2023.08.12 第4回北海道ツーリング【8日目:紋別~遠軽】
ビジネスホテルオホーツク
この日は紋別から遠軽まで約50kmの行程。宿の昭和レトロな雰囲気が好みで、朝も起きて宿の廊下においてあるものを見て回っていた。
部屋は古いが清潔な部屋だった。
朝の紋別市街地を観光
朝7時頃にチェックアウトし、紋別市街地を自転車でゆっくり走って町並みを見て回る。海鮮料理の店があったが朝はもちろん営業していない。
市街地を走る。
オホーツク氷紋の駅へ。
鉄道の駅名標がある。
紋別を出発。
市街地郊外のセイコーマートに立ち寄って荷物を発送し、飛行機に持ち込む荷物を減らす作戦を取る。ダンボールは余っているものをもらうことができた。
丸瀬布方面の道道が分岐。
網走までは104km、湧別までは30km.。
オホーツク紋別空港
オホーツク紋別空港へ寄り道。
空港内は閑散としていた。便数が少なく、離着陸がない時間帯は静か。
売店も閉鎖している。営業時間はかなり短いようだ。
紋別の流氷や自然に関する展示もある。
オホーツク紋別空港の滑走路の様子。
ロシア語の名前が書かれた日本の空港というのはここしかない。
「紋別タッチ」という、東京から紋別に来てそのまま来た飛行機で折り返すという修行が行われているようだ。1日往復1便のみ。石川県の能登空港と似たような空港だ。
国道238号
紋別〜遠軽間は高速道路を延伸するのではなく、現在の一般道を中央分離帯付きに改良する方針で工事が進められている。
紋別を少し後に出発したフォロワーさんと遭遇し、少し立ち話をしていた。
ゆっくり走っていると追い抜いていった。お気をつけて〜
コムケ湖・三室番屋
少し寄り道をする。
コムケ湖にある三室番屋へ。漁師の宿場として使われていた。案内をしているという住民の方にいろいろと聞いた。
五右衛門風呂あり、宿泊もできるらしい。
昔の落書きも残されている。
建物の外に出て散歩。
雲がかなり低い。気温20℃に満たず、とても過ごしやすい。
遠軽駅前バス出発時刻まで3時間。バス停まで残り30km。ギリギリだ…、急ごう。
沼の上駅跡
国道に戻る。高速道路のようなワイヤロープがある。
少しだけまた寄り道。沼の上へ。
線路跡は草が生えているが線路があったことはわかる。
線路跡のみ路面が陥没している。
駅跡近く。
ここはかつては駅前だった。
駅にはホームも残されている。1989年に廃止されたそうだ。
湧別
国道に戻ってしばらく走ると湧別町に入る。
かなり長期間日本を旅しているという外国人に話しかけられた。自分の自転車を見て「かなりの軽装備だね」と驚かれた。Facebookの連絡先を交換した。
自転車は14速内装変速、ベルトドライブという珍しい仕様のようだ。このメーカーは日本では見たことない…。
草原の中をひたすら進む。アップダウンも少なく、スピードは上がる。
湧別川の橋を渡って湧別の市街地へ。
ここの国道238号は「オホーツク国道」という愛称がつけられている。遠軽までもう少し。
反対側を見ると各地の名物や観光名所のイラストが入った標識があった。
遠軽方面は右折。2022年5月にもこの交差点を右から左方向(R238→道道204)に走っている。これにて留萌~稚内~根室~釧路~襟裳岬~函館の間の線が繋がった。
網走81km、常呂50km。
先程の外国人と再会。
ツノダの自転車の看板が現存。ツノダの自転車部門は今ではなくなり、本業は不動産賃貸業になっているということは知らなかった。
「ぎょうざの宝永」の建物が昔ながらの商店だった。
上湧別の市街地も道は広い。
道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの郷
時間はないがかみゆうべつ温泉チューリップの郷に寄り道。スタンプの押印とトイレ休憩のため立ち寄った。
ここでも自転車イベントの案内。
上湧別~遠軽
ここからはノンストップで遠軽へ。
学校跡だろうか?
湧別町の役場前。
平坦な直線道路が続く。
ここで遠軽町に入る。湧別の国道238号分岐から13km。
遠軽町の市街地が見えてきた。「市」といっても違和感のない規模のロードサイド型店舗が連なる。
坂本ホーマはキツネの看板。
バス出発30分前に遠軽駅前着。
この10日ほど前に北海道全域を襲った大雨で石北本線は遠軽から旭川方面が運休中。そのため、高速バス車両が代行輸送をしていた。今回は時間の都合でJR代行輸送ではない通常の高速バスに乗車するため、遠軽駅前のバスターミナルに向かう。
1年半ぶりの訪問。
高速バス:遠軽~旭川
15分前に遠軽駅前のバスターミナルに到着。急いで自転車を分解する。窓口では電話予約した旨を伝え、自転車は問題なくトランク内に収納できた。
稚内で自転車の修理をお願いした際に後輪がきつく締められており、後輪がなかなかはずれなかったがなんとか時間内に間に合った。
特急北大雪号に旭川駅前まで乗車。席は最前列にした。
鉄道が運休中なのもあり混雑しているのではないかと予想していたが人は少なく、席も半分以上は空いていた。JRの代行バスを使うのが一般的なのだろう。
しばらくすると民家のない道を進んでいた。
バスは丸瀬布の町に入る。
丸瀬布ICから高速道路へ。厚い雲に覆われていて涼しい。
旭川紋別自動車道に入った。
次は白滝バス停。
旭川紋別自動車道の廃IC、旧白滝出入口を通過。
白滝のバス待合所は高速道路の外にあるので一旦下道へ。
制限速度を守るパトカーを先頭に車の列。
石北峠を越えると天気が変わって晴れ間が見える。
渋滞とまではいかないがお盆期間で道は混んでいた。
気温25℃、暑くなってきた。
上川まで下りると青空。濁流の川を渡る。
上川層雲峡ICから一般道へ。
川を下っていく。
のどかな田園風景が終わり、イオンが見えてきた。旭川駅はもうすぐだ。
混み合う4車線道路。久しぶりに見た風景。
ビルが高くなってきた。
前方に旭川駅が見える。
旭川駅
16時前に旭川駅に到着。枝幸町のラッピングバスを発見。
1週間前に乗った沿岸バス羽幌行き。
もう4回目の訪問の旭川駅。
駅の周りは日本最北のイオンモールや、高層のホテルがあり久々に見た都会の景色のように感じられる。旭川に着くと遠軽と温度が違いすぎて、とても暑く感じたのだがそれでも30℃くらいだった。明後日からの四国の夏は耐えられるのだろうか…。
駅の中にも入ってみる。盆休みではあるがそこまで混雑は感じられない。
旭川駅の建物の外に出て散歩。公園のような緑が美しい。
イオンモール側の出口と全く違う風景。
789系1000番台が描かれている顔はめパネル。
自転車を組み立てて約20km離れた旭川空港近くの宿に向かう。
メガホン越しに声が聞こえる。選挙活動か?と思ったが、地元の高校生による署名活動が行われていた。核兵器の根絶に関する署名だった。
17時、旭川駅を出発。
道の駅あさひかわ
旭川駅のすぐ近くにある道の駅「あさひかわ」へ。
宿近くに食事場所が全く無いので、ここで夕食…と思ったが、17時過ぎでは営業している店はなかった。近くで旭川ラーメンの店を探そう…
旭川市街地~旅の宿パッチワーク
道の駅のすぐ近くには青色の停止線を発見。珍しい。
早めの夕食、旭川ラーメン。
走りやすい4車線道路が続く。
自転車の矢羽根も完備。
JR富良野線と並走。
環状1号線と交差。ここは直進し美瑛方面へ。
日が傾いてきた。前の標識は赤く光る仕様。
七五三、と書いて「しめ」と読む。
「ホッカイダーベース」と書かれた建物。何だろう?と思って気になって入るとバイク向けのカフェ・土産物店だった。HOKKAIDERと書かれたキーホルダーとステッカーを購入。
訪れたときはトークイベントが行われていて賑わっていた。ツーリングマップルの編集者が来ていたようで、幼稚園児の頃から愛読していた自分にとっては気になるイベントだったが、時間の都合で参加せず宿に向かうことに…。
日没。
旭川空港への道が分岐する。ここも直進。
旅の宿パッチワークに宿泊
宿に着いたのは20時過ぎ、自転車を分解し始める。ペダルがなかなか外れなかったが、宿に工具がありなんとか対処できた。40分で分解作業完了。
夜遅くになって同世代の宿泊客の方がやってきた。車で道東の小さな町から来たらしい。北海道の旅の話で盛り上がって、話していたら消灯時間。明日は午前発なので寝坊しないようにしなければ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?