2022.12.29 沖縄一周自転車旅【2日目】
南城市~平和祈念公園
朝7時に出発。沖縄県は緯度が低く、四国よりはるか西にあるのだが日の出の時間はほとんど変わらない。日没はこの時期だと40分ほど遅く、自転車旅をするのにあたってはとても嬉しい点。暗い中は極力走りたくないので。
この日の予定は名護市までの120km。日没までに走り切れるか?たぶん無理なので恩納村あたりまでは日没前に走っていきたい。
ギーザバンタ(慶座絶壁)にて。なかなか険しい地形だが近くに駐車場があり、そこから階段を歩いていけばたどり着ける。崖の上ではさとうきび畑が広がっていた。
沖縄県には「地下ダム」が数多くある。地下ダムは小規模な島や乾燥地などに向いているダムで、地下水を貯留するものである。
平和祈念公園
平和祈念公園へ。沖縄へ修学旅行に行ったことがある人なら訪れた場所かもしれない。
資料館は臨時休業中。工事をしているようだった。
平和の礎。沖縄戦での犠牲者の名前が刻印されており、沖縄からは遠く離れた地元の県の出身の人も数多く刻まれていた。
各県の慰霊塔がある摩文仁の丘にて。向かい合う形で各県の慰霊塔がある。
駐車場に戻る。自販機を見ると見たことのないような飲み物ばかり。「さんぴん茶」や「琉球コーラ」など、オリジナルのものが数多くあった。少し肌寒いのでホットコーヒーを飲む。
ひめゆりの塔
少し自転車で移動して「ひめゆりの塔」へ。
沖縄47箇所めぐり、というのは初めて聞いた。
喜屋武岬
沖縄本島最南端に近い、喜屋武岬へ。
断崖絶壁にあるためか、自殺防止のメッセージが書かれたタイルがあった。
周りはさとうきび畑しかなく、観光客にとってはなかなか来ないような場所だった。下の写真の突き出た部分が沖縄本島の最南端となる。
糸満市街地
糸満市の市街地へ。糸満ロータリーはラウンドアバウトに改修されていた。
海沿いを走る。この辺りまで来ると、数は少ないがマンションも見かける。
向こうに見える橋は国道331号の糸満道路。自転車で走れないかと思って避けたのだが、実際は歩道もあり通行はできるようだ。橋の上から糸満市街地を眺めるのも良さそう。
道の駅いとまん
昼食は「道の駅いとまん」へ。最南端の道の駅となっている。海鮮のお店が連なっていて、寿司や刺身などを買って外のベンチで食べることができる。
コロナ禍始まりから3年。今でもゴルフカートには検査会場が設置されている。
この日の昼食はウニ焼き。絶品だった。
ポケモンのマンホール蓋を見かけた。
ゆるキャラ?「エイトマン」
道の駅いとまん~道の駅豊崎
次の道の駅まで自転車で移動。2.5kmほどの道のりですぐ着く。
北に進めば進むほど都会的な景色になっていく。
高架を下りる。
道の駅豊崎
最西端の道の駅。
JTA/JALのサイクルスタンド。
売られている米は愛媛県産。これはとても意外だったが、沖縄では米はあまり作られていないからか。道の駅の売店ではあったが、熊本県産のみかんなど全国のものが集まっていた。
道の駅の情報コーナーでは飛行機の運航情報を映したディスプレイがあった。珍しい。
寝ていた猫。冬でも気温20℃程度と、猫にとっても暖かい気候。
道の駅豊崎~那覇
那覇空港の東側を通り那覇市街地へ。
那覇空港近くではトンネル工事中。
日本最南端の駅となっている赤嶺駅。
陸上自衛隊の那覇駐屯地の不発弾処理は4万件近い。
那覇の市街地へ。松山市や金沢市、高松市などととあまり変わらない街並み。都会に感じた。
名護方面へ直進。車が多く自転車では怖い。
那覇~北谷(ちゃたん)~残波岬
名護61km、嘉手納18km、宜野湾12km。
宜野湾市の国道58号。郊外まで出ても6車線の道路は続く。道幅は広いが交通量も多い。
北谷町に入っても6車線。鉄道がないため、その分も道路が充実している印象。
北谷は「ちゃたん」と読む。
リゾートホテルの居抜き?元々は展望レストランも備えていたようだ。
嘉手納基地前の中古車販売店。価格はUSドルで、やや古い車が並んでいた。20年ほど前の車が多め?
嘉手納基地近くまで来ると、米軍関係者のYナンバー車が多い。
ここから国道58号を離れ、残波岬へ。
沖縄ぜんざいの自動販売機。
読谷村の米軍トリイステーション。
基地入り口に鳥居がある。
サザエさんの磯野波平を連想。
土産物店やカフェなどがある御菓子御殿で休憩。
カフェで沖縄ぜんざいを食べる。かき氷を食べるのには少し寒い気温。
残波岬灯台散策
御菓子御殿から1km走って残波岬灯台へ。
300円払って灯台の内部へ。登れる灯台16箇所のうちの1つ。階段は狭く、灯台を管理する職員の大変さがなんとなくわかる。登れる灯台は観光用に多少整備されているところがあるとは思うが…。
残波岬灯台から西側の風景。
東側は険しい地形。
再び階段を下りる。
灯台に関する展示のある資料館。
灯台の入口。
灯台の近くにある「金城パーラー」。バスを利用したお店。
大きなシーサーがいた。
残波岬~恩納村~名護
恩納村へ。名護まではまだまだ時間がかかりそうだ。
再び国道58号へ。
石川、というのは今のうるま市の地名。
沖縄らしい海の色。
名護、は画数が多いためかカタカナで表記。
シーサイドレストランという昔ながらのドライブイン。最近は道の駅が増えて、こういったドライブインは減ってしまった。
ここにも御菓子御殿があった。
少し暗くなってきた。大規模な高級ホテルが多く並んでいる。将来、お金に余裕ができたら高級ホテルに家族で泊まりに来たいものだ。いくらかかるのだろうか…。
恩納村伊武部のいんぶビーチ。
名護方面は直進。左は高速道路だが、「有料道路」との表記。
許田IC、沖縄自動車道の終点。名護から先は「名護東道路」という自動車専用道路はあるが、人口も少ない地域になるため一般道しかない。
道の駅許田には4車線道路をまたぐような歩道橋がある。道の駅の建物は山側にのみ設置されているが、駐車場は上下線別々にあって高速道路のパーキングエリアのよう。
名護東道路の分岐。名護市街地まではもう少し。
街歩き@名護
19時頃に到着。
夕食はヤギ料理の店へ。
ヤギ汁定食(1500円) ヤギの刺身も付いてきたが、最初は何の肉なのか分からなかった。常連さんと思われる人が横に座っていて、「どこから来た?」と聞かれて「愛媛県から」と答えると「雪は降るし、寒いだろうし大変だったんじゃないか」と。四国が豪雪地帯の北の国だと思われていたようだ。(実際、この数日前には愛媛県で大雪だった)
食後の散歩。年末の忘年会シーズンで居酒屋は賑わっている。今度のお盆や年末は地元で友人とお酒を飲むのもいいな。
名護市営市場に雪だるまとスキーのモニュメントがあるのはなぜなのか?
市場の内部。夜遅い時間ではあったが開いている店もちらほら。
名護市営市場から見た名護十字路。
宿に自転車を置いて、知らない街を散歩するのは自転車旅の楽しみ方の1つ。
名護市のゆるキャラ、名護親方。
オリオンビールの垂れ幕。
少し雨が降ってきた。そろそろ宿に戻ろう。
JALは昔のロゴ。
宿に戻った。今日の宿もなかなかいい雰囲気。同室には自分ともう1人、おそらく同世代の人だろうか。夜になり雨も強くなってきたが、明日は雨に濡れずに国頭村までの70kmを走れるだろうか?