【ベスト16】新弾発売当日にボルシャックアッシュレイダーでCS出てみた【※おすすめしません】
はじめまして、アウロラと申します。狂ったデッキが好きです。
はじめに
(デッキリストと結論だけ知りたい方は目次からどうぞ)
9月21日土曜日(記事執筆日)、ついにデュエルマスターズ王道編第3弾「ゴールド・オブ・ハイパー・エンジェル」が発売されましたね。昨年の第3弾が環境を一新させたこともあり、期待に胸をふくらませるDMPも多いはず。
そんな中、先日の生放送で判明したSRカード、《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》。
弱い。すんごい弱い。
絶妙に噛み合わない効果。アーマードに入れようにもメクレイドや革命チェンジと能力が噛み合わないだけでなく、アーマードとは別の方向性でデッキを考えようにも盾追加が任意なので悪用もできない仕様。この記事を読んでいる方なら既にご存知とは思いますが、「劣化サンブレードNEX」や「七英雄候補」など、たくさんの不名誉な呼称が付いています。間違いない。
しかし、むしろそんなクセ強カードこそ使ってみたくなっちゃうのが逆張りオタク。判明してから調整し続けて引くに引けなくなった結果、《アッシュレイダー》でCSに出ることになりました。以下はその記録です。
構築時点から当日まで本当に苦労したので何かしら反応いただけると嬉しいです。だいぶ報われます。ぜひ拡散もしてください!
(※追記の予定あり。)
9月25日 誤字訂正、表現の見直し
10月16日 デッキを使用する際の注意点 追記
(目次→デッキの回し方→【補足】ゲームプランとマナ置きについて)
※ちょっとした雑談もあります
デッキリスト
※以下、「である調」で失礼します
《疾駆竜 ボルシャック・アッシュ・レイダー》4枚
このデッキの主人公。《ダイリュウガン》と一緒にいれば疑似無限攻撃が可能。返されても大量のドローによって《カツキング》や《王道の革命 ドギラゴン》で再展開が狙えるのもあり、七英雄ほど弱くはない(当たり前ではある)。
《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》4枚
このデッキのフィニッシャー。珍しく《アッシュレイダー》とかなりシナジーがあるカード。同期を添えるとかなり通りやすく、ファイアーバードにワンショットを決めたときは最高の気分になれる。火と自然のドラゴンが軒並み受け札なのもノイズを入れる必要がなくてスマート。
《龍装者 バルチュリス》4枚
《ボルシャックアッシュレイダー》と《ダイリュウガン》を両立させるための立役者。単純にブレイク枚数が増えるので《アッシュレイダー》がいるとドローが進むのも相性がいい。
《同期の妖精 / ド浮きの動悸》4枚
《ダイリュウガン》と《アッシュレイダー》の共通の弱点である「ガードストライク」や「シールドトリガー」をケアするためのカード。このカードがなければこのデッキは成立しない言えるほど優秀。《アッシュレイダー》をかばったり、詰めで《ダイリュウガン》を走らせてもリスクが少ないなどメリットが大きいため、このデッキでは4枚必須。
《異端流し オニカマス》4枚
ファイアーバード対策札兼《バルチュリス》用の攻撃クリーチャー要員。あるとないでは勝率が違いすぎたため4枚採用。
《風波の1号 ハムカツマン》4枚
マナブースト要員&受け札&《バルチュリス》用の攻撃クリーチャー&《ダイリュウガン》の手札コストというかなり多くの役割を持つカード。《アッシュレイダー》がなくても3-5の動きができるので中継ぎ要員としては唯一無二。マナが伸びると《ハッター・ルピア》に強くなる点も嬉しい。
《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》4枚
最強カードの一角。当日はここから《ミラダンテⅫ》につなぐ動きでかなり助けられた。このデッキでは数少ないメタクリーチャー除去でもあるため、4枚以外ありえないと言っても過言ではない。《ダイリュウガン》とも相性バツグン。
《王道の革命 ドギラゴン》4枚
最強カードその2。《ボルシャックアッシュレイダー》縦置きからでも巻き返せるだけの力があり、正直《アッシュレイダー》なしでも《ダイリュウガン》に繋いで殴り切るプランがとれる。トリガーとしての圧も強く、光文明が少なくても4枚採用は譲れない。
《飛翔龍 5000VT》3枚
現代環境では見かけないことがないほどのパワーカード。《オニカマス》をはじめとしたメタクリーチャーがもろに刺さるため、積める最大ラインの3枚採用(4枚はかさばりすぎる)。ジャストダイバーかつトリプルブレイカーなのも《アッシュレイダー》と噛み合わせが良い。
《フェアリー・ギフト》1枚
2ターン目に《アッシュレイダー》の着地ができる上振れカード。かといって勝つわけではないため自由枠にとどまる。個人的には《5000VT》を軽減して出したときが1番活躍していたと記憶している。
《八頭竜 ACE-Yamata / 神秘の宝剣》1枚
《王道の革命 ドギラゴン》の白マナ確保兼実質的な《ディメンション・ゲート》枠。ブーストの5枚目としての採用だが、クリーチャーが残らないため自由枠。トリガーの確認ができるのがこのデッキでは非常に助かる。
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》1枚
受けが硬いデッキ対策。そもそも殴るデッキなので受けデッキには不利がつくが、1枚積んでおくだけでワンチャンスをつくることができるため個人的には必須枠。
《時の法皇 ミラダンテXII》1枚
最強クラスのフィニッシャー。ファイアーバードやドリームメイトなどのファンタジーBEST系デッキには非常に刺さる。《アッシュレイダー》がなくても勝てる要因のひとつ。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》1枚
最強のフィニッシャー。これさえ引ければなんとかなる(2勝)。色の都合でアクセスしにくい《王道の革命 ドギラゴン》を呼び出せるのも優秀。結局これでいい。
戦績
ベスト16!!!
まさかの本戦へ!0勝で終わりそうだと思ってたのでだいぶ善戦。普段なら落ち込む順位ですが、《アッシュレイダー》でなら割と嬉しいです。
《ボルシャックアッシュレイダー》は7試合中3試合で活躍しました!思ったより悪くないのかも?
ちなみに勝因のほとんどは《ドギラゴン剣》と《ミラダンテⅫ》です。強すぎ。
個人的な今日のハイライトとしては本戦1回戦目で《アッシュレイダー》が3体並んで6ドローできたことです。普通にトリガーで詰んだんですけどね。
デッキの回し方
アッシュレイダーを使う場合1 理想
1.3ターン目までに《同期の妖精》をバトルゾーンに
2. 4ターン目に《アッシュレイダー》を召喚し《同期》→《アッシュレイダー》の順に攻撃
3.《アッシュレイダー》攻撃時に《バルチュリス》宣言
4. 《バルチュリス》から《ダイリュウガン》に革命チェンジして、《アッシュレイダー》の効果でブレイクするたびに2ドロー→《ダイリュウガン》の効果で火と自然のドラゴンを捨ててアンタップ
5《.ダイリュウガン》で攻撃し、4.を繰り返す
《ダイリュウガン》は後から引いてもいいので多少はマシですが、要求値が非常に高いのでできたらラッキーくらいの気持ちで(カウンターでなら成功しやすい)
アッシュレイダーを使う場合2 妥協
《アッシュレイダー》+5コストリガードラゴンを組み合わせて、無理矢理《ダイリュウガン》を引っ張ってくるパターン。割と現実味が出てきますが、5ターン目まで伸びるとだいたい《同期》はやられてることが多いです。《オニカマス》等で遅延できているときはできるかもしれません。
現実
アッシュレイダーなしで突撃。
《アッシュレイダー》なしで打点が足りるパターンが過半数を超えるので、そのまま《同期》+《ダイリュウガン》で押し切るのが現実的。《アッシュレイダー》はあれば強いですがなくても大丈夫的な立ち位置に落ち着きます。
【補足】ゲームプランとマナ置きについて(※10月16日追記分)
※万が一このデッキを使用する際に、理解していると得なことをまとめました。参考にはならないかもしれません。
基本的にこのデッキは一つのプランだけを通す構築ではなく、相手のデッキや動きと自分の初手からプランを決定するタイプのデッキです。
すなわち、
《アッシュレイダー》を出すことに固執すると、デッキがうまく動かない事例が多発します。
《アッシュレイダー》はあくまで複数あるプランのうちの一つであることを前提に、デッキを回すことになります。
ここまで述べたことからわかる方も多いかもしれませんが、このデッキはプレイ難度が高いと言わざるをえません。環境デッキと比べて不足しているあらゆる部分を、地雷デッキ特有の情報アドバンテージとできる限り正しいプレイングで乗り越える必要があります。
筆者はプレイングがお粗末なので、当時の環境デッキと最大限にらめっこしてデッキリストとプレイングを決めていました。
例えば新弾発売当日はファイアーバードとドリームメイトが多いと判断したため一番上の画像(目次からデッキリスト参照)の通りになりました。一方、それと比べて10月16日現在においては、アナカラーマルルがTier1に君臨し、ラッカゴスペルが増加するなど環境デッキの変化がみられるため、例えば《ラフルルラブ》を増量するなどの環境に合わせた対策が必要になります。もし構築を変えた場合、ゲームプランも《ラフルルラブ》が2枚ある前提で組むことになるため、構築に対する理解度が非常に重要です。(筆者は《フェアリーギフト》を《ラフルルラブ》に変えました。)
加えて、このデッキは何をマナに置くかが非常に難しいというのが率直な感想です。デッキの40枚のうち、《勝太&カツキング》を除いたほぼすべてのカードにおいて、手札にキープするべきかどうかが試合ごとに変わるためです。《5000VT》はキープ優先度が高いですが、まったく刺さらないデッキや水文明単色を置かざるをえない場面も多いため、試合ごとにマナ置きを考える必要があります。ここで初手からゲームプランがうまく定められないと、うまく動けずに負けることになります。
結論としては、万が一使う場合には、よく使われるデッキの理解と、ある程度の練習が求められるということです。このデッキを練習する意味があるのかと問われると非常に困るのでここらへんで…
また、細かいプレイングで触れられることはたくさんあるのですが、それは使っていれば自然とできるようになるくらいには細かいことなので、今のところは取り挙げなくていいかなと考えています。特筆すべき事項があれば、今後また追記しますので質問等あればお気軽にご連絡ください。
(以降雑談)
※この記事をはじめて読む方は先に結論から見ることをおすすめします
この記事をたくさんの方に見ていただき、そしてたくさんの温かい言葉をいただけたことに、この場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございます。
記事を投稿してからも、数々のデッキビルダーが革新的な構築を編み出していて、ある意味愛されているカードだと改めて感じるところです。
全体を通してみると《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》を使っている方が多いでしょうか。
非常に小回りが利くカードで、《アッシュレイダー》との相性もある程度確立されている良カードですね。動画を視聴している範囲の話ですが、再現性の低さ(要求値が高いのは変わらず…)や打たれ弱さはどうにもならなそうですが、ファンデッキとしては楽しめると感じ、アーマード軸のカジュアルな構築案をまとめて書こうともしていたのですが…
アーマード軸だと明らかに出力が違いすぎる…
アッシュレイダーに欲しかった《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》にチェンジできるステータスを持っており、もうこれでいいじゃんとなりました。
というわけでこれからも細々と《ダイリュウガン》と《アッシュレイダー》で構築を考えていきます。
《アカシック・ファイナル》と比較されることもありますが、その場合は《ロッド・ゾージア》がつよすぎて《アッシュレイダー》どころか《ダイリュウガン》すら必要なくなるので、今後も他デッキとの差別化を図りながら《アッシュレイダー》(《ダイリュウガン》)デッキを調整していくつもりです。
世間の潮流とは関係なく、自由に調整し続けてまいりますのでもしよければ今後とも見ていただけると幸いです。
結論
楽しい。以上。
真面目に評価すると《ボルシャックアッシュレイダー》は言われているよりは弱くないです。もっと使いづらいスーパーレアは山ほどあります。
もちろん強くもないです。競技目線であればガイアッシュ覇道を使うのがいいと思います。
ただ思ったよりもギミックとしては楽しいので、環境デッキしか使わないスタンスでなければ使うのも悪くないとは思います。少なくともCSではかなり声をかけてもらえて楽しかったです。某通販サイトにて53円とかで売っていたら買ってみるのはアリかもしれません。
加えて、万が一組むならこの記事通りのリストだとアッシュレイダー以外のカードがやたら高いのでおすすめはしません。使う場合は価格が比較的安いカードに差し替えてデッキを構成することをおすすめします。(もし変えるか悩んでいるカードがありましたらご相談ください)
また、改造案であったり、アッシュレイダーの新しい使い方を思いついた方はぜひ共有してください。もしかするとCSに持ち込むかもしれません。
これで以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。アッシュレイダーはいいぞ。