ステップアップ・クラリネット vol1:エチュードに取り組む (Lazarus編)
日本全国のクラリネット人口は、吹奏楽など部活動があることもあり、たくさんおられると思いますが、その中で、個人レッスンを受けている、または受けたことがある比率はどのくらいなのでしょうか?
レッスンを受けたことがない方へ
このシリーズは、特に、現在クラリネットをしているが、これまでに専門的な教えを受けたことがない方や自己流でやっているが伸び悩んでいる方などに、願わくば、お近くに講師を見つけて技術を磨いてほしいとの思いで進めていきたいと思っています。
現状から「ステップアップ」するには技術的な面のみならず、音楽的な面もしっかり養われることが大切です。
クラリネットってもっともっとポテンシャルがあると思っています。そのためにはしっかりとした土台を築くことをお勧めします。
80 Graded Studies for Clarinet
今回使用する教材は「80 Graded Study for Clarinet」
John Davis と Paul Harrisによって監修されたこのBook1&Book2はクラリネットの歴史の流れでさまざまな教本やエチュードがあるものを厳選し、19〜20世紀のスタイルを学ぶに相応しい選曲となっています。
Book1は初〜中級向けの50作品。 Book2は中〜上級向け30作品とあります。
作品作曲者
収められている作品は、下記のメソッド本よりとのこと。音大レベルの方は、知っている名前もあるかと思われます。それらの選りすぐりをまとめたという点では、手軽に取り組めるのではないでしょうか?
Carl Baermann (1811-1885)
Frederic Berr (1794-1838)
Friedrich Demnitz(1845-1890)
Hyacinthe Klose (1808-1880)
Henry Lazarus (1815-1895)
Jean Xavier Lefevre (1763-1829)
Iwan Muller (1786-1854)
Cyrille Rose (1830-1903)
Robert Stark (1847-1922)
Amand Vanderhagen(1753-1822)
Ludwig Wiedemann (1856-1918)
No.15 Allegretto by Lazarus
参考演奏と私なりのポイント解説をしていきたいと思います。
参考演奏動画
楽譜やポイント解説(1分少々の動画)までぜひチェックしてください。
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