#1 終わらない歌
温めに温めたこの企画「音楽紹介」のコーナー第一弾は、THE BLUE HEARTSの大名盤ファーストアルバム「THE BLUE HEARTS」から「終わらない歌」を紹介します!
紹介に移る前に僕のヒロトとマーシーとの出会いから。
父親はTHE BLUE HEARTSド世代。そんなんで車の中ではいつもブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズを聴かされる英才教育を受けてきました。
そしたらもう、僕の生きる上での本当に本当に大切なもののひとつになってしまった。というわけです。
では気を取り直して、音楽紹介に移りましょう。
第一回は、「終わらない歌」ですが、この曲はアルバムの二曲目、ギターのマーシーこと真島昌利作詞・作曲の曲です。
終わらない歌を歌おうと何度も歌い始めるところから始まるこの曲だが、何よりイントロがかっこよすぎます。
そこから世の中に冷たくされて~と入っていくがここの歌詞が良すぎます。
また、真実でホントと読むのも粋だなと思います。
本当にこう誰にでも心の底にはあるような、何かへの漠然とした不安をストレートにかつ、ありふれていない表現でマーシーはしてくれます。
そしてこの歌詞をヒロトが真っ直ぐに歌い上げるからこそ、ここまで心に刺さるのでは無いかなあ。と素人目に考えます。
そしてサビに向かうわけです。
どんなに嫌な世の中でも良いことが無くても、友達が嫌な目に合っていても、歌を歌い続けよう、明日にはきっと笑えるよ
マーシーは僕たちにそう言ってくれている気がします。
本当に優しい曲です本当に。
そこから2番に入ります。僕はこの2番の歌詞も大好きです。
前半部分、なれあいは好きじゃないから誤解されてもしょうがない
生きていく上で人とは違うなあ、と引っかかる部分がどこかあると思います。
でも嫌われたくない、仲間外れにされたくないそう思う人も多いと思います。特に日本は、人と異なっていることを冷たい目で見られがちです。
そんな状況や気持ちをマーシーは、誤解されてもしょうがないと言ってくれてるんです。
マーシーが助けに来てくれた。とでも言いましょうか。
この一言で心が救われたというか、違っても良いんだよな。そう思ったことが何度もあります。
そんな誤解されてもしょうがないと言いつつ、それでも僕は君のことをいつだって思い出すだろう。とマーシーは言っています。
ここでの君とは、誰を指すんでしょうか。
明確なメッセージはないと思いますが、大切な誰かだと思います。
聴いている側にヒロトとマーシーは感じ方は委ねていることが多いです。
どんなに周りと違う考えを持っていたとしても、大切な存在を忘れることはないよ。そういうメッセージだと思います。
終盤に差し掛かる訳ですが、マーシーは何度も何度も訴えかけてくれます。
どんなにクソみたいな世界で、1人で寂しくて気が狂いそうな時、最悪な扱いをされた時。
そんな時でも歌を歌い続けようと。
何度も何度も鼓舞してくれます。
ちなみに・・・には放送禁止用語が入っており、メジャーデビューしてからは、ギター音で掻き消されています。
インディーズ時代はがっつり入ってて最高にロックです。
そして最後、「終わらない歌を歌おう」と何度も連呼するのですが、マーシーは最後には笑えてればそれで良いんだよというメッセージを伝えたいのではないかなと思います。
どんなにクソみたいな世界でも、クズみたいな人が居たとしても、自分や友達が明日笑えればそれで良い。だから歌を歌い続けよう。
そんな風にマーシーは伝えてくれたのかなあと思います。
いかがだったでしょうか。
残念ながら公式YouTubeで、「終わらない歌」は公開されていません😭
なので違法アップロードとなってしまいますが、リンクを貼らせていただきます。
是非皆さん1度聴いてみてください。
ヒロトとマーシーは、生きている中で抱える「何か」を言葉でストレートに表現してくれました。
昔から聴いていますが、歳をとると音楽の聴こえ方が変わってくると思います。
それが音楽の面白さであり素晴らしさではないかなと思います。
5年後10年後に「終わらない歌」はどういう風に聴こえてるんだろう。ワクワクニヤニヤしながら楽しみに生きようと思います。
明日には笑えるように。