人月商売って価値出てますか
プログラムの勉強の話は明日には書きます。
本日は、人月商売について書きたい。
私は人月商売に反対だからです。
~人月商売とは~
ここでいう人月商売とは、〇〇時間の作業をしたので△△円です。という時給制のような働き方の契約をする商売のことです。
人の労働時間あたりに単価をつけ、時間分だけお金が発生する。
人月商売をするA社は社員1に40万円の月給を支払うとします。
社員1はB社で月に8時間×20日の160時間働きます。
B社はA社に社員1が働いた時間×5000円渡すとします。
そうすると、B社は月に80万円をA社に支払います。
A社は40万円の利益が出ます。
というようなビジネスモデルですね。
これって、普通に社員1がB社で1か月働いてくれれば、A社は損をすることがないんですね。
※当然40万が純粋に利益というよりは、人事部等の社内基幹業務を行う方々の人件費や、事務用品など必要な出費は本人の人件費以外にもあります。
~人月商売の悪いと思う点~
これって、何がやばいって、"働いた時間"にお金を払っているんですよね。
"働いた時間"にお金を払うって、学生の時給制のアルバイトと同様で、そんなのあたりまえじゃん、何がやばいのって感じだと思います。
ただ、これってWIN-WINが生まれない可能性が高いビジネスですね。
なぜかっていうと、顧客であるB社はなんでこの時間を働いてほしいのかってところがフォーカスされていないんです。
B社は人が足りないからお金をかけてでも人が欲しいと買っている状態ですから、何かやりたいことがあるんですよね。
例えば、あるソフトウェアを作ろうと思っている、どう考えてもプログラマが1人足りない、買うしかない。という流れです。
となると、B社はソフトウェアを作りたいというのが目標ですよね。
そんな中、社員1が優秀で目標とするソフトウェアが80時間の労働で完成した。となれば、B社にとってのメリットはとても大きいです。
ただし、A社にとってはどうでしょう。
優秀な社員1が早く終わらせると、予定していた160時間分のお金が入りません。つまり、利益が下がる可能性がある、となるわけです。
これがWIN-WINにならない理由ですね。
優秀な社員1よりも、あまり優秀ではない社員2を送り込んで160時間かかるほうがA社にとってはメリットなんです。
~ゆえに生み出した価値にお金が払われるべきであると思う~
ですので、私は人月商売が嫌いです。
例えば、B社にとってとても難しく解決には2時間かかる問題が起こったとします。
一刻も早く解消したいとなったときに、A社の優秀な社員1はこれを5分で解決したとします。
これってB社にとっては2時間分も価値があるはずでよね。
5分で終わったからってB社にとっては5分の分だけの価値ではないのです。
なので、生み出した価値である2時間分の報酬がA社には支払われるべきであると考えます。
これってWIN-WINですよね。
早く解決したいB社と、たくさん稼ぎたいA社、とてもいい構造だと思います。
どうでしょう。ここまで自分の思ったことを書いてみたのですが、皆さんの意見もおきかせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?