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硬券0004 叡山電車八瀬遊園地


叡山電鉄が営んでいた八瀬遊園は、多くの方が知る施設は二代目だったようで、戦前に近くに初代八瀬遊園地がありました。
最初は京都電燈が叡山電車を経営していた時代です。

大正14年12月に、旧・八瀬遊園地が開設されます。昭和10年には洪水被害を受けまして、初代遊園地は使えなくなっていたようです。
昭和17年になって、叡山電車自体は京都電燈から京福電鉄へ譲渡され、昭和39年になってようやく向かい側に新・八瀬遊園を開設します。
その後は、電鉄事業者がまた叡山電鉄に変わったりしましたが、平成11年に遊園地も名を変えるも平成13年に閉園されました。

508八瀬1
昭和戦前 A’型硬券 青ベタ 八瀬遊園地 子供切符

入手当初は(今も確信ではないですが)子供用の遊戯施設で古めかしく作っただけか?などとも思いましたが、初代遊園地の戦前それも開業間もない右書きなら、番外編の硬券ながら、これも立派な資料です。「叡山電車」と記入されているのも嬉しいですね。

この券の類で発行時期が違うのか、ピンク色の硬券も拝見したことがあります。

本家の鉄道線でも遊園地がなくなり駅名を変えざるを得なくなったのですね。

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