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硬券0045 信南交通

信南交通

昭和20年の戦時統合により南信自動車、大平自動車、御嶽自動車、伊那自動車を統合して信南交通成立に至っています。

昭和24年には、改組して御嶽自動車商会、伊那自動車を再び北西部木曽地方を主としたの部分を再分離させます。

昭和25年に、「松本電鉄バス」で記述しました「みすず急行バス」の4社共同運行に参加します(~一旦S53まで)。
昭和27年には、名鉄バスと「名飯急行バス」を根羽経由で運行を始めますが、これは戦前に名鉄・尾三・南信自動車が運行させていたものを戦後に復活させたものらしいです。昭和50年には高速道路の開通により、中央高速経由の高速バスに変えています(昭和51年に伊那バスも参入)。
昭和59年に飯田~伊那~新宿までの中央高速バスを走らせたことにより、川中島自動車などの周囲の競争を制して一転し、昭和60年には黒字を計上しています。昭和53年に休止していた「みすず急行バス」が「みすずハイウェイバス」として復活します。
その後は高速バス事業の規制緩和により、厳しい競合の時代となっていきました。
平成22年4月には一般路線バスの自主運行から撤退し、全路線が自治体からの委託運行に移行しています。

ここの硬券は、いずれも昭和40~50年代半ばらしきものが見られます。

昭和 B型硬券 青RTC地紋 金額式  和田

金額式以外に、飯田から名鉄バスセンターゆきなど一般式のものも拝見したことがあり、短距離、長距離用とも
硬券が存在していました。

昭和 B型硬券 青RTC地紋 一般式

温田駅前からの路線の西側の奥地です。

昭和 B型硬券 青RTC地紋 一般式 赤線 急行影文字

これが、おそらく「みすず急行バス」用で、各社でそれそれの急行券があったようです。
松本電鉄バスのもの、伊那自動車のものは確認してます。川中島バスのものは、ちょっと未確認です。

資料としては、これだけでは不十分なので、また補充整理したいと思います。

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