知らないことが力になる

あえて情報を集めない、と言う選択肢、意外と大事だなと思います。

特にクリエイティブの世界では、既存の枠組みや手法を知りすぎることで、かえって自由な発想が阻まれてしまうことはよくある話です。

これは技術に関してもそうだし、働き方という視点でも言えることではないでしょうか。

「１枚の絵を描くのに長時間かけるべき」とか「仕事が欲しかったらぽtーフォリを作るべき」といった言葉は、経験者の優しさや経験則から発せられることも多いですが、それを鵜呑みにすることは危険かもしれません。

なぜならそれはあくまでその人の事情にすぎないからです。

人にはそれぞれ事情があり、その人の事情がそのまま自分自身に当てはまるとは限りません。

むしろ、そういった「常識」を知らないからこそ、従来の枠を超えた表現や仕事の仕方を確立でき、新しい道を切り開けるのではないでしょうか。

「君の名は」や「すずめの戸締り」で有名な新海誠監督も、当時の常識では考えられない一人での高いクオリティの自主制作作品を制作したことで、キャリアをスタートさせたし、メジャーリーガーの大谷翔平も二刀流に挑戦し始めた当時は批判も少なくなかったものの今では。常に常識を覆し続けています

私自身も、イラストレーターを志して、比較的早い段階で生計を立てることができたのも、多分これで、あまり他のイラストレーターや業界の常識についての知識がなかったからだと思っています。

恥ずかしながらサタケシュンスケさんのようなイラスト業界のトップランナーのことも当時は存じ上げてなかったり、レイヤーの機能ってなに？ってくらいイラスト業界の常識というものを知らなかったからこそ、「絵で収入を得ることは難しい」という思い込みや「こうあるべき」という固定観念に縛られることなく、自分なりの道を見つけることができたのだと思っています。

もし、あなたが他のイラストレーターや、イラストレーターの働き方について「知らない」という状態であれば、チャンスです。
自分の直感を信じて、それに向かってひたすら突き進み続けることで間違いなく大きなことを成し遂げることができるはずです。

でも、多分、この記事を読んでくれている方は、いろんな情報や知識を吸収していく人に違いないはずです。
おそらくイラストの知識や業界の常識についても造詣が深い人が多いのではないでしょうか。

そんな人でも常識に囚われない行動力を発揮するための方法があります。

それは、