硬券0033 石崎汽船
石崎汽船
文久2年という1862年に愛媛の新浜村の庄兵衛氏が廻船業を起こすことに端を発します。
明治6年に、県内で外輪船を使った旅客船業でありましたが、明治23年11月から三津浜~広島間の定期航路を開始させます。
明治36年8月には三津浜~尾道航路も開始します。大正7年になり、石崎汽船㈱の設立に至ります。
昭和40~44年のかけて、フェリーを導入していきました。
また昭和50年には三原航路ができますが、これは瀬戸大橋開通時の再編でなくなっています。
平成11年に、しまなみ海道開通による再編で、松山・尾道航路も廃止されました。
平成16年に、中島町営汽船(高浜港から出ていた)の経営を引き継ぎ、傘下に中島汽船㈱を設立し、新たな営業を開始させます。
さて、硬券として昔よく見かけたのは、廃札で
昭和時期不詳 A型硬券 青JNRこくてつ地紋 補充片道券
国鉄連絡用
昭和時期不詳 A型硬券 青JNRこくてつ地紋 補充片道券 小児
国鉄連絡用
ともに高浜港を駅として戦前から連絡運輸しており、連絡が無くなって不要になったのでしょうか。
こういうのは実券で見ないのが残念です。
社航路内のものは実券でのものを少し所持しています。
これは、硬券が無くなる確か平成12年の実券で、広島~呉~松山観光港を、瀬戸内海汽船との共同運航しており、裏に二社並記になっていますが、石崎汽船の様式を組む流れの硬券です。広島~呉間を船に乗ることは実際は少ないでしょうね。
同航路で裏が石崎汽船のみのかなり古い券があります。
昭和42年 A型硬券 緑TTD地紋 補充式 上陸券付き 1等
流石は1等で、この時期でも1080円しています。
インク汚れはあるものの、色合いが程よく残っていてました。
広島港は宇品港、高浜は旧港から出ていた時代ですね。
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