見出し画像

映画「リアル・ペイン~心の旅」

今年に入り、放置していたnote、よし!毎日投稿するぞ!と決意したものの、なかなか始められず、、昨日は書けなかったという、、、(汗)

しかし!、今までの私とは違う。完璧を求めない。
何度でもやり直せばいいのだ。

先日見た映画。
少し気にはなっていたものの、ユダヤ人、ポーランドツアー、ということで、重い映画かな~、と思って、スルーしていたが、そうでもないかな?と行ってみた。

NYに住む、ユダヤ人のデヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)とベンジー(キーラン・カルキン)の若者2人が、かつて祖母の暮らしたポーランドを訪ねる。
2人は従兄弟だが、性格は正反対。
生真面目なデヴィッドに対し、ベンジーは自由奔放で、時には輪を乱す。
繊細すぎて自分の感情を押し殺せない、表現を抑えられない故の行動だが、その強烈な個性は、一緒に行動するツアー客の心を刺激し、魅了する。

デヴィッドは、自分とは違う、彼を大好きだが、同時に大嫌いになる時もある。
このデヴィッドの気持ち、すごくわかる!私もツアーに参加したら、時間やルールから外れることが気になり、感情を抑えがち。
ベンジーのように、自由すぎる人に憧れながらも、なんだかな~、と思っていた。
自分の中にも、ベンジーらしさがあり、それを「よくないこと」、と蓋していたってことに、今は気づいているけど。

デヴィッド、ベンジーともに、自分らしさの中に、それぞれの「痛み」を抱え、それらとつき合っている。
渦中は、誰にも理解されないもの、として孤立しがちだけれど、こういう「痛み」は、誰もが持っていて、それらについて語らずとも、ただ寄り添うことはできる。

ポーランドの街並みは美しく、自分もツアー参加者の気分を味わえる。
凄惨な歴史と向き合うことは、勇気がいるし、ハードルが高いが、実際に現地に行かないとわからない、匂いや空気感、肌感があり、旅を通じて気づくことも多い。

全く年代は違うし、主題も異なるが、『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる、爽やかに、さらりと軽やかな映画だった。


https://www.searchlightpictures.jp/movies/realpain



いいなと思ったら応援しよう!