尊敬する人を聞かれて焦る
ポッドキャストの配信にお便りが届くと、誰かと会話をしているようで楽しいときがある。月ごとにテーマを設けてお便りを募集しているのだが、それに沿って話そうとしても脱線して、ときには考えさせられることもあり改めて自分の思考を知るきっかけにもなる。
先週の配信でバイトの話から〈尊敬するバイトの先輩はいましたか〉というお便りが届き、尊敬する・しないの境界線はどこだろうと考えた。こういう曖昧なものは世の中にたくさんある。友達と知り合いの境界線も年を重ねるごとに難しくなるし、僕の場合は仕事と趣味の境界線もぼやけている。だから思考を少し変えてなぜ尊敬するのかを考えた。尊敬する理由は人それぞれでたくさんあるだろう。でもその理由の中に境界線を引けるものがあるんじゃないかと思いリストアップすると、僕の中で信頼という言葉が出てきた。
尊敬している人は信頼している。信頼はその人の言動や人柄・哲学をリスペクトすることで損得勘定がないから尊敬に値する。信頼の前には信用があると思うが、信用には損得勘定があり自分に利益のある事柄において相手を信じるものだと思う。だから僕にとっては信頼するか信用するかの境界線が尊敬につながる。
そんなことを1通のお便りから考えてポッドキャストで話した。お便りの内容からは脱線したがこういうことを考えるのが好きだ。専門家に言わせれば間違えた思考かもしれないが、間違っているならその話を聞いてまた考えたい。最近は恋について思いを巡らせている。恋をする・しないの境界線はなんだろう。重力に関係しているような気がするが、尊敬のときのように恋に落ちる原因をリストアップして境界線を見つけてみたい。
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