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硬券0036 各務原運動場

各務原運動場

昭和8年に各務原鉄道の時代に直営の運動場が建設され、それまであった球場を閉鎖し、新たな総合運動場として開設されました。
昭和10年3月に各務原鉄道が名岐鉄道に合併されたため、運動場は名岐鉄道の所有となりました。
同年8月には、名古屋鉄道に今の各務原線として合併されたため、名鉄の所有と変わっていきました。
昭和13年内に、鉄道駅の方は一聯隊前駅を各務原運動場前駅と改称していますが、昭和21~23年の間に各務原飛行場駐屯の進駐軍が実質的に施設を接収しています。
そんな中でもプロ野球の公式戦も開催された鉄道会社直営の運動場でしたが、昭和31年1月31年に閉鎖し、稲葉郡那加町へ施設とともに返還されました。
鉄道駅は、各務原飛行場と改称の後、平成17年に各務原市役所前と施設に合わせた駅名改称が繰り返されたのでありました。

513名岐運動場S10

昭和10年 A型硬券 淡緑めいぎてつどう地紋 御招待券 各務原運動場


パッと見で気づかなかったのですが、拡大すると地紋が「めいぎてつどう」であり、この沿線で約半年の在籍期間しかなかった名妓鉄道直営の昭和10年の硬券とみることができます。この切符は「招待」とあるので優待者に配られたもののような感じもしますが、通常、観戦に訪れるお客さんには普通の観覧券も硬券であったりしたのでしょうか。

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バス船舶硬券切符研究会
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