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硬券0101 別府遊園鋼索鉄道

別府遊園鋼索鉄道

木村久太郎氏の経営で別府遊園地索道が雲泉寺~乙原間を開業されたものを
昭和5年に会社として設立して別府遊園鋼索鉄道に商号を変更。
昭和19年に戦時不要不急線にて休止され、一度は施設を失いましがが
昭和25年6月 別府鋼索鉄道により運行再開をしました。
昭和29年12月には 別府国際観光に譲渡されました。
その後も、
平成15年、岡本製作所。平成30年には株式会社ラクテンチが会社分割され、西石油グループに事業譲渡されるなど遊園地を含む事業母体は変わっていきました。

戦前の硬券が時折出てきます。

昭和7年頃? A型硬券 青てつだう地紋 一般式

廃札で、片道券となります。

この券だけ、裏面に別府鋼索鉄道とあります。「遊園」が抜けたのか?
戦後復帰時の会社名に同一になりますが、運賃が合わないと思いますし・・・

昭和10年 A型硬券 青てつだう地紋 往復券

廃札で、半券を上手く重ねあわせてあるものです。
同時代同士で違和感はありませんが。
「ゆき」は「行」表示に。この違いは何か意味が?

昭和10年 A型硬券 青てつだう地紋 赤線2条 往復券

これも廃札重ね合わせの類で、「園内共通」という表記があり、「行」が「ゆき」。
値段が1.5倍高いです。遊園地の入園券代も入っている?とか??でしょうか・・・???
 

昭和10年 A型硬券 青てつだう地紋 赤線1条 往復券

これも廃札重ね合わせの類で、「園内共通」で、「ゆき」が「行」。
ひとつ上の券の半額なのは、どういうことでしょう。
小児でもなさそうですし・・・
赤線の条数、「行」の表現に謎の鍵があるのでしょうか?

 

昭和一桁開業時頃 A型硬券 青てつだう地紋 往復券 小児

これは切り離されていないものです。
開業時のケーブル運賃、小児往復13銭だったようで、それに合致しています。


昭和10年 A型硬券 茶?てつだう地紋 団体員ノ章

表面社名入りが好ましいです。
パンチが2つなのは、往復もしくは共通で使われたのでしょう。

 

資料を追加して以前公開分をさらに少し補充しています。

 

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