雲の中のマンゴー |#0 はじめに。
この物語は、自動車部品メーカーを営む中小企業の若き経営者「沢村 登」が様々な問題に直面しながら、企業グループの新しい未来づくりを模索し新事業に挑戦する「実話を軸にしたフィクション」ストーリーである。
Novel model Mango Kawamura
Author Toshikazu Goto
はじめに。
新事業とは農業、そして栽培するのはマンゴー。
かつて維新開花期の日本には農業しか産業がなかった。新政府は近代国家を目指し工業化を進め、ヨーロッパと対等に渡り合うことを雲を掴むかのごとき夢見た。
そして令和の現在。今この若き経営者は、近代工業の行く末を憂い農業に未来を見ようとしている。農業を通してグループ企業の未来の問題に立ち向かおうとしている。さらには、日本の未来の農業の在り方をも見据え体現しようというのだ。
そこにはまた、新しい雲が見えることだろう。
歩こうよ、見えるから。
ふじえだ完熟マンゴー物語、雲の中のマンゴー。
#1から始まる。
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