推し、二度目の卒業。
こんにちは、藤(ふじ)です。
推しが二度目の卒業をして、見送ってきたのでまとめておきます。
何を言っているか分からないかもしれませんが、お暇な方は読んでくださると嬉しいです。
以前推しのコンカフェ嬢が卒業した話を書いたのですが、その子が二度目の卒業を迎えました。今回で完全に卒業です。
と言うのも、彼女は卒業後も数か月に一度くらいのペースでヘルプ出勤をしていたのです。人が足りない時とかに。
そんな時は出来る限り会いに行こう!と通ったり、彼女にとって古巣と言うこともあり普通にお客さんとしてお店に遊びに来ていたりもしたので、来店が被ればお話しをしたりしていました。お誕生日を祝ったり祝ってもらったりもしました。
話は変わりますが、そのコンカフェには「昇格システム」があります。
お客さんが貯めたポイントカードを推しキャストに渡し、枚数が重なると役職や時給がランクアップし、自分で選んだ新しい衣装が手に入るシステムです。
勿論、太い客がつけば一撃で昇格することもあるでしょう。
そうでなくとも地道に通ってくれるお客さんが複数つけば、時間はかかっても昇格していきます。
ですが、彼女がその店でキャストをしていたのはオープン直後のたったの数か月。
細客だった私は規定枚数を貯めきることが出来ず、彼女は昇格しないままで卒業を迎えたのです。
その後、枚数は足りないものの貯まっていたポイントカードは別の頑張っているキャストに何枚か渡したりしましたが、正直彼女が在籍中にまとめて渡せなかったのは心残りでした。だってあと一枚だったし。
楼主(オーナー)に冗談っぽく「ヘルプ出勤でも昇格出来る?!」なんて聞いてみたら「貯まってんならいいよw」と笑って返してくれたので、たまに出勤するかもしれない彼女のために貯めようかな?!と考え始める私。
細客なので時間はかかりますが、その店はみんな頑張っている素敵なキャストばかりだからいつ行っても楽しいし、お料理がおいしいのでつられてご飯を食べに行くこともあるし、お店の節目などもありますので、その内きっと規定枚数貯まるのではないだろうか。
そんなこんなでいろいろ考えた結果私は、それはもう未練がましく、もう一度ポイントカードを集めることにしたのです。ちまちまと。
そうして規定枚数のポイントカードが貯まったころ、彼女はプライベートが忙しく、ヘルプ出勤もしなくなっていました。
これはもう昇格も必要ないかもしれない。コンカフェには戻ってこないかもしれない。
そう思い始めましたが、彼女自身も「昇格した姿を見せたかった」と小さくこぼしたこともあり、思い切って貯まったポイントカードを全て渡しました。
これはどう使ってもらっても構わない。捨てても良いし、昇格についてオーナーに相談しても良い。ただ、君を想った人がいる。それだけ伝われば良いな、と思いました。
そうしたらですね。紆余曲折ありまして、何と「卒業した推しの昇格イベント」が決まったのです!!!ヤッタネ!!
もうこれ私のワガママでやってもらってるんじゃない?!申し訳ねぇな?!と思いつつ、嬉しい気持ちは湧き上がってくるのだから仕方ありません。
その反面、これをきっかけに彼女は完全にキャストとしてはこの店を離れるんだろうなと言う決意も伝わってきて、悲しいやらさみしいやら嬉しいやらで頭が混乱しました。
私にとっての推しって何だろう。ガチ恋じゃないし恋人ではなく姉になりたいのでガチ姉だろうか、などと訳の分からないことを考えながら日々を過ごしました。
TOと言うほど通い詰めた訳でも、お金を使った訳でもない。
別に彼氏や彼女や旦那や嫁がいてもいいし、何なら惚気を聞いたり相談に乗ったりしたい。彼女が行きたい場所に行けば良いと思う。
ただ、笑っていて欲しいな、と思うのです。
そしていつかの未来で、あの時自分を推してくれた女オタがいたなーって、一回くらい思い出してくれたら良いな、なんて欲深いですかね。
同性の推しと言うこともあって、何だか余計に複雑な思考回路になってしまったように思います。ガチ恋の方がまだ単純で扱いやすかったのかもしれない笑
そして、遂に当日です。
なっっっつかしいな?!?!?!?!
楼主のいたずら心なのか、写真がめちゃくちゃ初期の彼女です笑
そんなおちゃめな演出を見つつ、ちょっと早めの出立をした私は栄の街をお散歩していました。
少々耳の調子が悪かったので、大きな音のフリーライブを見るのは断念してお買い物へ。思いのほか音が響いてダメでした……。
これにしようかなと考えていた物があったのでまっすぐとあるお店に行ったのですが、目当ての物がないか聞いたらまさかの「県内の店舗には在庫がありません、一番近いところで阿倍野です」と言われてしまい、がっくりしながら同じ系列の二店舗目へとことこ歩きました。最近運動不足だしね、丁度良いかと。
いくつか商品を見せてもらい、しばし悩んでから使いやすそうなコインケースを購入しました。お仕事の時とかに「ちょっと自販機行ってきます」とかでさっと持って行けて、シンプルなもの。うん、良いのではなかろうかと自己満足に浸りながら、まだまだ時間があったので、さらにお散歩して屋台を見たり、占いをやってもらったりしました。
飲む量が増えるであろうイベントの時はポカリとウコンの持ち込みが可能なので、他のキャストやお客さんも飲めるよう多めに購入し、ドラックストアの袋を抱えてお店へ向かいます。
オープン前のお店の盛り上がりが外まで聞こえてくるのが楽しそうで、こっちもわくわくしました!
同じくオープン待ちの主さんと「何食べるか決まった?」なんて話をしつつ、17時を待ちます。
その間に系列店からお料理が届き、わくわくがMAXに。お願いしていたサーモン、良いのが手に入ったそうなのです╰(*°▽°*)╯
オープンし、どきどきしながら店内へ!
定位置になりつつあるカウンターの一番端へ着席。ここだと調理に頑張っているキャストちゃんたちが見れてとても楽しいのです。
サーモンうっっま!!!
お代わりください!ってしたほどサーモン美味しかったです……良い感じに脂がのってて、それなのにクドくなくて。
この後サーモンのちゃんちゃん焼きも食べましたが写真撮り忘れました。蓋が取れないトラブルがあり、わたわたしたからです笑
青の昇格衣装を身にまとった推し。
久しぶりの遊女姿の推しがまぶしすぎて直視できません。
ネイルや服装についても言及してくれたり、特典のブロマイドやお手紙を受け取ったり、今日は本当にありがとうと伝えたいものの、ちゃんと伝わったかは少々不安でした。何せすでに楽しかったので。
私の推しはあまりお酒が強くないのですが、どうやら出勤前にランチがてら同じく今日出勤のちぃちゃんと一杯飲んできたようで、気合もばっちりです笑
何ならちぃちゃんもお酒はあまり強くありません。だいじょうぶそ???とみんなで心配はしていましたが、各所のシャンパンが開く前からべろんべろんになっていて最高でした笑
スポーツ飲料を飲ませ、休憩させ、でもべろんべろんでかわいかったです。
ちぃちゃんめちゃくちゃ美人でスタイルもいいしかっこいいのに、そういうとこがかわいいんですよね……味噌汁飲む姿が完全に酔っ払い過ぎて愛おしかった笑
とてもにぎやかで忙しく、わちゃわちゃしていたのでシフトの関係で後から出勤してきたさらちゃんが中に入ってきた途端「さらちゃーーん!!すぐ着替えてーーー!!!」と紫月ちゃんの声が通ります。よろしく頼むぜさらちゃん!!
その間、休む間もなく料理を作り続けるなずちゃん、カウンターを回してくれているねむちゃんと紫月ちゃんには頭が上がりません。紫月ちゃん司令塔だった。かっこいい。
各所でポンの音が響き、そのたびにご相伴に預かり、楽しい時間が流れていきます。
正直入店前はラストまでいられる自信がなく、系列店のゆーきくんにも「泣きながらそっち行ったらごめんねw」なんて言っていたのですが、時計はガンガン進んで行きます。
楽しいな。この時間を作ってくれたのは推しなんだよな、と物思いに耽ったりもしながら、面白いイベントが始まります。
そう、実は前日にちぃちゃんがこんなことを言っていたのです。
「結婚するからだれか婚姻届けください」
私は面白いなぁと思っていただけだったのですが、なんと来ていた主さんがマジで婚姻届を持ってきてくださったのです!!!!!
テンションが上がりまくる一同。酔っ払いたち大爆笑。
協議の結果、ちぃちゃんが旦那となり、推しが嫁になることに。
父母の欄や証人の欄をその場にいた主さんたちで埋めることとなりまして、店中に婚姻届が回されて行く様が面白すぎてやばかったです。
私は証人欄に名前を書かせてもらいました笑
さっちゃんのことこれからパパって呼ぼうかなw
しかも婚姻届が和風なのマジ分かってるよね!!って思いました。
(念の為住所消してますが普通に店の住所でした笑)
はーーー閉店間際にめちゃくちゃ面白いイベントが勃発して最高すぎました!ちゃまくんありがとう!!!!
楽しい雰囲気のまま閉店時間を迎えたため、泣かずに終わることが出来たのも良かったです。誰か泣いたら絶対に私も泣くと思っていたので。
閉店後、推しにお礼を言って、心配だったのでべろんべろんのちぃちゃんをすぐそこの系列店まで送って、さっちゃんにウコンをもらい、気になっていたヒプノティックで一杯作っていただいて、ちぃちゃんのお迎えを見届けてから帰宅しました。
はーーーー、本当に最高の日だった。
ポイントカードを受け取ってくれた推し、
快く昇格祭の開催を許可してくれた楼主、
イカとサーモンを用意してくれた系列店、
この日に出勤してくれた遊女ちゃんたち、
お店に来て笑って過ごしてくれた主さん、
みんなみんな本当にありがとうございました!!!!!!
最後に、私の推しへ。
プレオープンの時に出会ってから、もうこんなに時間が経ちました。
たくさん悩んで、たくさん頑張ってきたよね。
私なんかが推しと公言していて迷惑じゃなかったかなと思ったりもしましたが、優しい常連さんたちにも気にかけてもらいながら、卒業しても推しだと言い続けていました。
最初は見た目で、次に愛らしさで。そうしてどんどんいろんな面を見て、いつの間にか惹かれていて、私にとってとても大きな存在となりました。
初めてぽんした時のことは忘れられないし、今もデスクには君のチェキが飾ってあります。
卒業と聞いた時はさみしかったけれど、たまに出勤してくれたりしてうれしかった。
でももう、25日が最後の遊女姿だったんだと思う。
鮮やかな青の衣装素敵だったよ。綺麗な髪、きらきらのメイク、小さなメモも、いろんな写真も、全部この日のためにたくさん準備してくれてありがとう。幸せな時間を過ごすことが出来ました。
貰った手紙を読むと、いろんな思いがあふれてきました。あの時こうしていたら、と思うことはたくさんあるかもしれない。けど、歩んできた道は間違いじゃないと思うし、これからも誇れる時間だと思う。
君が胸を張って語ることの出来る思い出に存在出来たと思うと、私はとっても嬉しいのです。
せなちゃん。
出会ってくれてありがとう。
笑顔を見せてくれてありがとう。
これからの道も、君にとって素敵な僥倖があふれているように祈っています。
ずっとずっと、私のかわいい妹だよ。
追伸。
サプライズ最高でした。ありんすでも系列店でも呼び出してくれたらすっ飛んで話を聞きに行きますので、いつでもお声がけください笑