2023.08.09 第4回北海道ツーリング【5日目:稚内~音威子府】
稚内のライダーハウスを出発
朝5時に目が覚めてしまった。まだ寝ている人が多い中、出発の準備をする。
みどり湯の注意事項。面白い宿に泊まっていたが、今後は少しずつこういったライダーハウスもなくなっていくのか…、と思っていた。
6時半出発。他にも同じくらいの時間に出ていく人が数人いた。
稚内市街地
右折して音威子府方面へ。
朝食は最北端のマックで。E141°45′ N45°20′
自転車のマークが他地域ではなかなか見かけない形。
国道40号を南下する。弱い雨が降り続いている中、稚内の市街地を出る。
国道40号:稚内~豊富
郊外でも4車線道路が続く。ロシア語表記が標識にある。
4車線道路がそのまま登坂車線に変わる。
中央分離帯付きの2車線に変わる。一般国道ではあるが造りが豪華。
自転車は脇道に案内される。周りに民家はない。
「副道あり左折注意」
本線に復帰。旭川まで232km。
ここから先は自転車は本線上を通行できない。
一般道路ではあるが制限速度70km/hとなる。
豊富町に入る。時間に余裕があるので、予定になかった豊富温泉に行くことに。
開源パーキングシェルターが現れた。
広々とした駐車場、トイレや自販機、サイクルラックがある。
道の駅と同じようにポスターも貼られている。
建物の中は綺麗だった。
北海道にせっかく来たので限定品。
車はここで右折し、本線に合流できる。
国道40号豊富バイパスの看板。
高速道路が分岐する。
徳満駅跡。
駅舎は残っていない。
幌富バイパスの古い看板もあった。
豊富駅に一旦寄り道する。
豊富駅・豊富温泉
国立公園サロベツ豊富温泉の看板がある。
駅の中に入ってみる。
ロードバイクに乗った「温泉むすめ」のキャラクター。豊富温泉は全国でも有名で、湯治のために来る人が多いのだとか。
豊富温泉へ向かう。
サイクリングコースがあった。
豊富バイパスの豊富サロベツIC。
豊富温泉到着。メインストリートには商店や旅館が並んでいる。
温泉の看板の前で記念撮影。
「豊富温泉ふれあいセンター」で入浴。
昼食はジンギスカン、1400円。食後に温泉へ。
タオルを買って入浴。タオルは持参してはいたのだが、原油成分が入っている温泉のため匂いが残ると聞き、窓口で買うことにした。
休憩室も広々としていた。ゆっくり休みたかったが音威子府までこの日は移動するのであまり長居はできない…。
温泉施設を出る。
温泉街を散歩。留萌市立病院に向かう沿岸バスの車両が来たのだが、約150kmも先。この区間を通常の路線バス車両で運行するという、北海道以外ではなかなか見かけないバス。
売店に入ると「温泉むすめ」のグッズが多かった。北海道土産ももちろんあるが、普通の菓子類や日用品も多く売られている。
喉が渇いたので変わった飲み物を飲む。
豊富~幌延
豊富温泉から幌延方面へ。
丘を越える。
JR幌延駅に到着。東京から来て折りたたみ自転車で旅をしているという人と会った。自転車や旅の話をしていたが、話していると「大雨で遠軽~旭川間は動いていないのではないか」との話を聞いた。
幌延駅内の待合室。
1000円でラーメンが買える自販機もある。
JR代行バスの時刻表があった。しかし、紋別に前泊して自転車で紋別~遠軽を移動し、遠軽に11時半に着くのは時間的余裕がない。1本遅い便となると旭川に20時25分到着、というのは遅すぎる。ちょうどいいバスはないか…?と思い、JR代行バス以外の通常の高速バスを探してみることにした。
JR代行バス以外の高速バスもあるということを窓口の駅員さんに教えてもらい、電話で予約した。自転車も載せて良いとのことだったので良かった。これで遠軽~旭川の移動手段を確保できた。
幌延~雄信内
さて、幌延駅を出発。
牛の砂箱。
北緯45度線通過。
国道40号を離れて道道256号へ。雄信内駅方面へ直進。
JR上幌延駅の駅舎。
ちょうど特急列車が通っていった。
湿地帯の中を進んでいく。
牧場がときおり現れる。
幌延町は「北緯45度の町」
校門だけが残された雄信内小学校跡。
雄信内駅到着。1日の平均乗車人数0人の駅、このときも誰もいなかった。
秘境駅ではあるが窓口跡がある。昔はここも有人改札だった。
幌延町のポスターも色褪せていたが、デザインからして20年以上前のもののようだ。
雄信内駅ホーム側。
カレンダーは今年、2023年のもの。
JR北海道の除雪車が置いてあった。
雄信内~中川
昔はここにも集落があったそうだ。商店跡が残っていたが、今では駅の周りに住む人もいない。
雄信内大橋を通って国道40号へ。
今までの交通量の少ない道道から一転、大型車も多く走っている国道40号に戻ってきた。
廃橋が横に見えた。
直線道路を進む。
中川町に入る。この日のゴール、音威子府まで43km。
盆休みという時期なのもあり、田舎の祖父母の家に帰る途中のような風景だった。稚内を出たときよりもかなり高い気温、30℃の中を走る。夏らしい暑さが戻ってきた。これこそ日本の夏。
中川町の市街地に入る。
天塩中川駅方面へ。
天塩中川駅の交流プラザ。ここで休憩していると地元の人が来て、中川町 についていろいろと教えてもらった。平和なように見えるこの町でもいろいろな事件があるようだ。
天塩中川駅前。
駅にはサイクルラックも完備。
中川~音威子府
道の駅に向かう。
道の駅なかがわの閉館時刻ギリギリに間に合って美味しいソフトクリームを食べる。忘れず道の駅スタンプも押印。
音威子府まで30km、日没までに間に合うか?日没まで約2時間。
中川町佐久へ。「佐久」といえば長野県を連想させる。
18きっぷで初めて北海道に来たときから気になっていた場所。 夕方になって涼しくなってきた。
JR佐久駅の駅舎は「佐久ふるさと伝承館」を兼ねている。
化石や昔の道具が展示されていた。
ホームに出るとキハ54の普通列車が来た。2019年8月に乗った列車だ。
さて、音威子府へ向かう。
松浦武四郎の踏査地。
音威子府までは18km。その間、民家が殆どない中を進む。日本ではあまり見られないような風景。
トンネルを通る。交通量はとても少ないが、今はここでもバイパスの建設が進められている。
北海道の国道にしては路肩が狭くなってきた。
音威子府まで10km。喉が渇いてきたがどこにも自販機も商店もない…。気温25℃、蒸し暑い中走る。
音威子府村に入る。
数日前の大雨で川が濁っていた。
ここが北海道命名の地。
筬島の集落へ。
「エコミュージアムおさしまセンター」
筬島駅は新しい駅舎になっていた。
音威子府バイパスの工事現場事務所もある。2025年度開通予定。
国道40号に戻って音威子府へ。暗くなってきた。
19時、音威子府村に到着。この日は夜遅く雨が降るらしいのでキャンプの予定だったが宿を探すことに。
「道の駅おといねっぷ」へ。
かなり喉が渇いていたのでガラナを一気飲み。
音威子府散策
セイコーマートで夕食を調達。
宿に戻ってきて食事。
元々は鉄道の合宿所だったので、客室は「寮室」との表記。
食後は市街地を散歩。まずは音威子府駅に入ってみたが、コワーキングスペースや畳の休憩スペースがあった。宿泊は禁止で、近隣の無料キャンプ場の案内があった。
4年ぶりの音威子府を散歩。前回来たときを思い出して懐かしい。飲食店がほとんど見当たらず、食料品店も少ない。
歩いているとなぜか愛媛ナンバーの車を発見。どういう目的で、どうやって北海道の人口600人の村に来たのだろうか…?愛媛県民としてはとても気になった。
40分ほど散歩して宿に戻った。夜の気温は20℃程度、快適だった。
22時16分、最終の特急列車が出ていった。まだ雨は降らないようだが、雨雲レーダーを見るとかなり強い雨がふるようだ。明日は枝幸まで、雨に降られずに行きたいものだ…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?