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硬券0015 両島運輸

創立のいきさつなど、あまり詳しくないのですが・・・

昭和10年に、苫前両島定期航路株式会社が創立し、苫前-羽幌-手売-焼尻航路が就航します。
昭和17年に、両島運輸に社名変更されます。
昭和44年に苫前航路がなくなり、羽幌港基地となり天羽丸が就航します。
平成元年に、 フェリー「おろろん」が就航。
平成3年に、高速船「さんらいなぁ」就航。

平成4年に、羽幌沿海フェリー㈱に社名変更します。
便は減っていますが、定期船は運航されています。

硬券では、両島運輸の時代の券で終了したのか、羽幌沿海フェリーになってからの名義の硬券は見かけていません。
当方が見ていないだけかも知れませんが・・・。

213両島1
昭和60年 B型硬券 灰(青みあり)色HPRしてつ地紋 一般式 2等

もちろん両島運輸時代のもので、西の果ての天売(てうり)島への切符です。まあ普通のものです。

213両島2
平成2年 B型硬券 灰(青)HPRしてつ地紋 一般式 2等 焼尻駅(島側)発行

これは社名が変わる硬券末期頃になるのでしょうか。焼尻(やぎしり)島へのもの。
焼尻は天売よりも北海道本土側の島になります。

こういうものも

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平成3年 B型硬券 無地紋 団体整理券
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平成3年 B型硬券 薄黄HPRしてつ地紋 団体整理券

これら団体券は、発行港違いか何だったか?で3色あったと思います(あと淡赤か?)。

国鉄連絡運輸も羽幌駅を接続駅として行われていました。

213両島5
昭和 D型硬券 青JNRこくてつ地紋 補充片道券国鉄連絡用 2等 小児

しかし、この券は結構廃札多くて、よく見るので珍しくはありませんね。
焼尻港のものも見ますが、小児用ばかり見かけるような気がします。
いつ頃まで使っていたものなのか、焼けているものばかり見ます。

あまり出ないものとしては

213両島6
昭和50年 A型硬券 灰色HPRしてつ地紋 一般式 国鉄連絡運輸

希少価値としては、やはりこういった常備券ですね。

あとは、気になるのは苫前航路時代の券です。

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昭和39年 B型硬券 青JNRこくてつ地紋 2等 苫前航路  焼尻港駅発行

なぜか国鉄地紋、苫前での国鉄への接続というのはあったのでしょうか?

213両島9
昭和39年 B型硬券 緑JNRこくてつ地紋 1等 苫前航路  天売港駅発行

1等のこくてつ地紋、綺麗な状態で残ってくれていました。

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昭和43年 B型硬券 灰色HPRしてつ地紋 一般式 2等 苫前航路 苫前港駅発行

羽幌発着に切り換わったのが昭和44年で、切り換えの一時期、苫前~羽幌寄港で両島へ向かう便があったようですが・・・
元々苫前郡という地域になるのですが、町制では昭和34年に両島(村)が羽幌町に編入され、段々そういう雰囲気・流れに動いていったのでしょう。
昭和43年ではまだ羽幌寄港もなく両島に向かっていましたが、S45年の時刻表では、もう切り換って苫前からの就航はなくなっています。
苫前の時代の券には発着地の表記に「港」が付けられましたが、いつしか羽幌時代の券から消えています。

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バス船舶硬券切符研究会
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