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硬券0068 下電渡船

下津井電鉄の渡船(渡し舟)

下津井電鉄直営の定期航路があったのか?と思っていましたが、どうもこの直営の表記の船は夏の海水浴シーズンの渡し舟ではなかったのか?と考えるようになってしまいました。
定期航路の生活路線の資料・記事は上手く見つからず、一時的なもののような感じだったのでしょうか。

もっとも、櫃石島は瀬戸大橋が出来る前は、香川県側の航路しかなかったと思われますが、戦前の頃は、下津井も廻船問屋が多かったので、定期の渡しも存在したでしょうが、昭和40年代頃にこれが定期航路であった自信も裏付けもありません。
昭和41年に下津井電鉄の手で櫃石島海水浴場が開設しているようです。

ということで、切符も何故か日付のないものばかり・・・

昭和 B型硬券 青(灰)RTC地紋 相互(矢印)式 片道

シンプルな様式でありました。

昭和 B型硬券 青(灰)RTC地紋 相互(矢印)式 片道 小児

小児用もしっかりあったのであります。

さらには

昭和 B型硬券 赤RTC地紋 往復券(往復割引)

綺麗に残っている券ですが、これも日付はなく・・・
割引で120円時代の券も見た記憶があります。

昭和 B型硬券 赤RTC地紋 往復券(往復割引) 小児

これにも小児用がありました。

櫃石島(香川県)は有人島で、瀬戸大橋が開通してからは、バスで行けますし、島民の方は車でも専用カードを分岐ゲートにカードをさして島に下りられるとのことです。

さて、もう一枚、変な切符がありました。

昭和 B型硬券 無地紋 釜島港ゆき 往復乗船券

これは、東側の釜島(岡山県)へのもので、半島の先の側の大浜港からも乗れる設定の券でした。

ここは、昭和49年に無人島になったらしく、この券があった頃は辛うじて有人だったのでしょう。
しかし、これも定期船というよりは、海水浴レジャー用なのでしょうね。
この島は今は小さな桟橋が残るだけとか。

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