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ニッポン縦断 徒歩の旅3
第1話はこちらから
◆◇ 【旅の初日】100km歩く伝説⁉ ◆◇
キャンプもしたことがないインドアな男が、いきなり日本縦断なんて!しかも野宿って。何が必要か?バックパックを買うところから始まった準備。
途中、酸素が切れたらヤバいから「酸素缶」買っておこう
ランニング用のサングラスも買っておこう。奮発して「レイバン」のサングラスをゲット!
どちらも使わなかった…
酸素缶なんて使ってみたけど吸ったのかどうかさえわからなかった…
雨降ったらどうする? とそんな疑問さえ浮かぶほどアウトドアを知らなかった。
でも何か面白いことがしたい。チャレンジがしたい!
そう思って、初日から「100km歩く伝説をつくろう」と思い立ち、当時カフェで働いていたのだけど、そこの常連さんに豪語していた。
「100kmなんて歩けるはずねぇ」
誰もがそう思う
でも私は" ちょっぴり普通じゃない大人 "
真夜中2時に北海道の最北端である宗谷岬をスタートした私は、応援してくれる親族に見送られながら歩き始めた。まだ太陽は夢の中…
太陽が目を覚ますときは、10kmを越えたあたりだっただろうか
まだまだ先が長い…
前半の50kmまでは順調だった
だけど残りの50kmは厳しかった
青い看板標識の距離を確認して、目的地まであと25kmだと知った時に
「よし がんばろ」と思って、2時間歩いたあとに
さらに25kmの標識が現れて、ショックだった。
時間は22時を回っていた…
ひどい睡魔に襲われて足の痛みもひどくなり、現実と夢を行ったり来たり、呼び掛けられる警察には「あぁ~久々の人だぁー」と安心したのも束の間。警察の「あー遠回りしてるね」という心無い一言に冷汗タラリ
「ここまで来たならそのまま行った方がはやいよ すぐそこだから」の警察の一言に救われた・・・がしかし、歩いても 歩いても
(すぐじゃねー ぜんぜんすぐじゃねー)さらにそこから2時間くらい歩いた。歩きだと5キロに1時間かかるが、車だと5分だ。
100キロ 先はまだまだある
わずか100メートル先にある街灯までの距離が…長い…
足を引きずるように歩く…もう40分間ほど歩いただろうか…
顔を上げるとまだ100メートルも歩いていない… もうダメだ…
あきらめよう…そう思った時、少しだけ足が軽くなった…
いつでも辞めていいという気持ちがピンと張った心の線を緩めたのだろう… だが体力の限界はすぐにきた
少しだけ立ち止まり、足を上げて休む
立ち上がり また歩く・・ あと10キロほどか…
・・・ もう目が開かない・・・半分寝ながら歩いている
時計は2時を回ろうとしていた…スタートからちょうど24時間が経った
もうやめよう ここで終わろう
そう思って、アスファルトの上で寝た…
海風が顔をなでる… なんて幸せなんだろう 気持ちがいい
最後に
ようやく旅がスタートした私は、初日から100キロ歩く挑戦を行った
実際は何キロ歩いたのか。これは夢か現実か。
旅はまだ始まったばかり。
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【予告】エピソード4の冒頭
はじめての野宿
それは海沿いの道路の歩道だった
一日で100キロを歩くのを目指していたから、少しでも軽量化するために銀マットを持たずに出た。雨合羽をアスファルトの上に敷き、その上に寝袋を敷いて寝た。地面の硬さなど気にならなかった。ただただ、横になって眠れることの幸せを噛みしめていた…