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イラストレーターが絵が上手くなることの弊害

イラストレーターは絵が上手くないといけない。

これは疑いようのない事実ではあるんですが、それと同時に「上手くなりすぎてはいけない」という避けられない矛盾すがイラストレーターには、求めれることがあります。

なぜなら
ときに「過去の絵のタッチで描いてください」とクライアントに言われることがあるからです。

うーん、わかる。

わかります。

よくいく飲食店でも、メニューがリニューアルしました!といって確かに味は良くなってて、量も増えてるけど、前の純朴なメニューの方が良かったんだよなあ、ということはよくあります。

私自身、練習を重ねて上手くなったり、効率的な描画ができるようになったことで、自分では意識していないものの、絵のタッチや自分自身の絵の評価基準も変わってくるということが少なくなく、少しもどかしさを感じてしまいます。

これは漫画でもよくあることですよね。

シャーマンキングとか遊戯王とか(古い?)、初期のタッチと後期のタッチで絵柄が全然違うということもあります。

これも、たくさん描いていく中で、絵のタッチが変わっていく例です、そんな中で昔の絵柄の方が良かったとか言われ漫画家さんもしばしば見かけます。

また、過去の自分は技術や知識不足で「描けていた」という側面もあるんです。

昨日のnoteで書いたラッキーアクシデントで描いていたということですね。

そのようになんとなくで描けてしまってた昔の自分の絵のタッチを再現することは、思った以上に骨が折れます。

クライアントさんも「いつもの感じで」と言ってくれるのは本当にありがたいことなんですが、同時に絵描きとして成長したい気持ちもあり、この兼ね合いは、なかなか難しいと感じてしまいます。

とはいえ、もっと絵が上手くなっていきたいと思うのは、絵描きであれば当然のように考えることではないでしょうか。

私自身、もっと絵が上手くなりたい、もっと自分自身の表現の幅を広げたい!と思って色々練習してきました。

特にジェスチャードローイングとか、ライティングなどに関しては多くのセミナーを受講したり練習を重ねたりと、絵のスキルは進化してきたつもりです。

ではそのスキルを活かしていくにはどうすればいいのか?

私なりの答えは、

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