京都ライター塾(第4回)
今回のテーマは、インタビュー原稿の書き方(2)
(第3回は、某感染症のため、欠席しました。。。)
商業ライターの原稿は、読み手に推測させない文章であること。わかりにくい部分は、ライターが補う必要があり、あくまでも自己表現のためのものではなく、読者に伝わることが肝心。
客観的に、第三者の視点で文章を読み、良い点や提案したい点を交えて書く、文章添削の練習をしました。
文章添削について
文章添削は、始めてだったので、最初は、どのように添削したらいいかわからなかったのですが、初めてその記事を読んだ人に伝わるかどうか、が大事なポイントです。
書き手からみれば、あたりまえとして省略していることも、読んだ人にはわからないこともあり、補足が必要だったり、読み手が知りたい内容かどうか、も勘案し、そこを中心に文章を組み立てる必要があるようです。
いくつか記事を読んでみて、書き手の視点や注目ポイントが文章に出ること、よりよい文章にすることは、訓練でできること、を教えていただきました。
添削の朱入れは、否定ではなく、提案である。
添削で朱入れが多くても、落ち込むことはないのだ、と思えたこともよかったです。
それぞれ、受講生がテーマを決め、事前に江角さんにインタビューし、記事にしていたのですが、三者三様で、書き手の個性が出ていたのが新鮮でした。
雑誌「天然生活」を参考に書かれた方は、よく分析されていて、細かく小見出しを立てたり、写真やキャプションも工夫して追加されていて、本当にその雑誌に掲載されているような記事でした。
また、タイトルと、最終的な締めの一文をリンクさせたり、先に写真を出してから説明文を書く、ゲストのプロフィールは、テーマに沿ったものに書き換えたり、追加する、などの工夫が必要なことも学びました。
原稿を書いた後には
①推敲する
誤字脱字はないか
わかりにくい表現はないか
同じ表現を繰り返していないか
表記統一はできているか
不要な部分は思い切って削る
②声に出して読む(リズムを整える)
その他、添削のポイント
お店の紹介記事やインタビュー記事は、ブログとは違うので、口語でなく、文語で書く。
取材対象者にとって、悪い印象にならないよう、優しく表現を書き換える。
読み手にとって、メリットとなる部分を書く。
書き手は、どう感じたのか、具体的に。最後は結論まで書く。
web媒体の記事の場合、文字数は増えても大丈夫なことが多い。(紙媒体は厳密)
欲しい画像は、取材対象者に提供してもらうか、その場で撮る。(写真が入ると記事の印象が変わる)
書き手の意見か、取材対象者の意見か、明確にわかるようにする。
書いた記事は実績になるため、ブログなどで、日頃から発信しておくとよいようです。
そのブログを読んだ人から、次の仕事の依頼が来ることもあるそう。
ネタを思いついたらメモしておくなど、常にネタをストックしておくこと。
フリーライターは待っていても仕事は来ない、こんな仕事がしたい、こんな記事が書ける、など、自分から積極的にアピールしていくことが必要なんだな、と思いました。