脳梗塞16 リストラ
平成21年の春、復職後1年半ぐらいでしょうか。突然呼び出され、事業縮小の為のリストラを通告されます。会社の状況も苦しくなっていっていた頃で、段々とこういう状況が進んでいた時期でした。社員が減っても残ってきた部類でしたが、このときは他の数名とともに通告を受けてしまいました。
元気なときは、会社に対しても結構強気な意見を言ったりしました。
それでも仕事で成果を残してきたのです。
病後すぐには、たいした成果も残せず・・・
「今の会社の状況を、今の社員の状況で」判断した、と言われれば仕方ありませんでした。
平成21年4月、43歳でリストラ。大病後の私は候補に入っていて、タイミングが待たれていたのかも知れません。
「会社都合」ではありますが、求職活動に入ります。
技術職でしたので、その職種のまま探しましたが、なかなか次がありませんし、病後の体調面も加味すると、強いアピールも出来ていなかったように思います。応募20連敗の末に、人のご紹介もあって一社決まりました。
この会社に入社させていただきました。
人間関係も悪くなく、いい方が多かったのですが、仕事は、やはり土木技術設計の会社ですから、残業が多く、夜遅くなったりとか、体力面でもたず、一年ももたず退社しました。
誰も教えてきれる方など居ませんでしたので、ここで自分はやはり脳梗塞による何らかの障害になっていると、考えました。
明らかに、以前からふらつきや眼振があり、元気には動けない。
ここで初めて、身障者手帳の診断を受けました。平成22年のことです。
それから、次は身障者枠としての求人を探します。
最初は、正直自分が「身障者」というのも抵抗はありましたし、収入面の心配もありましたが、やはりもうそういうことは言っていられない身体であることを自分の中に受け入れないといけないと思いました。
技術職にはもう拘らず、業界は同じような事務職を視野に求職しました。
また何社か受けましたが、運よく一社内定をいただきました。
次回です。