2024/8/31 後楽園ホール 我闘雲舞『For the Future』観戦記

最初に

我闘雲舞という団体を推している方と知り合ったのがきっかけで、
過去の試合動画を見始めたのが7月末。

そこから一ヵ月で初めてのプロレス生観戦をしてきました。

当日は運よく最前列を購入できたこともあり、
スタートからエンディングまでとても楽しく過ごすことができました。

が、
一夜明けてみてどうもモヤモヤしている。
仕事中もどうにも我闘雲舞のことを考えている。
気を抜くとかではなく、常に考えてしまっている。

なんでだろう?と思ったんですが、
きっと昨日受け取ったものが体の中に残ってしまっている感じがしたので、
つらつらと今の思いを吐き出しておく。

台風によるキャンセルが出たため、11000円の最前列での観戦。
物販など、わからないことだらけだったのですが、推してくださった方のご案内でスムーズにいろいろと体験できました。

で、いよいよ大会についてなんですが、
一応、東最前列から見た観戦記なので試合の全部は見れていません。
なので、自分の前を通ったとか、特に印象に残ったことを書いていくので、
ここに書いていない人も見えていないところで活躍されていたんだと思います。

最初に恒例、りりりんGOの歌とともに三人組が登場!
初めての観戦なので、写真を撮ろうと三人をフレームに収めるが、
チエさんがフレームからはみ出るはみ出るw
枠に収まりきらない人なんだなぁ。というのを体感して軽く笑顔になってからの試合開始。

フレームからはみ出していくチエさん・・・

第一試合:広海カホ VS 水波綾

かほちゃんかわいい!
衣装もかわいい!
アニキって誰だよ!
かほ先輩やっちゃってくださいよ!

アニキ登場!
ア、アニキかっこいい!
アニキ!アニキ!

あ、いかん、かほちゃん頑張れ!

初めて見る小学生レスラーの試合。
体重の大切さ。
回らない!
持てない!
投げれない!
打つ手ないのかと思いきや、ちゃんと見せ場を作る。
アニキ株上昇!

かほちゃん頑張っている。
これ以上できない。
どう終わるのか?
終わりを考えたタイミングで、ドーン!
完璧なタイミングで想像をはるかに超えてくる威力でとどめをしっかり刺しに行く。
手加減で相手してあげた。で試合を終わらせない大人としての責任感を感じた。

アニキ、でけぇよ。つえぇよ。最高だよ。。。

って思ってたら、試合後に見たら男の自分から見たら小柄でびっくりw
絶対に自分より大きいと思った。

これがプロの力か・・・と、圧倒的な存在感を見せつけられた。
正直、小学生レスラーのデビュー戦、いうてたかが知れているだろうと思っていた気持ちを粉砕された、
リングで見るプロレスの迫力、緊張感と楽しさの混ざり合った特殊な空気感。
体に一発で叩き込んできた、完璧な第一試合だった。

第二試合:新北京プロレス VS チーム・ガトム VS チーム・タイ VS アジア連合軍 With UMA

入場後、ののかさんとひよりちゃんを心さんが引っ張っていく感じの言葉が聞こえてきて、
二人も素直に返事をしていて、すごい好感触。

どんな感じになるのかなぁ?と思っていたが・・・

これは現場で見るよりも、映像向きの試合だなぁ・・・というのが実感。
どこで誰が何をやっているのか追いつかない。。。
初観戦の自分には難しかった・・・

ただ、自分の目の前に四人の男が横になっていたり・・・
楽しい雰囲気は堪能できました!

目の前で倒れるレスラー達

そんな中、一番感じたのは、確かにあるチーム感。
ガトムトレインの時に、ガトムの三人が終わった後、趙雲さんがつなげた。
それを見ていたモッチ・リーさんと、真琴姫が慌ててリングに上がって参加する。
真琴姫がすこし寸詰まりになってしまったのはご愛敬だが、
リング上の状況を見てからの二人の判断、移動速度には度胆を抜かれた。
趙雲さんのしきりに合わせる二人の瞬発力。
これをキーに動画配信を見返すのが楽しみで仕方ない。

第三試合:桐原、沙也加、ミヤ VS エリー、山下りな、高瀬みゆき

ゴング前に目についたのが沙也加さん。
リングサイドを歩いているときも目つきが鋭くて怖かった。
リングインしてからもコーナーポストでジャンプしていて準備万端。
今まで動画の中では、けだるそうで少し冷めたような、しらけ世代のような印象だった沙也加さんがすごい気合入ってて、
普段見せている表情の裏側を見たようでドキッとした。

これも当然、ガトムチームを応援していた、

が、

この試合は、高瀬みゆき、山下りなが化け物だった。

特に、高瀬みゆき。

前に駿河メイさんと戦った姿を見たときには、誰?と思ったぐらいの印象だったし、
チョコプロなんかでも指二本の敬礼ポーズ?を弄ってるのをみて、なんだそれ?ぐらいの感覚だったが、
生観戦のせいか、八面六臂の活躍ですごく輝いて見えた。
特にリング外で自分の前を歩いている時の表情、躍動感。

この人は主人公なんだなぁ・・・と。

駿河メイが主人公の”ガトムバース”では6人タッグに組み込まれているが、自分の所属するバースでは確実に主人公だな・・・
というカッコよさ、カリスマ性をしっかり叩き込まれた。

第四試合:CDK VS 相方タッグ

試合前の印象は、相方タッグが日高さんという知らない人のタッグというのが強くて、
藤田ミノルさんがパートナーだということを忘れてしまっており、入場してきたカラスを見て、だれ?とw
大会中、パンフレットを眺める時間もなく次々進んでいったスピード感を感じたのがこの瞬間。

この試合は・・・やはり迫力が違った。
特に序盤の腕の取り合いも結構長くやっていたけれど飽きさせないというか、
力強く、このまま寝技とかばかりの試合展開になるのか?と思うような立ち上がり。

自爆、誤爆が多かったのが、個性なのか、ブランクなのかがよくわからない自分の知識量不足が歯がゆい。

それでも現場で感じる音、迫力、そしてそれを演出する技。
高梨さんがエスケープしようとしているときにクリスが足でロープを内側に寄せていたり、
動画上では見落とすような小技というか、細かいディテールの積み重ねが試合の説得力を挙げているんだなぁ。と。
すごい試合を見ている感じがしたのですが、最後がわちゃわちゃっとした状態で終わっちゃったのが、少し物足りない感じがしました。

第五試合:アッキ VS 石川修司

これは、あまり書くことがない。
最初からアッキの不調があり、特に石川さん相手ではどうにもならないタイプの不調。
それでも何とか石川さんの巨漢を持ち上げようとするアッキの頑張りというか、気持ちに心を動かされる試合だった。
次回、体調を万全にして再戦してもらいたいカードだった。
ここまで、このままもう一回やってほしいと思ったカードがなかったので、
あぁ、こうやってプロレスって続いていくんだなぁ。というのを初めて体感した試合でした。

第六試合:ふたりはウサポポMaxHeart♡ VS PopcornCarnival

自分的にはメインイベント。
小石川チエさんは物販列から見かけた時も目つき鋭くて、
画面上で見ていた明るい表情との違いに面食らいつつも、気持ちが入っているのが伝わってきて近寄りがたかった。

そして、入場してここまでで一番の紙テープ。

そして、視界から消えたチエさん。

ん?と思っていたら、リングサイドに落ちてきた紙テープの塊とそこから突き出した足。

紙テープにまみれたチエさん

紙テープに絡まって抜け出せなくなっている冗談のようなチエさんをみて、まじかよ!?と笑ってしまう。
しかし、ガウンや髪飾りとともに紙テープを脱ぎ捨て、脱出後、険しい表情のまま帯広さんのもとに駆け寄っていく姿を見て、
こっちも笑ってる場合じゃない。と気持ちを引き締めた。

そして、ウサポポの入場、
SAKIさんは試合前にも物販に立っていたり、目にしていたのですが、初めて見る瑞希さんの細さに目が行く。

ベルト戴冠試合を動画で見た時には軽そうで迫力ないなぁ。
この体じゃ説得力ないよ。。。と思って舐めていたが、実物を見ると・・・やはり細い。
しかし、なんというかこれで行けるの?という舐めた感じは一瞬で消えた。
ここまでの試合の流れなのか瑞希さんの持っている力なのかわからないが、これから始まる試合に期待感が膨らんだ。

試合開始前、ポスト下でチエさんと顔を寄せ合い話し込む沙也加さん。
ちょっと前に4ジェネの5周年を祝っていたが、チエさんと沙也加さんの仲の良さが見えて微笑ましかった。

帯広さんについて、正直に言うと魅力をつかみかねていた。
明るく楽しくいきたいのか?真面目でコツコツやるのか?
試合を見ていてもあまりよく見えてこないでいた。

しかし、この試合を見ていて思ったのは、帯広さんはアシュラマンだなと。

最初の状態はステージに連れて行ってホームランやるくらいの明るい帯広さん。
髪の毛がほどけると、明るさが消えて真面目に倒しに行く帯広さん。
いや、違うかもしれない。
もう少し見てみないと結論付けられないわw

そして瑞希さんの迫力。
全然他の選手に負けていない、というかほかの選手よりも迫力がある。
画面上で見るよりも全然高くから落ちてくるし、運動量もすごい。
見くびっててすいませんでしたと心の中で手をついて詫びた。

正直、ウサポポ強いし、戴冠直後だし、勝てるのか?と思っていたんですが、勝ってしまってなんか意表を突かれた感じ。
試合後、リングを降りる瑞希さんの表情が最高で、
「私、まだまだやれましたけど?ハンッ!」
みたいな不敵な笑みを浮かべながらリング外に降りていくのを見て、こっわーとおもいました。
それと同時に、この人を押さえつけていた画面にはきっと映らない、そして自分からも見えなかったチエさんの頑張りが勝ち取った勝利なんだなと。
現地で見ていないとわからなかったし、ほかの人が見ていなかったかもしれないことを書いておきたかった。

そして、試合後、倒れて泣いているチエさんと、それをやさしく抱きしめてあげる沙也加さんの嬉しそうな表情がすごくよくて、
4ジェネが本当に好きになりました。

サワディ仮面も後から来てた

と、ここまで書いて、書きたかったことを書ききったので終わろうと思ったけど、
メインを書いていなかったことに気づいた。
けど、なんていうかもう熱が残っていないかもしれない・・・

第七試合:さくらえみ VS 駿河メイ

メイさんの登場。
この日一番の紙テープ量。
メイさんも紙テープを巻き付ける系の人だけど、羽を捨てて切り抜ける慣れた所作。
チエさんとの違いを感じるw

そしてさくらさんの登場。
さくらさんについて感じていたことの一つに、この人、すぐ人の技やるなぁ・・・ってのがありました。
割とネガティブな意味で。

チョコプロでひよりちゃんのタッチからのキックとかも、それかぶせちゃうの?と。

ただ、これを書きながら思い出したのが、
手塚治虫は、自分より若くて有能そうな漫画家がでてくると「僕にもできる!」と対抗心を剝き出して、
似たような漫画を描くって言うエピソード。

もしかしたら、さくらさんが技を真似るっていうのは有能の証明なのかな?
と、おっそーい上に回転数も少ないダイヤル固めをやっているのを思い出しながら考えましたw

さくらえみという人は動画で見ていると、お母さんであり、代表であり、ヒールであり、
矛盾だらけでつかみきれない人という思いがありました。

でも、生で試合を見てみて、
あぁ、この人はそのつかみきれないいろいろなものを全部詰め込んで無理やり一つの人格にしている人なんだな。
やさしさも強さも冷たさもエゴもなんもかんも、人間のいい部分も悪い部分も全部マックスボリュームでコミコミなんだと。
それを納得させる、説得力のある試合をする人なんだと感じた。

とても早く、力強い技の数々。
ロメロスペシャル連続掛けとか人を引き付ける技。

さくらえみというプロレスラーの試合を見せてもらいました。

さらに今回は一つ一つの技に、メイさんへの思いが詰まっている感じがして、
お前本当にこの団体引っ張っていけるのか?
私がいないくてもやっていけるのか?
と問いただすような。
終盤のチョップを叩き込むところで、一発一発に特にその思いを感じました。
そして、あきらめてしまうのではないかと思うような苦悶の表情を浮かべながら、それに耐えていく駿河メイ。
アッキと石川さんの試合ではアッキは打ち合いで足技に逃げたけれど、真っ向から向き合っていくメイさん。
そこがすごく印象に残っていて、
動画でみると、多分一瞬なのかもしれないけれど、あそこでさくらさんの思いをすべてメイさんが受けきって、
さくらさんの気持ちが折れたというか、満足しちゃったのかな?と思いました。

この試合を書き始めた時に何を書こうと思って書き始めたけれど、
書き始めてみると、割と長文になってしまい、
そして、自分にとってはさくらえみの試合だったんだなぁ・・・とまとめていて気付きました。

まとめ

そんなこんなで、試合後のあれやこれやはいいとして、
これで自分の中にたまっていた気持ちを出し切ったと思うので、明日からの仕事に集中できるかな?

最後に、本当に行ってよかった。
11000円でも全然安かったし、次もあったら行きたい!と思える素晴らしい試合、というか体験でした!

動画配信が楽しみ!

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