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硬券0048 浜名湖観光汽船

浜名湖観光汽船

さて、前回の浜名湖巡航船(株)が昭和21年に浜名湖観光汽船(株)に商号変更されてからは、
航路も増え、国鉄との連絡運輸など、鉄道も通じて生活の道として発展を遂げていきました。

昭和33年? A型硬券 赤社線地紋 一般式  国鉄連絡運輸

観光汽船になってからの切符で硬券になりますと、こういう連絡運輸のものが硬券で、社航路内のものは半硬券が多く使われます。

昭和39年 A型硬券 青社線地紋 2等時代 一般式  国鉄連絡運輸

入出港も国鉄連絡駅として設定されており、やはり鷲津で国鉄へ連絡もしていました。

社航路内のものは、普通は半硬券ですが、こういったものが。

昭和30年代? B型硬券 青社線地紋 社航路内往復券 海水浴特殊乗船券

企画っぽいもので、鷲津、そして弁天島にも寄れる切符で、しっかりとした硬券です。

しかし、他社の航路(遠鉄観光ほか)との競合の時代も迎え、段々と航路が淘汰されていきまして、
昭和52年には、当時は伊豆箱根鉄道グループの浜名湖遊覧船株式会社に統合されました。

その後、平成21年になり、浜松の商業施設(ビジネスを含む宿泊・飲食・観光)を担うサゴーエンタープライズ(株)の
100%子会社になっており、定期の航路は舘山寺~瀬戸間のみを主として、企画コースがいくつかある程度に整理されました。
これは、もちろん道路の整備の影響により、あまり沢山の寄港地が必要なくなってしまったことにもよります。

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