noteの有料発信について私の考え方
先日、サタケシュンスケさんがご自身のnoteの中で私の取り組みや記事を紹介してくださり、この記事を見た方が記事を読んでいただいたり、メンバーシップに加入してくださりたくさんの反響がありました。
ご紹介いただきありがとうございます！
この記事の中で、サタケさん自身としては、たくさんの人の目に触れて欲しいので、noteを有料化しないということを明言されています。
noteは、ブログ、ポートフォリオ、ファンクラブ、お店など様々な活用方法があるのが魅力なので、どんな使い方が正しい、間違っているという話ではありませんし、実際にサタケさんも記事の中で有料化自体を否定するものではないということを書かれています。
とはいえ、
「２０年以上イラストレーターとして活動されているサタケさんが無料で情報発信されてるのに、イラストレーターをはじめて５年やそこらのペーペーが有料発信？何生意気なこと言ってんだよ！こんなの情報商材でしょ？正直マユツバものの情報だし、イラストレーターになりたい人はすでにイラストレーターとして活動してる人に交流会とかで直接話聞けばいいじゃん！なんでもネットの情報ばっかに頼るのは良くない！はい！！解散解散！！！」
と、ここまでは書かれていないものの、なんとなく私のことに反感を持ってるんだろうなー、というSNSのポストやnoteの記事をたまに見かけます。
考えすぎかもしれませんが。
あ、もちろん、これはサタケさんが言ってるんじゃないですからね！
まあ、実際に私も自分の活動に反感を持つ方がいる理由も普通に理解しています。
ですが、サタケさんをはじめ多くの方がイラストレーターやイラストレーター志望者にとって役立つ情報を無料で発信してくださってるのに、
なぜ、私は有料で情報発信をするのか？
その考えをお伝えしておきたいな、と思い今回の記事を書いてみました。
なぜ私がnoteで有料発信するのか？
「有料メンバーシップって、結局はお金儲けが目的なんでしょ？」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
それはもう何も否定することはありません。特に改めて言うこともないかなと思っています。
それを踏まえてなぜ私は有料発信するのか？
それは、
読者のみなさんと『友達』になりたいからです。
情報の発信者、読者という上下関係でなく、同じ立場の仲間として交流したい、と考えているのが私のnoteの有料発信のスタンスです。
「友達だって言うなら、お金取っちゃダメじゃん！」
と、思われる方もいるかもしれませんが、私はこの考え方に否定的です。
私は「友達」というのは、お互いが対等に負担し合う関係だと考えています。
例えば、友達とドライブに行くとき。
自分が車を運転して、ガソリン代も負担して、帰りには友達は寝ている。
そんな関係だとなんとなくモヤモヤしてしまいませんか？
そうじゃなくて、片方が車を出して運転するから、もう片方がガソリン代を出す、そして運転手の負担にならないように出来るだけ車内を盛り上げる。
そんな関係が「友達」として理想的なんじゃないかな、と考えています。
このメンバーシップでは、私は記事を書くからその分、スタバのコーヒー代奢ってね、という対等な友達としての関係を作りたいと考えています。
本当は何があっても無償で助けられるような「親友」のような関係が築けたら素晴らしいと思うのですが、私自身も家族を持ち、限られた時間の中で生きている以上、そこまでの関係性を新しく築くのは難しいと感じています。
だからこそ、お互いの時間と労力を適切に分かち合える「友達」という関係性を選びました。
なぜ「友達」という関係なのか？
なぜ、友達という関係を作りたいのか？
それには、「みなさんのことを応援したいから」って答えたいです。
メンバーシップって、主催者のファンの人が課金するシステムなのかもしれませんが、私の場合まったくの逆で私が皆さんのファンになりたいんですよね。
もう一度言いますよ？
私が皆さんのファンになりたいんです。
そのために、友達という関係を築けるメンバーシップを運営しているのです。
絵で仕事をしたい！と周りに話すと、すごく上手な人でも「それで食べていけるの？」って言われがちですよね。
夢を語ると「現実的に考えなよ」って諭されてしまうことも少なくありません。
私自身も、絵を描いているということを否定的に見られてきた人生だったし、逆に、私が親や先生の立場だったら、同じように心配して止めてしまうかもしれません。
でも、友達という関係なら心の底から「頑張れ！」って言える。目標に向けて頑張る仲間として、素直に応援できるんじゃないかなと思っています。
確かに、無料で情報発信すれば、もっとたくさんの人に届くかもしれません。でも、顔も名前も知らない大勢の誰かを、本気で応援することは出来ません。
今、たくさんの方がメンバーシップに参加してくださっていて、もちろん全員と深い付き合いができているわけじゃありません。
でも、いつも記事にコメントをくれたり、「いいね」を押してくれたり、感想を送ってくれる方のことはちゃんと把握しているし、そんな方がSNSで「お仕事いただけました！」とか「新しい作品を描きました！」って報告しているのをみると、自分のことのように嬉しくなってしまうし、よく妻と「○○さん、最近すごいね！」なんて話しあったりしています。
友達関係でよくあるのは、夢を語り合うだけの傷の舐め合いです。
地元の同級生とかだと、そんなことになってしまうこと、よくありますよね。
でも、私が目指しているのはそうではありません。
お互いの成功を心から願い、時には背中を押し合い、時にはケツを叩き合う。
そんな建設的な関係を作りたいと思っています。
ネット上の友達なんて、、と思う人もいるかもしれません。
ですが、私は地元に今も残りながらもお互いを高め合えうような友人という存在は地元にはおらず、お互いを高め合えるような存在はインターネットで知り合った友人ばかりです。
また、最近は、セミナー登壇などをさせていただく機会も増え、「フジワラ先生」なんて呼ばれることがあるのですが、これ、正直かなり苦手です。
なぜなら、私とみなさんはあくまで対等な立場であり友達でありライバルだと思っているからです。
そんな人から先生と呼ばれてしまうのは、「私とあなたは違う」と言われているようで、なんとなく寂しい気持ちになってしまうんですよね。
そういう一方的な関係ではなく、一緒に成長できる関係を作りたくて、このメンバーシップを運営しています。
発信する情報について
とはいえ、このメンバーシップに加入してくださる人は、有益な情報を期待して入ってくださってるのも事実だと思います。
私自身も、前述した「友達」という関係性以前に、収益性のある事業である以上、価値ある情報を提供するのは義務だと思っています。
ですが、私は情報そのものには絶対的な価値はないと思っています。
同じ情報が無料で手に入ることもあれば、何十万円もすることもある。
でも、その情報自体の価値は変わりません。
なぜなら、情報は発信しただけでは価値を持たないからです。
受け取った人が咀嚼して、実践してはじめて価値が生まれるのです。
つまり、情報に価値をつけられるのは、私ではなく受け取ったあなた自身です。
なので、私が発信する情報は教えるとか教えてもらうとか、必ずしも有益なものだと思うんじゃなくて「友達からのアドバイス」だと思って受けて取ってもらえると嬉しいです（友達からのアドバイスとしては良いこと言ってると思ってるんだけどなあ・・・笑）
ドライブを楽しむためにはお互いがドライブを楽しむ努力をしないといけないように、このメンバーシップを有効活用するには、お互いが成果を出すための努力をする必要があります。
単に情報を提供して「はい、終わり」というのではなく、私も皆さんも、それぞれが価値あるものにするために努力する。そんな関係性を築いていきたいと考えています。
コミュニケーションは得意ではないし、すぐに体調崩したりメンタル不調になるような陰キャなので一人一人対応するということはできないと思います。
でも、読者の皆さんの顔は知らなくても、一人一人がうまくいくことを心から願っています。
大人になると余計にそう思うのですが、毎日喋ったり、顔を合わせることはなくてもお互いがお互いの幸せを願える、そんな関係が友達同士の関係だと思います。
そんな関係がこのメンバーシップで作れたら良いなーと思っています。
そして、私がいらんことしたり言ってたら叱ってください。友達として。
冒頭で私を紹介してくれた、サタケシュンスケさんの著書です！
イラストレーター必読のめちゃくちゃ良い本なので改めて読書感想文書きたいと思いつつ書けていません・・・！でも読んで欲しいのでぜひ！↓
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