーズ
閉ザサレシ世界ノ冥神
烙印追放
ふわんだりぃずと未知の風
双穹の騎士アストラム
などがありました。この辺りのカードに気をつけてください。
スケアクロー・ライトハート:2枚
スケアクローの最強初動です。
手札のヴィサス・スタフロストでライトハートを破壊&特殊召喚→ライトハートの効果で蘇生をすることで「肆世壊の新星」を使わずに2枚のカードを盤面に生み出すことができます。
肆世壊ライフォビアを2枚にしたので、こちらも2枚としました。
フルール・ド・バロネス
ヴィサス+ライヒハートで作ります。
手札が上振れた時にしか出ないので意外と出ません。
双穹の騎士アストラム
神牌対策にマスカレーナ素材で出します。
閉ザサレシ世界ノ冥神
相手のアストラムを除去するときに出します。
幸いスケアクローも横にモンスターを並べる力はあるので出すのにそこまで苦労はしません(楽とは言ってない)。
1ターン目の初動
1ターンでワンキルを狙うデッキですが、ティアラメンツ、スプライトなどの制圧盤面を返せるほどの力が無いので先攻を取りに行きます。
展開ルートは他の方が挙げてると思うので割愛。
先攻1ターン目では基本的に「トライヒハート+α」を目指します。
トライヒハートを作りつつ手札に2枚目のライヒハートを持ってきて、次ターンに備える構えです。
トライヒハート自体に妨害力は無いので、頑張って生き残らせましょう。
これが一番強かった時の展開でした。

各デッキとの対面について
ティアラメンツ
ビーステッドなどで相手の展開を止めれば不意打ちで勝てます。
「スケアクロー・トライヒハート」に対するティアラメンツ側の回答は「壱世壊に奏でる哀唱」です。
今シーズンから「壱世壊に奏でる哀唱」が制限になったので、ビーステッドで相手の展開をがんばって邪魔すればサリーク・クライム無しの盤面にすることもできます。
「壱世壊に奏でる哀唱」は対象を取る効果の為「肆世壊からの天跨」で無効化することができます。余裕があれば2枚目以降のライヒハートからサーチして持って来ましょう。
このようにうまく噛み合えば勝てますが、普通に手数の多さで後攻から捲られることもありますし、完璧な盤面を組んだ先攻のティアラメンツを崩す程の力はありません。
がんばって展開を邪魔しましょう。
超融合を使うとこちらのフィールドにドラゴスタペリアが生まれるのでおすすめです。
ビーステッド
不意打ちすれば(以下略)
こちらの墓地のライヒハート、ライトハート、ヴィサスが食われますが、トライヒハートが完成した段階でこれらは不要なカードです。なので除外されても墓地リソース的にはあまり痛くありません。
スケアクロー下級モンスターは地属性なので、蘇生の空撃ちを防ぐためにも蘇生先はスケアクロー下級モンスターにすると安全です。
最大の敵はドルイドヴルムです。
こいつは「墓地から発動し」「モンスターを墓地に送る」効果を持っています。
トライヒハートの守備モンスターに対する耐性、肆世壊の新星の破壊無効化をすり抜けるので、こいつだけは死ぬ気で止めましょう。
不利な時は超融合が刺さります。
スプライト
先攻盤面を崩す力がスケアクローには(以下略)
スプライトの場合、「スプライト・スマッシャーズ」「スプライト・ダブルクロス」などの魔法罠による除去に加え、「I:Pマスカレーナ」からのアストラム、クルヌギアスといった豊富な対応が待ち構えています。
スプライト相手に先攻を許した場合、死ぬ気で展開を止めないといけません。
かろうじてリソース差ではこちらの有利なので、3,4ターンかけて相手の手数を切らせれば勝ちの目は見えてきます。
困ったら超融合を使いましょう。
ふわんだりぃず
ふわんだりぃずと未知の風さえ無ければ殴り勝つことは可能です。
「ふわんだりぃず×えんぺん」の効果によりトライヒハートは効果を発動できませんが、リンクモンスター以外の守備表示化、守備表示モンスターからの効果耐性は発動しない効果のため健在です。
なので、ふわんだりぃずと未知の風さえ無ければ鳥獣族モンスターがいくら出ようともトライヒハートは勝つことができます。
ふわんだりぃずと未知の風だけは気をつけましょう。
どうしようも無ければ超融合を使いましょう。
メタビート
月鏡の盾を装備したフォッシル・ダイナ・パキケファロをポン置きされるだけで終わりです。
先攻を取らせないようにコインに祈りましょう。
さいごに
スケアクロー握ったら思ったより勝てただけでこれだけ書いてしまいました。
恐らく普通に勝つのであればティアラメンツ、スプライトといったデッキを握った方が安定すると思いますが、今シーズンは意外とスケアクローはやれるんだと思っていただけたら幸いです。
最後に、スケアクロー・クシャトリラと肆世壊の双牙の実装を心待ちにしています。