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なぜ英語を学ぶのか

お久しぶりです、さーやです。

みなさん、英語を学んでいますか。何で英語を学んでいるのですか。

私は20代においてありがたいことに仕事で英語圏に行かせてもらう事が何度もありました。全く英語が話せないのに、です。なかなか無謀な会社ですね。

当の私に学生時代、英語が苦手だという意識は全くありませんでした。むしろ好きでした。しかし、現場では惨敗。(何に?)とにかく全く使い物になりませんでした。技術系の仕事をしていたので、幸運にも単語は共通だったり図面は書けたりしたので、何とか仕事にはなりました。逆に数週間現地にいるうちに現地スタッフの日本語力がメキメキ上がってしまいました。

そんな甘酸っぱい?思い出から、いつか時間ができたら英語を学び直したいと思っていました。第二子を授かった時、長期で休暇が取れるのはこれが人生最後かもしれない、今しかないと思い、(今思えばそんなこともないけど。)それはそれはたくさんの英語ジムのトライアルを受けました。ジムタイプをチョイスしたのは、以前ダイエットに成功した体験から、ある程度の拘束力があった方が続けやすいと感じていたからです。決まったコーチのスケジュールを事前に押さえてしまうということです。

育児、仕事、家事、そのどれでもない脳を使うのは非常に楽しく、1年間完走することができました。そして確かに英語力は伸びました。英語学習が趣味になっていました。

確かに伸びた。しかし気づいた事は、英語ができるという山は私が思っていたよりも遥か高い山だったということです。

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さて、通っていた英語ジムのコーチに「私本が読みたいんですけど」と相談したところ、ラダーシリーズを教えてもらいました。最初に手にしたのがこちら「ピーターパン」です。

リンクを探しにいったところ「お客様は、2018/10/26にこの商品を注文しました。」とAmazonさんが教えてくれました。もう3年も経つのか、早いな。

これを機に私の英語が読みたい熱が高まっていきました。欲しい本全部買っていくほどお金もないので、図書館に行きました。そこで私は愕然としました。ラダーシリーズない。Oxford Reading Treeもない。Who wasシリーズもない。Wonderもハリーポッターも何にもない!(Holesはあった。何にもないは嘘でした。すみませんでした。)ましてやオーディオブックは1冊もない!

子供達に英語教育をとは言うけれど、英語の導入になりそうな本なんて全然おいてないじゃーーーん!(日本語で書かれた英語習得本はいっぱいあった。)(そういうとこやで!)(そしていつの間にか話の主人公を子供にすり替えた。)(私世代での英語の習得は無理なのか。)(頑張れ次世代。)

周囲を見渡すと、お金のあるご家庭はDWEを買ったり、プリスクールに通わせたり、英語学童やインターナショナルスクールに通わせたり、私立の学校に行かせたりと選択肢は色々あるようでした。

って。いやいやいや。うちは私一人の所得でやってるリーマン庶民なんやで!無理無理無理。

学びたい人に公平な機会を、それが図書館やろ。と思い図書館にリクエストを出してみました。オンラインリクエストなんて夢のまた夢、もちろん紙でした。ISBN番号も自分で調べました。ふん。

なんか金持ちがいっぱいいそうな(偏見)港区からレンタルしてきてくれました。「買ってくれないんでしょうか」「新刊じゃないと無理ですね」

そうかそうか。ええ、そうですか。憤って「教育を変える為に選挙に出るわ!」と言っていたところ(これは躁の日ですね。無駄な正義感。)主人が「議員さんは結構話聞いてくれるらしいよ(別に立候補しなくても…)」と冷静に教えてくれました。

デジタルと教育に理解のありそうな区議会議員さんに図書館の惨状と、洋書&オーディオブックの必要性を長文メールで送りつけてみました。ご丁寧にすぐお返事頂き、教育委員会に質問してくれました。区のHPは議事録すら見つからないけど議員さんのブログによると「費用対効果を観ながらニーズを注視していく」との回答だそうです。

へーーーーー。そうですかそうですか。こりゃ100年後やな。区がダメなら民間や。

という事で私はチャレンジングでお馴染みの自分の所属会社に新規事業として洋書図書館事業を提案してみることにしました。その会議での新規事業コンサルタントさんに言われた一言が冒頭のこちらです。

「そもそも何で英語学んでるんですか?」

「英語多読でググればなんか無料なのいっぱいありますけど。」

なるほどなるほど。確かに。私一人の要望で突っ走ると、誰も見向きもしない超マイナーサービスが出来上がり、誰も使わずにそっと幕を閉じることになるのでしょう。

子供達が好きなだけ英語の本読んで聞ける環境作りたいだけなんですけどね。なかなか山が高いです。

何で英語を学ぶのか。
ー だってやりたいんだもの。

ではでは。

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ふじさや(Saya)
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