クイズ番組が終わる理由の一考察
私は子どもの頃からクイズ番組が好きで、2000年以降のレギュラー番組や特番はそれなりに見てきた。
そんな中、ここ1,2年でレギュラーのクイズ番組が立て続けに終了していった。
私は、クイズ番組が終わりを迎える理由の一つに、「ネタ切れ」があると考えている。
具体例を挙げると、東大王の「難問オセロ」や、潜在能力テストの「16迷宮」などは、ある一定のフォーマットがあって、その中で出せる問題を一通りやり尽くしたイメージがある。また、Qさま!!で「プレッシャーSTUDY」や「マスドリル」といった形式をやらなくなったのも、同じ理由だと考える。
その結果、番組を終わらせたり、路線変更を余儀なくされるケースが多発していると推測している。
一方で、ネタ切れどころかまだまだ新しい形式を開拓している番組もある。
それが、ネプリーグとミラクル9だ。
ネプリーグの「ファイブリーグ」「ファイブツアーズ」「ファイブボンバー」などの名物コーナーは、これだけ長く続いてるのに問題のネタ切れを微塵も感じさせない。その上で、新クイズも積極的に出している。
ミラクル9は「100人アンケートQ」「タイムマシンQ」「日本縦断トラベルQ」「ランク4Q」「ドンピシャQ」など、形式が多彩で豊富。映像クイズの見せ方も、視聴者を飽きさせない上手さがある。そして、こちらも新クイズに対して積極的だ。
長寿番組でありながら、未だに新しい切り口を貪欲に模索しているのは、本当に素晴らしい。この2つに関しては、しばらくは安泰だろう。
クイズ番組は冬の時代、という言葉が囁かれているが、今はいろいろなアイデアを溜める時間だと考えている。悲観的になり過ぎるのは良くない。現行の番組を楽しみつつ、今後の動向を見守りたい。
【おまけ】
クイズ番組の冬の時代について、ロザンのお二人が分かりやすく話している動画があります。面白いので、気になる方は是非。