2023.06.03 姫路~岡山ツーリング【2日目】(姫路市→備前市片上)
🚅岡山→姫路(輪行)
朝5時半の岡山駅。早朝だが人もちらほらいた。
新幹線乗り場は混雑。昨日の便に乗れなかった人たちはほとんどなのだろう。新幹線も混んでいるのではないだろうか?
この時点でも大阪から先は新幹線は運休している。
新幹線ホーム到着。
岡山~姫路(88.6km)の新幹線は運賃1,520円だが、特急券2,290円と距離の割にはかなり割高。少しでも早く姫路に着きたいので新幹線を使ったが、そうでなければ1時間半かけて普通列車で移動するのがおすすめ。
以前も京都丹後ツーリングで京丹後市の網野駅から松山に帰るのに逆方向でこの区間の新幹線を使ったが、あっという間だった。
朝食はセブンイレブンのうどん。
乗ったのは「こだま」だが九州新幹線の車両。4列シートで「当たり」だった。
あっという間に兵庫県へ。台風一過の晴天が気持ちいい。
所要時間25分で姫路に到着。
🚲姫路駅周辺~姫路城~網干
自転車を組み立てて姫路駅から出発。
人口50万の都市、ビルが多く並んでいる。土曜の朝で静かだった。
交差点には原付用の二段階右折待機場所があった。
姫路モノレールの跡。最終的に鳥取まで延伸を考えていたという今では考えられない壮大な計画。
大将軍駅跡地。団地はもうなくなっていた。
ビルの上から橋脚が伸びている。
「つきたてのふっくらおいしいお米」米の自販機。
ここにもモノレールの橋脚が残っている。
姫路駅北口へ。
学生の頃、青春18きっぷで金沢から米子によく帰っていたが、その途中で姫路駅北口の景色はよく見ていた。降りたことはないのでここに来るのは初めて。
姫路城に向かう。時間の都合上、中には入らずに城の前で記念撮影。
姫路駅の北口へ向かう。電気バスを見かけた。
姫路駅北口は路線バス・タクシー専用の道路になっている。
姫路バイパスは自動車専用。自転車で南下し、網干方面へ。
ちょうど山陽電鉄の電車が来た。また機会があれば乗ってみたい。直通で大阪梅田まで行けるようだ。
工業地帯の中を走る。
飾磨臨海大橋へ。
「播磨臨海地域道路」という名前の道路が計画されているようだ。国道2号とは別に地域高規格道路を造るという案。
夢前川を渡る。工業地帯の風景が続く。
網干地区へ。「網干」という地名は関西のJRに乗っているとよく目にしていたが、来るのは初めて。
余子浜という地名。鳥取県境港市の余子という地名とは関係があるのだろうか?(境港市には余子小学校、余子駅などがある)
🚲網干~道の駅みつ
揖保川を渡り、たつの市に入る。
徐々に工場や民家も減ってきて田畑が広がる。
本日初めての上り坂。
山と海・民家に挟まれた狭い場所を道が通る。
「道の駅みつ」に到着。休憩で牡蠣コロバーガーを食べる。
海が綺麗。
これは船着き場だろうか?何に使われているのかよくい分からなかった。
室津の町並み
40分ほど休憩し、再び走り始める。
走っていると雰囲気の良さそうな町並みを発見。御津町室津という地名だった。
室津の集落の中へ。
国道250号は集落より高い場所を通っており、国道から集落へはゆるい下り坂だった。
「たつの市立室津海駅館」に立ち寄る。入館料は200円。豪商「嶋屋」の遺構で、昔の海運を説明する資料が充実していた。
2階からはすぐ港が見える。
1階に降りると、扉1枚ですぐ港に行ける通路があった。
Brooksサドルと茶色のバーテープ、タイヤの自転車にはこの風景はよく似合う。周りに溶け込んでいる。
この辺りは駐在所も和風の造りで、周りと景観を合わせている。
集落から国道に抜ける道が前方に見える。橋で高低差に対処している。
港の反対側から見た御津町室津の集落。
国道の標識のような「スクールゾーン」の標識を発見。錆で焼きおにぎりになってしまっていた。
集落内は道が狭く、自転車でゆっくり走るのにはちょうどいい。
民家が密集しているのだが小学校はすでに廃校になっていて、別の用途に使われているようだ。和風の外観で、広々としている建物だった。
山と海が近いことがわかる。地図で見ても、このあたりの国道250号は複雑な海岸線をなぞるようなコースで、カーブが多い。
台風一過のこの日に来ることができてとても良かった。
さて、国道250号に戻るべく先ほど見えた橋を通る。
急カーブで曲がっている。イオンモールの立体駐車場のような道路だった。
室津の港を一望。
ここで国道250号に合流。
たつの市御津町室津~相生ペーロン海館
室津~相生にかけ、国道250号はカーブが続く。
「危険区間 終わり」と書いてある。確かにカーブが多く危険区間だったような…
発電所が見える。
左側にはIHIの工場群。
昔ながらの店舗も残っている。
「相生ペーロン海館」に到着。少し立ち寄る。
1922年からペーロンが行われているらしい。
会議室や艇庫を備えた建物だった。
相生ペーロン海館~道の駅あいおい白龍城
昼食はこの先にある道の駅へ。IHIの関係の会社や住宅が並んでいて、道も広かった。
前方に中国風の建物が見えてきた。これが道の駅。
ここで昼食休憩。
屋外にも売り場があり、花を売っていた。
昼食はカキフライ。岡山兵庫県境の旬ではないが普通に食べることができた。美味しかった。
道の駅横にある温泉施設へ。
ご当地ゆるキャラもいた。ここで道の駅スタンプ押印。
国道ステッカーを買ったら道の駅30周年記念に紙製のコースターをもらった。20代の自分にとっては生まれた頃から「道の駅」というのが全国各地にあったわけだが、制度ができたのも平成になってからだったのか。そう考えると意外と最近のことのようにも思う。
兵庫県道568号
ここで国道を離れて兵庫県道568号へ。IHIの工場横を通る道。
トンネルは狭い。
1車線なので待避所もある。
山の中に斜張橋。
左を見るとIHIの工場がある。
少し前まで走っていた湾の反対側が見える。
ここで赤穂市へ。
坂を下って坂越港へ。
兵庫県道32号
この先土日祝バイク通行禁止。自転車は通行できる。この目的は走り屋対策だろうか?
アース製薬工場からバイク通行禁止区間。工場までは通勤手段としてバイクを使う社員がいることも考えられ、それが配慮されて通行が許可されているのだろう。しかし、周知されていないのかこの区間を通行するバイクを何台か見かけた。
工場をすぎると森の中を進む道になる。
途中に駐車場があり、そこから家島町の西島が見える。砕石の島として知られる。
きらきら坂
きらきら坂へ立ち寄る。
フジカラーの古い看板。
若い観光客が多かった。ガラスの小物を売っているおしゃれな店もあった。
ホテルのような建物もあったのだが営業はしていない。景色が良い部屋なのだが…
海沿いには遊歩道もあり、歩いてみる。
海沿いの岩場へ。SPDシューズで歩きにくいが行ってみる。
遠くには街も見える。
きらきら坂の階段。
伊和都比売神社へ。東郷平八郎が参拝した神社。
赤穂~岡山県境
「リリ゛ートカフェレストラン」
狭い道を進んで赤穂方面へ。
赤穂の市街地の南側を走る。これは赤穂海浜大橋にあったオブジェ。
工業地帯の主要幹線道路だが、山が近くに見える。
国道250号に合流。岡山県はもうすぐ。
リサイクルショップに顔が怖いドラえもんがいた。深夜に見かけたらもっと怖い…
ここから岡山県境に向けて峠越え。赤穂市鷆和(天和、てんわ)という地名。駅は「天和駅」と簡単な漢字となっている。
「もうすぐ岡山県」
ここで岡山県に入る。鳥打峠という地名、標高は40mほどであまり高くはない。
岡山県境~日生
道路のすぐ横にため池もある。ここでフロントの変速機の動きが悪く、変速機ごと撤去することで対処した。
備前市の市街地方面に直進。
赤穂線と交差する。
前方に見えてきた橋は「備前♡日生大橋」という。なんと、これが正式名称。
日生駅に列車が入っていった。以前、青春18きっぷで金沢から米子に帰省するときに赤穂線を使ったことがある。その際に日生駅から見えた海がきれいだったので、いつかは自転車で走ってみたいと思っていた。
日生の街並み。
鹿久居島・頭島
備前♡日生大橋で鹿久居島へ。
次は頭島へ。入り組んだ海岸線の素晴らしい景色が広がるが、日没が近づいている…。
頭島の漁港周辺。
頭島を一周するようなコースで走った。
2つの橋を渡って日生に戻る。
備前♡日生大橋へ。鹿久居島はアップダウンがやや激しかった。
夕暮れが近づいてくる。夕食はどこにしようか?と思って調べたが、どうやらこの日宿泊する備前市の西片上駅周辺には夜でも営業している飲食店が1軒もないようだ。そこで日生で食べてから行くことに。
日生の市街地が見えてきた。
日生~西片上
日生駅。この駅からは海が見える。
少し走ると道幅が狭くなってきた。
たまたま見つけた「さんちゃん」という店でカキオコ。訪れたのは6月だったが、夏でも冷凍のものが食べられる。
食べ終わって西片上へ。
夕焼けの中を進んでいく。
岡山ブルーライン備前ICの目の前には「備前海の駅」やマルナカ、ナフコなど商業施設が充実している。自動車であれば岡山ブルーラインで鶴海・虫明方面には行きやすいのだが、この道は自転車では通れない。
この景色をしばらく眺めながら走っていた。台風一過の晴天、夕焼けもきれいだ。
西片上に到着したのは20時すぎ。もう夜だった。宿に向かう前にマックスバリュに立ち寄り、この日は「ビジネスインSTK」に宿泊。大浴場もある宿だったが4000円台で宿泊できたのが良かった。
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