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あ、そういえば、医療従事者ってどんなものがあるの?
知っているようで、実はあまり知らない。
『医療』や『医学』とは、一般的にはそんな感じだと思います。
だから医療系国家資格についても、多くの方は知っているようで、実はあまり知らないなんてことは結構あると思います。
今回の記事では、そんな皆さんが知っているようで、実はあまり知らない『医療系国家資格』についてお話していきたいと思います。
1. どんな資格があるの?
日本にある医療系国家資格は実は沢山あります。
その中でも、病院を代表する医療施設で働くことの多い資格を例に挙げます。
(1)医師 (2)看護師
(3)診療放射線技師 (4)臨床検査技師
(5)薬剤師 (6)作業療法士
(7)理学療法士 (8)臨床工学技士 etc…
※順番に意味はありません…
2. それぞれの仕事
(1)医師
知られている度→★★★★★
主な仕事内容は、『診察』『診断』『治療』『研究』です。
『診察』は、患者さんの状態を観察することです。
『診断』は、診察によって患者さんの状態を観察し、状態に応じた名前を付けることです(例:気管支喘息、突然死 etc…)。
『治療』は、薬の処方・手術をすることです。
『研究』は、治療法や身体(脳など)の新しい発見のためにすることです。
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(2)看護師
知られている度→★★★★★
主な仕事内容は、『看護』です。
(え?それだけ?)と思うかも知れませんが、『看護』とはそれだけ大変な仕事なのです。
『看護』とは、患者さんの状態が身体的・精神的に良い状態になるように、維持できるように、その治療や療養をサポートすることです。
時には、患者さんの身体の清拭・手術室での機械出し・血液検査の為の採血なども行います。
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(3)診療放射線技師
知られている度→★★★★
主な仕事は、『撮影』『治療』です。
これまた(ただの写真屋さん?)と思うかも知れません。
言葉自体は簡単でも、それには深みがあるのです。
『撮影』とは、一眼レフカメラで『パシャリッ』なんてものではありません。
放射線などの作用を利用して、身体の内部の画像を『撮影』するのです。
また、血液検査での採血・心臓検査などでのエコー描出も仕事です。
診療放射線技師の行う『治療』とは、癌などの放射線治療です。
身体にない位の放射線を有効的に照射することができるのは、医師でも看護師でもありません、診療放射線技師だけなのです。
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(4)臨床検査技師
知られている度→★★★
主な仕事は、『検査』です。
病院での『検査』は多くあり、放射線領域(X線検査・MRI)以外の検査は主に臨床検査技師が行います。
ウイルスや癌生検に携わるのもこの臨床検査技師です。
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(5)薬剤師
知られている度→★★★★★
主な仕事は、薬の『調剤』『管理』です。
薬剤師は医療施設だけでなく、調剤薬局にも常時いることが多く、知名度も医師と同じくらいありますね。
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(6)作業療法士
知られている度→★★★
主な仕事内容は、『リハビリテーション』です。
理学療法士とごっちゃまぜになってしまうことが良くありますが、実は全然違うのです。
発達障害や精神障害の治療に携わるのは、こちらの作業療法士です。
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(7)理学療法士
知られている度→★★★
主な仕事は、『リハビリテーション』です。
(作業療法士と違うのでは…?)と思いましたよね……。
大まかな分類は同じなのです。
作業療法士と違うところは、発達障害や精神障害の治療はしないというところです。
その代わりに、身体障害の治療をします。
骨折などのリハビリテーションの先生は理学療法士ですね!
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(8)臨床工学技士
知られている度→★
主な仕事は、医療機器の『管理』『操作』です。
臨床工学技士に関してはこれから、沢山話していくので手短に説明します。
『管理』は病院中の医療機器(放射線領域以外)、主にモニタなどの定期的なメンテナンスや個数管理を行うことです。
『操作』は血液浄化装置・人工呼吸器・人工心肺装置の設置、接続、数値管理をすることです。
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3. 原稿最後に一言、二言…
私は専門学校で3年間、臨床工学を勉強し国家資格を得ました。
臨床工学と言う学問に出会い、その業務よりも学問に魅力を感じるようになりました。
『臨床工学技士』や『臨床工学』はまだまだ知られていない、マイナーな分野なのでこれからもっともっと広めていきたいと思いました。
(医学って難しいんでしょ?)
(臨床工学って名前自体意味が分からないよ…)
なんて方も沢山いると思いますが、分かり易く説明いたしますので、よろしくお願いします!!