
南海フェリーに関連する硬券図録 2 友ヶ島航路他編 南汽観光等
前回の前身会社の南海観光汽船では、友ヶ島に関しては、良い資料も乏しく、今回は主要航路の四国航路は後に回して、主として友ヶ島航路の、
ちゃんとした硬券を考察してみます。
時代は、南海汽船時代及び南汽観光移管時代です。
友ヶ島航路
南海汽船時代
南海観光汽船は昭和31年11月26日に、南海汽船へ商号変更されました。
和歌山付近の観光のイメージから、今後の南海四国ラインとなっていく動脈としての将来を見据えた変更だったのでしょうね。
友ヶ島航路も、淡路航路(由良・洲本)も同じくして、南海汽船名義で運航が行われました。
友ヶ島は海水浴シーズンには盛況で出店もありましたが、あくまで無人島で、昭和46年には南海の関連会社の南汽観光が設立されて、恐らく昭和50年頃から南汽観光による運航となったのだと推察します。
手持ちの全国時刻表で昭和47年や49年が、まだ南海汽船と記して載っていたからです。昭和46年にすぐに移管された訳ではないかと。

昭和39年は片道が70円でした。立派な往復券(140円)でした。
今や片道1100円、往復2200円。
平成14年以降は南海グループが撤退しましたが、やはり無人島では娯楽が
多様化した昨今、安く運航するのは厳しいのでしょうね。
友ヶ島は、基本は往復で売るケースが多いようで、片道のものも見たことはあるのですが、この記事では往復タイプばかりです。
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