2022.09.16 房総半島ツーリング【2日目】
行程
茨城県神栖市~<R124>~千葉県銚子市~<R126><千葉r30>~千葉県一宮町
1. 神栖~茨城・千葉県境
神栖市にある「コンフォートイン鹿島」に1泊しました。ここは工場が多い地域のため、泊まっている人は作業服を着た人が多めでした。ビジネス利用がメインのホテルだと思います。
7時半ごろに出発しました。地方の主要国道バイパス沿いにありがちなロードサイド型店舗の連なる道を進みます。路肩が広くて自転車ではとても走りやすい道でした。
神栖中央公園で1枚。…と自転車の後ろにあるサドルバッグを見てみると「開いてる」と気づきます。中の荷物は?と確認してみますが、なんとレインウェアを落としていることに気づきました。今回の旅は台風の近づく予報にあることからもレインウェアは必需品です。しっかり閉まっていない状態で確認不足が原因でした。
幸い、ホテルからは3kmほどしか走っておらず、引き返して落ちていないか確認します。2kmほど走ると緑の袋を発見。この中にレインウェアが入っています。よかった…。今後はサドルバッグの閉まっているのをしっかり確認するようにします。落下物は自転車であれ、後続車の事故につながりかねないので。
そのまま国道を走り銚子に行くのもいいかな、とも思いましたが「神栖1000人画廊」というのが地図にあり、気になったので行ってみました。なかなか絵が上手でした。
しばらく海岸線沿いを気持ちよく、30km/h程度の一定の速度で気持ちよく走っていたのですが突然道が途切れます。どうやらキャンプ場の敷地になっているようです。
国道124号に戻ることにします。国道への抜け道に未舗装路を走りました。グラベルロードに乗っているのに、最近は舗装路の長距離ツーリングが楽しくて未舗装路は久々です。
いよいよ茨城県から千葉県に入ります。千葉県は自転車旅では初上陸。44番目の訪問となります。橋の向こうには銚子の街並みが見えます。
2. 銚子市街地散策
千葉県銚子市に入ります。せっかくなので銚子の市街地を散策してみることにしました。かなり昔からあるような建材屋さんがありました。「販売」の「売」が昔の字体になっています。
日本初の修学旅行は銚子が行先だったそうです。当時は徒歩で東京から銚子に来た、と書いてあります。明治19年のことでした。
銚子駅の中も見てみます。外から見ると四角い近代的な形の駅舎、中を見ると木を使ったぬくもりの感じられる雰囲気、そして漁業の街というイメージも反映されているのがなかなか面白いです。
銚子電鉄の車両も見てみたかったのですが時間が合わず見ることはできませんでした。
飛行機輪行ではチェーンオイルは原則持ち込めないため、現地で調達するということになります。正確にはSDSシートの提示で、発火点によっては持ち込みが可能とはなりますが、松山空港では以前、基準を満たしていても断られました。それもあって今回も持ってきていません。
駅前に自転車店を見つけ、そこに置いてあったフィニッシュラインの赤(ドライタイプ)60mLを買うことにしました。本当は台風の悪天候が予想されるため、緑(ウェットタイプ)が欲しかったのですが…。
3. 銚子市街地~犬吠埼
犬吠埼を目指し、海沿いを走ります。向こうには茨城県側の街並みが見えます。
太陽石油といえば愛媛のイメージがとても強いのですが、千葉にもあって驚きました。愛媛に引っ越してくるまで、見たことなかったです…。
銚子ポートタワーが見えました。周りは低い建物ばかりのため目立ちます。
「犬吠テラステラス」に到着。灯台の「照らす」と「テラス」を掛け合わせた名前です。写真を撮るのによさそうなブランコが中にありました。平日なので人は少なめでした。
4. 犬吠埼
せっかくなので灯台へ。ここは上に登れる灯台になっています。意外と一般人が登れる場所は少ないです。以前、和歌山の潮岬灯台には登ったことがあります。寄付金300円を払い、中に入ります。いきなり狭い螺旋階段でした。
螺旋階段を降りるのが少し怖かったです。この後は併設の資料館に行き、灯台に関する展示を見ていました。
「犬吠テラステラス」で昼食です。パン屋さんが併設されているのでそこで買って窓際の席で食べました。
5. 犬吠埼~刑部岬
再び出発。海沿いを進みます。
道路沿いには家も少なく、北海道に行った時を思い出しました。関東にこういった景色があるのは想像していませんでした。
銚子電気鉄道株式会社(製菓会社)の工場前。ここではぬれ煎餅や「まずい棒」を売っています。中には寄贈された小さな鉄道模型もありました。
再び走ります。白い案内標識がありました。
6. 刑部岬
刑部岬(ぎょうぶみさき)に立ち寄ります。千葉県飯岡町は沖縄県との交流もあるとのことでした。沖縄にも近いうちに行きたいです…。
大きな展望台があり、そこからの眺めも良かったです。周りよりも標高も高く、周りの景色が見渡せます。その代わり自転車で行くと展望台までの登りがきついのですが。
7. 刑部岬~旭市防災資料館
ここからは西へ海沿いを進みます。国道126号からは離れ、千葉県道30号飯岡一宮線に入ります。この日の宿は一宮町にあるため、あとはこの道を一直線です。
このあたりは空き地が目立ちます。東北の海沿いに似たような雰囲気を感じ取っていました。おそらく津波被害を受けているのでしょうか。防災資料館があったので立ち寄ってみます。旭市の旧飯岡町は首都圏で最も東日本大震災の津波被害が大きかった地域です。30分ほど見学していて、話を聞いていました。
8. 旭市防災資料館~一宮町
自転車道があったので海沿いに出てみます…が、突然途切れて未舗装になりました。仕方なく車道に戻ります。
途中でこんなものもありました。案内標識が外壁になっています。ちなみに勝浦有料道路は2008年に無料化されています。国道128号のバイパスです。
このあたりは首都圏に近いことからもリゾート地になっており、リゾート向けの高層マンションが目立ちます。
千葉県の県道の標識(ヘキサ)は路線名が書かれています。福島県の仕様と少し似ています。
「道の駅オライはすぬま」へ寄り道します。ここで道の駅スタンプブック関東版を買おうと思ったのですがどこにもありませんでした。とりあえず「行木牧場のアイスクリーム」を食べて休憩します。美味しかったです。紙おむつの自販機は初めて見ましたが、これはもっと広まってほしいな…って思います。
再び九十九里浜を南下します。自転車道にも路線名の書かれたヘキサがありました。
このあたりは九十九里有料道路と並走していますが、自転車は走れません。インターチェンジの入口には細かく「供用約款」が書かれているのですが、字が小さく文章が長いため、車に乗ったままでは絶対に読めません。
展望台があったので、そこにも上ってみます。九十九里浜が見渡せます。
いよいよ暗くなってきました。9月の中旬なのもあり日が暮れるのが早いです。この後で海鮮料理を食べに行く予定だったのですが店が臨時休業で、近くにあった定食屋さんに行きました。
この日は一宮町のゲストハウスで宿泊でした。日本人より外国人の方が多く、コロナ前の日常に少し戻ってきたような感覚でした。サーファー向けの宿で、自転車旅をしているのは自分だけでした。
この日のコースです。ずっと平坦でした。最近、坂を登ってないような気がします。
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