2024/8/26TOHO シネマズ上大岡での映画感想。

箱男という映画を推していらっしゃる方がいたので、箱男を目的に久しぶりにTOHOシネマズ上大岡。
前日に視聴順を決めていたのに、朝起きるのがつらくて5分ぐらい遅刻したが、本編には間に合ったのでギリセーフにしておく。

というわけでネタバレ感想。

・『フォールガイ』
 恋愛、アクション、裏切り、オマージュ?全部乗せ!ってタイプの作品なんだろうけど、
 構成やテンポが悪いのか、間延びしまくり。
 いや、違うかな?
 映画撮影と俳優失踪と元カノとの復縁を同時進行するわけだが、
 三つの緊張感のレベルが揃っていないため、ジェットコースターにならない感じかなぁ?
 俳優探すために薬の密売人と乱闘騒ぎを起こした翌日に映画撮影始めたら撮影中に周りを巻き込みながら元カノの監督と痴話話。
 ストーリー中になんかの作品に対して、ストーリーが複雑すぎて観客が理解できない!みたいなこと言うんだけど、わかってんじゃん。て。
 ただ、最後に映画プロデューサーがこの男性社会の中で虐げられてきた女性のあなたならわかるでしょ!?→わかんねーよ!
 ってのが、ポリコレの終わりの始まりなのかな?と少し思いました。

・『箱男』
 事前情報をあまり入れずに見に行ったのですが、
 箱の中から世界を覗き見る社会風刺映画っぽい?結構だるいかも?と思いながら視聴開始。
 開始直後はそんな印象で始まったのだが、
 すぐに異変が・・・
 箱の中から見ているのは女性の足、脚、肢。
 そして、箱をかぶったまま疾走をはじめ、ワッペン乞食!!!という強烈な名前のおじさんとの戦闘!?
 そして殺し屋?からの銃撃!?
 なんか、思ってたのと全然違う・・・
 ストーリーを追ってもつまらないので、解釈を書き連ねると、
 結局、箱は男が身にまとっているプライドなのかなぁ?と思ってみていたのが、
 終盤、女性に言われる「いつまでそんな汚いもの着てるの?」のセリフで確信にかわる。
 そこから回想をはじめ、
 【男】への皮肉。
  自分で決めた穴からしか社会を覗かず、
  いい年をして戦闘を行い、
  誰かに追われる恐怖心を心に抱きつつ、
  結局見ているのは女の足。
  そこに現れてなんでもいう事を聞いてくれる都合のいい女。
  自分の陰茎はお前に見えているより元気なはずだ!という自尊心。
  そんな自分が身にまとっている醜いプライドをはぎ取って、裸の自分を受け入れてくれる女性。
  それでも周りが気になって女性ごと閉じこもろうと籠城を始める。
  いつまでやっているのよ?と愛想をつかされ、結局、孤独。
 突き刺してくる映画だ。。。
 自分の顔見て見ろってことか・・・と気づいて、
 これ、最後に新エヴァ?でやったという客席写すが似合うんじゃないかなぁ?
 でも、あれって監督がやりたいって言ったらできるのかなぁ?
 カメラとか仕込まないと無理でしょ?
 と思っていたら客席映って、まじかよ!?っていう感情よりも、え?これリアルタイムなの?
 の方が気になってしまったw
 結局どうなんだろう?
 いやぁ、アングラ世界観でしたが、堪能してしまいました。

・『ラストマイル』
 これ、フォールガイがハリウッド全部乗せ映画だとすると、ジャパニーズ全部乗せ映画なんじゃね?というのが感想。
 フォールガイに比べると、全然要素とかが足りていないんだけど、
 なんかの作品とつながっている?らしいみたいな事前情報を聞いていたんで、たぶんそっち系なんだと思うんだが、
 やたら人が出てくる。
 そのせいでほかの作品しらん身からすると話がごちゃついてしまい、集中できない。
 トリックはわかるんだけど、配送センターの仕組みというか、アマゾンの出品システム?とかをそれなりにわかる人じゃないとわからないんじゃないのかなぁ?って。
 感動の押し売りをするための配送員や、ヒスママ親子とか・・・もう出てきた瞬間から押しの強い店員にマークされた嫌な感じがするのよね。
 最後も、やまさきさん?だっけ?残してなにやってんの?って。
 ストライキを盾に団体交渉して賃金アップを勝ち取りました!って、TBS系?あ、察し・・・
 最後に、フォールガイがポリコレ卒業を匂わせている中、こっちは捜査本部?を女性が仕切っていたり、アマゾンぽいのの重役が女性だったり、
 相変わらずのポリコレ強めで、TBS系?あ、察し・・・

というわけで、箱男しか勝たんかったわけですが、
ポリコレへのスタンスの違いが出てきたかな?ってのが感じられたのは三本見た意味あったかな?と思いました。
8月は映画を見すぎたんで、来月は少しブレーキをかけていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?