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風を渡る

今日は、久しぶりに声が出るほど泣いてしまった。

会いたいのに会えないもどかしさと
心配で押しつぶされそうな感情が入り混じって。

母との窓越し面会も、ラインでのビデオ通話も出来なくなってしまい、どんな様子なのか気がかりでなりません。
施設内での感染が広がる中、職員さんはよくして下さっています。
感謝でしかないので、その時を待つしかないですね。

会いたくても叶わない今のこの現状、誰もが抱えているのかもしれません。
画面越しでも早く顔が見れたらいいな…。


最近は、自分の行きたい場所に行って、友だちとも会えたり、進んで行動していました。
もちろん色々と気をつけながら。

「今」できるうちに、動けるうちにと、予定を入れていました。
その時間はこころから楽しめて笑顔になれるし、元気もたくさんもらえます。

ただ、いつもの日常に戻るとそのギャップで「ひとり」を感じて急に寂しくなったりもしました。

やらないといけないことも、なかなか進まなくて。

指や手首の痛さもまだまだ治らずで、落ち込んでしまいがちになります。

その度に、呼吸を整えて声を出してみる。
今は、歌う練習もしているのでそっちに集中させたりと。

がんばるしかないから。
それがたとえゆっくりでも。

今日も空を眺めて想いを遠くへと。
風を渡る雲をしばらく見ていました。


霧のように白に染まる空


龍の親子に見える雲


鳥が羽ばたいているような



風に流れる雲がかかった夕焼け空


変わりゆく空に涙が勝手に出てしまったけど。
またここから、これからいい方向へ向かう。
そう、信じるしかないから。

また明日も。
暑さにも負けずに。



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