雇用の流動性の無さ
こんにちは、ふいちゃんです。
日本は、最近、アメリカやその他の国に勝てない要因で、雇用の流動性のなさが挙げられることが多いと思います。1970年から90年位までは正社員でしっかり雇用が守られている状況の中で、精度の高いものを生産できる日本が非常に勝っていたのは、システム的な部分が大きかったんじゃないかと思います。ただ時代が変わり、日本の成功体験を踏まえた今の雇用システムが今のゲームルールからするとあまり良くないシステムになっていると思います。
時代に合わせてシステムを変えていかないと、結局のところを自分たちを守っているようでいて、自分たちの首を絞めていることがよくあると思います。人は、結局自分の半径数メートルまでの事しか考えられないし、見てもいないと思います。自分さえ雇用が漏れてて生活ができていれば、とりあえずオッケーと言うような考え方の人が多いために、日本全体で見たら雇用の流動性のないことが足を引っ張っているけど、それについて真剣に考えている人が少ないと思います。
ある程度の事は、ロボットやAIコンピューターが人間よりも精度高く休みなく動いてくれる昨今だと工場で真面目に言われたことをやる人材はそこまで必要ではなくなります。そもそも日本の教育が言うことを聞いて、文句を言わないで、真面目に働く人間を生成するための機関になっています。しかし現在の社会のルールでは、自分で考えて自分で行動できる人間が求められています。それと逆で、学校では自分で考えて、自分で行動する人間は強制されて、みんなと協調するように仕向けられます。
時代に合っていない雇用システムと時代に合っていない学校システムによって、大量の自分で考えられない行動できない人間が生成されていま世に放たれています。でも意外と最近の若い方は馬鹿じゃないので、その状況に気づいています。終身雇用でずっと同じ会社に入れないこともわかっているので、5年後はどうしようかとちゃんと考えている人も多いようです。大人以上に若い方の方がその辺が敏感で対応しているのを見ると、歳を重ねて変化することができなくなってしまう事は、なんとも悲しいことかと思い知らされます。
私にも娘がいますが、今の学校教育の中に入っていることに対して、非常に安心はできない状況ではありますが、家庭内でできることもいろいろあるので無理なく、本人が自分で考えて行動できるように邪魔しないでいきたいと思います。