2023.08.10 第4回北海道ツーリング【6日目:音威子府~浜頓別~枝幸】
朝の音威子府
朝5時すぎに起床。朝の音威子府は厚い雲に覆われていた。

同室には誰も人が来ず、1人で泊まっていた。よく眠れた夜だった。

普通列車が来た。キハ40とキハ54の併結。

音威子府バイパスについての説明があった。現状は交通量は少なく混雑緩和を目的としている訳ではなさそうだ。川沿いの深い谷の中を通る道が現道なので、どちらかというと災害への備えという面が強そうだ。


朝7時に出発。

音威子府駅も徒歩圏内で、鉄道利用者にとっても便利な場所にある。

音威子府駅前にて撮影。

食料を調達しようと村中心部で唯一のコンビニへ。

コンビニの駐車場でコーヒーを飲んでいると、店長に「昨日イケレ(ゲストハウスの名前)に泊まっていました?」と声をかけられた。前日にイケレには夕食に行っていたらしい。

ここから浜頓別方面へ。

4年前にすでに落橋していたキャンプ場への橋は直されていない。村の財政の厳しさを感じた。

昨日押せなかった道の駅おといねっぷのスタンプ押印。

カロリーメイトは240円。昔より値上がりした…。左右同じフルーツ味だが色が違う。

「生そばあるよ」

道の駅おといねっぷのマンホール。

音威子府~小頓別
音威子府バイパスと交差。橋を渡ってすぐトンネルで筬島に抜ける。


しばらく走ると草原の中だった。

中頓別までは34km。浜頓別までは55km。時間には余裕があるのでゆっくり進む。ここの道は2019年8月にも走っており、2度目の走行となる。

中央分離帯と登坂車線がある。

峠を越えて中頓別町へ。


中頓別町に入って最初の集落、小頓別。駅跡がバスロータリーとして使われている。枝幸町のラッピングバスが来たが、高速バス仕様の豪華なバスだった。


小頓別駅前には丹波屋旅館という、元旅館がある。



遊興飲食税のステッカーがある。

小頓別~中頓別
枝幸方面は右折が近道。今回は国道で浜頓別方面のため直進。

中頓別町岩手という地名。県名を付けた地名が道内各地に見られる。

牛の横断注意。

岩手のバス停。

信号もなく、飛ばせる道が続く。

国道を離れて道道へ。

ここにも牛のイラスト。背中の模様が日本地図の牛、さすがに実在するわけないか…

雪の重みで倒壊した小屋。各地で見かける。

中頓別方面へ左折。

そこまで牛が横断することが多いのだろうか。北海道に何回も来ているのだが見たことがない。


走っていると右側に未舗装の分岐を発見し、ずっと走ると砂金掘体験場に着いた。

砂金掘りをしている人も見かけて話をした。この辺りにもライダーハウスがあった、という話や地域の見どころなどの話を聞いた。盆に近い時期ではあるがあまり砂金掘りが知られていないのか、人は見かけない。たまに家族連れなど来るようだ。



これが話を聞いた元ライダーハウスのようだ。ここで泊まるのは楽しそうだ…。20年早く生まれていたら、北海道でライダーハウス巡りをしながら自転車で旅していただろう。最近は減ってきている…。

一旦離れた国道275号に再び合流。

中頓別の市街地に入る。昼食の場所を探す。

中頓別のカフェで昼食
カフェ「ヤマフクコーヒー」に入店。地域の雑誌があったので情報収集しながら待つ。


ピザセットを注文。

土産物も売っている。


前も中頓別町は通過しているのだが、市街地の中に入らず国道を通って素通りだった。そのため、今回はゆっくり見て回ることに。

旧松田商店
スーパーのような建物を発見して入ってみたのだが、現在はコミュニティスペースとして使われている「旧松田商店」。洗濯機欲しい人募集の貼り紙があった。


学生のための勉強スペースとして使われていた。実際に夏休み中の中学生が勉強していた。ちょうどそこにいた町の職員に話を聞き、ここがどういった施設なのか案内してもらった。「旧松田商店」については、2019年2月の中頓別町広報に説明が詳しく載っている。


肌着の棚が漫画置き場になっている。

肉や魚を売っていた場所。内装はスーパーそのままだった。

中頓別駅周辺
中頓別駅にあった廃車両。

駅の中には路線バス時刻表。浜頓別方面、音威子府方面ともに1日3本。

中頓別駅前の商店街。

「まるや食堂」

商店街を走って国道に戻る。

盆踊りの準備中。早めに連休を取得したので、もう盆休みは終わってしまっていたのかと錯覚していたがまだ8月10日。

休止したライダーハウスみつばち村。

中頓別~浜頓別
トラクターとすれ違い。

中頓別町立自動車学校。町立の自動車学校は珍しい。



SLが残されている。

2019年8月の写真↓

北緯45度通過。


札幌から300km地点。


廃道も2車線。

浜頓別町へ。

下頓別の集落を通過。

下頓別郵便局のATMで入金。

「戸出」という地名。富山県の戸出(高岡市)と関係があるのだろうか。

気温は19.5℃。涼しい。

道の駅まではあと2kmなのだが、民家は皆無。


浜頓別の市街地に入るとラウンドアバウトが現れた。


道の駅北オホーツクはまとんべつ
道の駅で他にもツーリング自転車を見かけた。

道の駅北オホーツクはまとんべつのスタンプ押印。

道の駅内部。「あそびのひろば」という子供向けコーナーがある。


浜頓別町の特産品が当たるガチャガチャ。

ホタテ自販機。

ソフトクリームを食べながら10月の仙台旅行の予定を立てていた。ANAのセールをやっていたのでスマホで航空券を購入。

浜頓別駅や周辺の鉄道に関する展示。

道の駅周辺には昔から営業していそうな食料品店。

黄色の「止まれ」は珍しい。

4年前にも来た足湯。

クッチャロ湖
クッチャロ湖まで来たのだが天気が悪く霧で白くなっている…。ここでも関西から1人で自転車で旅しているという人がいたので話しかけた。


クッチャロ湖はラムサール条約登録湿地。番号は439番(四国に住んでいるとこの番号見ると酷道を連想する)


2019年8月に来たときはカヌーに乗っていたようだ。
クッチャロ湖でカヌー体験!
— 🗻@ (@fuji_kanazawa) August 14, 2019
実家にもあったけど、カヌー漕いだの久しぶりやから、思わぬ方向に進んでいったけど楽しかった〜 pic.twitter.com/7RCaTmGMJO
クッチャロ湖のビジターセンターに入って展示を見学。


浜頓別~枝幸
枝幸方面に走り始める。

国道275号終点。

セイコーマートで休憩していると、地元業者のトラックと首都圏ナンバーのバイクが言い争いをしていた。数分後、警察が来て事情聴取が始まったが、何があったのか…?

海沿いの国道で枝幸方面へ。

2車線の旧道。オホーツク海の波により陸地が削られることへの対処のようだ。

「キャンプ等することができます」との看板。強風のため、キャンプする気にはならなかった。

国道238号で枝幸に向かって走る。景色が変わらない。


斜内の集落。


松浦武四郎宿営の地。

このトンネルを抜けると枝幸町目梨泊に抜けるが、北見神威岬を経由する旧道へ。雨が強くなってきたのでレインウェア着用。

道路幅員が狭いため対向車に注意。

旧道は冬期間通行止。

海と山がすぐ近くにある北見神威岬にて。雲がかなり低いところまで下がってきている。

興浜北線の鉄道跡が見える。

ここで枝幸町に入る。

2車線の道路だったのだが、山側1車線を落石防止のための設備に使用しており、通行できるのは海側1車線。しかし、制限速度は50km/hのまま変わらない。つまり「1車線なのに50km/h制限」というかなり珍しい形態だ。道路マニアからは「セン無50規制」と呼ばれる。


国道現道に合流。

視界が悪く遠くの景色は見えない。

北見神威岬公園。

目梨泊の集落。

枝幸市街まで13km。

「シカ注意」


北緯45度を再び通過。今回の旅では4回目の通過。

北緯45度国際広場は進入禁止になっていた。

飲み物を買ってバス停で休憩。

千畳岩のキャンプ場。温泉に入ってからまた来よう。

枝幸の市街地に入った。

枝幸
ホテルニュー幸林で食事と温泉。

帆立フライ丼(1600円)を注文。

温泉は気持ちよかった。雨の中ずっと走り冷えた体にとっては嬉しい温かさ。

本州では見かけないドクターペッパー。

22時前になり雨が止んだ。温泉を出て枝幸の市街地を走る。


枝幸の市街地は暗かったが、久々に走る街の風景。



大きなパチンコ店もある。

枝幸町役場にて。

国道238号の標識。


この日、テントを立てたのは23時前。今夜は雨は降らないようだ。
