見出し画像

2023.04.28-05.07 第3回北海道ツーリング【5日目】

静内温泉〜静内市街地

 深夜に雨が降っていたのだが、雨も止んでこの日は晴れ予報。朝3時に起床して準備する。

 キャンプ場の奥にはなにか建物があるようだったのが気になった。

 4時20分出発。国道に合流し苫小牧方面へ。

 新ひだか町静内の中心部へ。

 静内川を渡る。

 青空が広がる。左にあるのは廃線の橋。

 当初は予定になかったが、帯広のライダーハウスでおすすめされた二十間道路の桜並木へ。

 静内地区はホテルや店舗も多いが、これでも市制施行はしていない。2023年現在でも新ひだか町の人口は2万人を超えていて、活気を感じられる。

 ここにも協同組合のショッピングセンターが存在していたのだが、現在は新ひだか町地域交流センターピュアプラザという名称の町の施設になっている。中古車販売店や居酒屋も施設内に入居しているようだ。

二十間道路桜並木

 町の中心部を離れて二十間道路方面へ。

 馬が休んでいた。民家もあるエリアにいたのが驚き。

 二十間道路は左折。

 二十間道路区間内は駐停車禁止となっている。しばらくすると急な上り坂で丘の上へ。

 桜には遅かったのか?とも思ってしまった。

 コロナ対策として飲食を禁止していた。

 前方に見える桜は散っているものが多かった。

 二十間道路の周りには牧場が集まっている。


 ここは日本の道百選に指定されている。

 しずない桜まつりの屋台が並ぶお土産広場。

 写真フレームもあった。

 もう少し東へ向かう。桜は所々で残っていた。

 二十間道路が終わって未舗装の道へ。

 宮内省新冠御料管理事務所の前にて。ここまで来ると車も少なくのどかな風景。

 未舗装路を少し走って二十間道路に戻る。

 向こうに山が見える。

 二十間道路に戻ってきた。

 朝7時頃になると車も多く見かける。

 屋台の並ぶお土産広場へ。1軒だけ営業していたのでそこで唐揚げを注文。

 朝7時とは思えないくらい日差しが強い。

 さて、国道235号・静内市街地方面へ戻ろう。

 途中に広い駐車場のある公園を発見。ここの公園内のみ、桜がちょうど見頃だった。競走馬のふるさとというのもり、馬の銅像が設置されている。
 3月末は仕事が多忙だったのと、4月に入ってから高知県に観に行った桜はもう散っていたのもあって今年はあまり花見ができていなかった。四国よりも1ヶ月遅れの桜を楽しめた。

静内市街地・静内駅

 来た道を戻る。途中のセイコーマートでホットシェフのポテトを買って食べる。時刻はまだ朝の8時半だった。キャンプツーリングをするときは17時までが多いキャンプ場の受付時間の関係からも生活リズムが極端に朝方になりがち。

 静内の市街地には高層のホテルもある。北海道の出先機関などもあり、出張需要があるのだろう。

 静内駅跡を見に行く。この時点でも朝9時。

 ホーム内は立入禁止。

 静内駅の駅舎は前日に訪問した三石駅と同じく、木を使った温かみのあるものだった。

 静内のお土産を展示。

 窓口もそのまま残っている。周りには鉄道関係のポスターや、現役で使われていた頃の写真などを貼っている。

 券売機が残されている?と思ったがよく見たら現役時代の写真を貼り付けているだけ。

 静内駅の外観。スーパーマーケットのような見た目。

 線路もそのままで一見すると廃線に見えない。

新冠町

 新冠町へ。

 静内から5kmほどで新冠の市街地に到着。

 道の駅では自転車の旅人とすれ違う。650bのグラベルロードでバイクパッキング装備、とてもかっこよかった。札幌から来ていて、これからえりも経由で釧路方面に向かうのだとか。

 蒸気機関車の標識はあるのだが線路はもうない。

 新冠駅に寄り道。

 新冠町の西側では橋を建設中のようだった。日高自動車道の一部区間として、2025年(令和7年)度開通予定。

 苫小牧78km、門別本町26km。

 低い丘を越えていく。新冠町の節婦地区へ。

 日高自動車道の盛土はほぼ完成していた。

 岩に絵が描かれていた。

 日高自動車道と並走。

 節婦に向かって下っていく。

 廃線と並走する。市街地を除き、しばらく似たような景色が続いている。

 浸食されて線路が完全に浮き上がっていた。

 この地形や気候条件では線路を残すのはかなり難しかったのだろう。浸食されてレールが海に沈むのも時間の問題、というように感じられた。

 その代わりに現在は高速道路を建設中。

 日高自動車道は4km先の日高厚賀ICまでは開通しているようだ。

 草原の丘のすぐ隣は海という風景。

 牧草地に挟まれた道を進む。

 線路は国道より50mほど下にある。標高差があり、遠くに見える。

 日高町の厚賀地区へ。

 ここも線路が完全に変形していた。

日高町厚賀〜門別

 川を渡って新冠町から日高町へ。

 川を渡ると日高町厚賀地区へ。ここまで高速道路が繋がっている。

 賀張川には鉄道の橋と国道の橋の2本がある。

 清畠駅の駅舎にて。

 列車代行バスから転換バスへ。2021年のポスター。

 小さな駅ではあるが立派な駅前道路がある。

 線路も空中に浮き上がったり、橋脚のみ残されていたりと廃線らしい状況。

 橋桁は取り外されてすぐ近くに置いてあった。

 

 直線道路が続く。

 旧門別町の市街地へ。

 日高町役場は芝生が広々としている。ゴルフでもできそうなくらいの広さだ。

 日高門別駅前。商店も何店舗か並んでいて、駅前ロータリーもある。

 ちょっとした鉄道資料館のように昔の鉄道で使われていた機械などが展示されていた。北海道ではよく見かける。

 日高本線で使われていた駅名標やマークなど。

 駅ノートにも書いておいた。

 

 駅構内の線路はそのまま残っている。今でも運行していてもおかしくない見た目。

 

 駅の西側を進む。

 線路と交差する。舗装も改良されて線路の痕跡は歩道には残っていない。

 苫小牧が近づいてきた。あと50kmだが日没までには到着できそうだ。

 門別から富川方面へ。

日高町門別富川

 沙流川を渡る。

 奥には日高山脈の山が見える。5月でも真っ白。

 沙流川を渡る鉄道の橋はそのまま残っている。

 上下線が別の橋。もともとはどちらか片方の橋を対面通行で供用していたと思われる。

  ここで橋の下の公園に寄り道し、近くのコンビニで買ったご飯を食べる。

 沙流川のミニ北海道。札幌市付近から留萌市の方向を撮影。

 室蘭の地球岬付近。岬には灯台を模したものが置かれている。

 沙流川も再現されている。

 合併前の「門別町」があった。

 国道243号・国道44号の交差点(厚床)付近から根室・納沙布岬を展望。

 国道237号を少しだけ走る。

 ししゃも寿しが気になった。

 富川駅の駅跡へ。待合室は閉鎖されていた。

 丘の上から眺める富川の街並み。

 外観が特徴的なコンビニを発見。「トントン」という。

 自販機稼働中。

 門別競馬場の前を通過。

 日勝観センター富川店に寄り道。営業しているかどうかは分からないが見てみよう。

 サラブレッド銀座通りのマットが置かれている。中を見ると消毒液が置かれており、最近まで営業されていたようだ。今では営業しているのかどうかは分からない。

むかわ町

 むかわ町へ。

 桜が咲いている。新ひだか町とも見頃の時期が違うようだ。

 鵡川大橋を渡る。

 横にあったのは古い橋。

 道の駅むかわ四季の館へ。

 恐竜を使った町おこしをしていた。

 ししゃもが有名なようだ。

 道の駅には土産物店やレストランがあった。

 ゆるキャラの像があった。

 鵡川駅へ。ここが日高本線の終点。

 さて、今日の宿を探そう。苫小牧市内の勇払地区にライダーハウスがあるようなので行ってみる。電話したら、今日は宿泊可能なようだ。他に日本一周中の人も泊まっていると聞いたので楽しみだ。

 駅前ロータリーにはモニュメントもある。

 鵡川駅の内部。ここも窓口がそのまま残されていた。

 廃線になった区間の写真展示。

 

 鵡川の市街地を抜けて国道235号に合流。

 厚真町へ。

 徐々に日が傾いてきた。

 長い橋を渡る。

 右折すると日高自動車道。

 しばらく日高自動車道と並走する。

 日本で4箇所しかない、お金を払わずに合法的に100km/h出せる区間。他には富山県の能越自動車道、宮城県の三陸自動車道、北海道の函館新道がある。

 

苫小牧市

 いよいよ苫小牧市へ。

 

 苫小牧寒地試験道路に寄り道。立入禁止のため、フェンスの上から覗くだけ。

 高速道路側の標識も見えた。

 夕日に向かって走っていく。ここで左折して勇払方面へ。

 平地にも鹿がいた。

 夕焼けが綺麗。

 遠くには山が見える。

 勇払までの道は周りに何もない草原が続く。

 コンクリート工場の横を走る。

 19時、勇払に到着。

 宿に自転車を置いて、車で送ってもらい温泉と夕食へ。苫小牧の市街地は久々に見るような車の多さと明るさ。人口17万人とは思えないくらいの賑わいにも感じられた。久しぶりに行ったイオンモールは店内の照明が眩しく感じられた。

 この日の走行距離は130km。23時就寝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?