【東方音源】SD-90のコンデンサーを交換してみた。
お久しぶりです。藤酉(Fuji_Yuu)です。
相変わらず、ぐうたらしながら曲を作る日々を過ごしていました。
(課題やれ)
壊れそう&ノイズが…
最近Twitterを見ていた所、
「SDの音質が…(´・ω・`)」や「SDいつ使えなくなるか分からん。怖い。」
といった物が流れてきました。
メーカーのサポートが終了しているので自分で修理するしかないのね。
うーん…ウチのもそろそろかな、怖い。(若干ノイズ走ってた)
ということで…修理していくことに。
※この記事はある程度、電気的な知識がある方に向けて書いてます。
( Youtube等で電子工作の動画を見たことがある人は分かるかなってレベルです。)
分解してみる
1.外装を外す
※自己責任でお願いします※(筆者は高専生なので扱いなれてます)
壊れそう→分解して直すか…→☆壊 れ た☆等が不安な方にはおすすめしません。
STEP1:側面に4つ、背面(上下左右)のネジを外し、背面側に"丁寧"にスライドさせます。
この子たちは、音源チップとかロジックICの類ですね…
(データが入ってます)
今回はアナログ基板のコンデンサ交換ということで、上の基板は弄りません。下にある基板を弄っていきます。
2.上の基板を外す。
上画像に赤丸で示したネジと、橙色で示したコネクタを慎重に外します。
(コネクタが外れにくい場合、マイナスドライバー等を用いて慎重にやさしく開けましょう)
外してみると…
3.コンデンサーを確認していく
と…とりあえず、一通りの写真を載せていきます。
取りにくい&ピント合わないので雑ですが。
(確認用ということで)許してね。
コンデンサには特性がありまして、
・静電容量(どれだけ電気をためるか)と
・耐電圧(何ボルトの電圧か)
この二つが基本的に書いてあります。
これを見て表にまとめ、交換・購入していきます。
交換するぞ~
今回交換するコンデンサーをまとめました。(使用部品まとめ)
基本的にニチコン製MUSEシリーズとELNA製SILMICシリーズを使いました。
MIDI端子の基盤から交換していく
MIDI端子の基盤を外さないと、下の基盤が取れません…ということで、
こちらからやっていきましょう。
①上基板と同様に、コネクタとネジを外して取り外してください。
※コンデンサは極性があります。極性を間違えると爆発します(マジで)
白い線が入っている方(マイナス)が基盤の●印側に来るようです。
②不安な方はコンデンサを外す前に写真を撮って、見ながら交換するのをおススメします。基本的には基板の●印側にコンデンサの白線が来るようにすれば大丈夫です。
たくさんある所は、どこがどこだか分からなくならないように、一個ずつ変えていきましょう。
③基盤を裏返し、該当箇所のはんだを吸い取り線や吸い取り器で除去。
④古いコンデンサを外す。
⑤コンデンサの静電容量・耐電圧が取り外したものと一致しているかを確認し、新品に付け替える。
⑥極性を間違えていないことを確認し、はんだ付けする。
⑦飛び出た足をニッパーで切る。
MIDIの基盤が出来たら、下の基盤もやっていきましょう。
下画像の赤丸のネジ、オレンジ丸のスペーサー(六角ドライバで緩めて)、後面のすべてのネジを外します。
外せたら、上の①~⑦の工程をすべてのコンデンサに実施します。
交換後の画像
注意する所・パーツなど
・耐圧50vのコンデンサが紛らわしかった…。
・ランドが剥がれやすいので、熱をあまり加えない(はんだごてを長時間当て続けない)事。
・フラットケーブル(白いリボンみたいなやつ)の差し込む向きを裏表逆にしていないか確認する!
交換した結果…
ノイズは消えましたが、音がシャープになりすぎて、若干とがってるかも?
といった感じです。メリハリついている音が好きな人には良いかもしれません…。
ヘッドホン端子(3.5mm)、RCA端子ともにノイズが少なくなりました。
しかし、ソースをTRACK DOWNにし、内臓ミキサーにかけるとやっぱりノイズが乗ります。内部ICの悪さかなぁ…
ここまで拝読して頂き、ありがとうございました。